ポンコツ夫婦の旅日記vol 1鳥羽編Day1.at the Hotel

大江戸温泉朝景色5

さて、前回まではコロナ禍を経過した後の「GO OUT」という世間の時勢にまつわるカテゴリーを採用していました。しかし、コロナが5類に変更になったことや、外国人観光客受け入れの規制がほぼコロナ禍以前の水準に戻ったことを踏まえると、いつまでもコロナ禍のイメージが残る表現は考え物だと意識するようになりました。


そこで、今回は「ポンコツ夫婦の旅日記」というカテゴリーを新設することにしました。以前のタグ「GO OUT」と内容はさほど変わりません。むしろ、メッセージ性よりも、参照として活用していただけるような情報性を重視していきます。


もっとも、一貫したメッセージは残し続けたいと考えています。それは、「死が二人を分かつまで」というものです。そして、その後の誓いの「健やかなるときも病むときも順境にも逆境にも、常に真実で愛情に満ち、お互いを支えあう夫婦」を目指していきたいというメッセージです。ただ、目指していきたいというオチではありますが。

筆者の周りでは、子育ての最中に夫婦が会話をしなくなったという声をよく聞きます。対照的に、我が家は子宝に恵まれなかったせいもあるのか、自称ではありますが「仲のいい夫婦」と思っています。

したがって、今回または今後のテーマとして、夫婦仲が以前の恋人同士のような関係を取り戻すきっかけになるようなイベント事を提案していきたいと考えています。R60世代の良い夫婦コーディネーターになれればと思っています。

筆者のコーディネートの基本は1泊ですが、中抜きすれば日帰りが可能となります(愛知県は尾張地区や名古屋、岐阜県は西濃地区)。加えて、地元の食べ物をいただくことを重視した内容となっています。読者の皆さんが感じるであろう、面倒くさい調べ事も、お得情報などを加味して発信していきます。まずは、日帰りデートから始めてみてはいかがでしょうか。

前回の旅も実は三重県なのですが、結構近場だったということもあり、今回は同じ三重でも少し遠方の旅となります。前回の内容はR60に相応しい距離感ではないとの反省を踏まえ(主観が主な反省点となりますのでご容赦ください)、前々回と同等の距離で計画を立てております。

R60のアクティブ感が一般的にどの程度かは、客観的な指標が存在していません。筆者の実年齢も、所謂「アクティブシニア」というカテゴリーには未だ数年あります。それゆえ、筆者の願望を踏まえ、「セルフアクティブシニア」の予行練習を皆さんと共に作り上げたいという内容になっています。

先ずは「とばさいちょうらく」と読みます。今回宿泊した大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんを選んだ過程を少しお話します。過去2回の鳥羽編のブログの中でも記載しておりますが、今回の旅は宿泊先自体を重要視した計画ではありませんでした。言ってみれば、節約要素の一つです。我が家の計画は、殆どの場合食事がメインであり、観光が次いで、最後が宿泊となっています。

昨年「GO OUT」でご紹介した、福井県の旅も同じ傾向で計画しています。今年の5月にご紹介した、長島リゾートさんのみが特殊で、イベントを重視した旅行となっています。しかしながら、やはり食事メインの旅がしたいというのが夫婦の本音として出てきました。
我が家は幸いにして、好む傾向が近いので揉め事にならずに済んでいます。鳥羽編の冒頭でも記載していますが、嫁さん孝行を全体の7割ぐらいに設定すると、残りの3割で夫側にとっていいことがあったりなかったりもします。世の中の旦那さんは残りの3割に賭けて、是非チャレンジしてみてください。

そんなこんなな理由で計画段階では、「食事5割」「観光2割」「宿泊ついで食事3割」となっていました。宿泊ついでの食事とは、ホテル到着後の夜食という意味です。つまり宿泊場所そのものは3割以下、良くても1割といったところでしょうか。実際の選び方といえば、Googleマップで二見浦の夫婦岩から近く、海沿いの場所をランダムに調べた程度です。

最大の理由としては、我が家の在住の地岐阜県に大江戸温泉物語さんが4店舗あり、その中でも温泉地の下呂に3店舗ホテルが存在しているからです。私たち自身は、未だ大江戸温泉物語さんを利用した事がありませんでした。しかしながら、下呂に泊まった宿泊客の口コミを良く聞くことが出来る環境にあります。大概の方々は、内容を褒めています。この内容がミソで食事は勿論のこと、ホテルでのサービス度合いやスタッフの雰囲気など多岐にわたって、良いという内容をよく聞きます。

最終候補は大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんの近辺で3つに絞り込んだのですが、決定要因は、やはり皆さんが良いという評判の大江戸温泉物語に辿りついたのです。但しという言葉が妥当かは分かりませんが、素泊まり+温泉というライトな決定ではあるのですが。なぜならば温泉に浸かった後に、夜食を外に食べに行くという計画だったからです。

ところがいざホテルに到着すると、計画が変更になってしまいます。それは、大江戸温泉物語さんの雰囲気にやられてしまったからです。周りの宿泊経験がある方々が言っていたことが、なんとなくではありますが分かる気がします。次項以降に筆者の主観による、大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんの魅力を、微力ながら伝えていきます。

前もってご説明すると、現在の大江戸温泉物語さんは、湯快リゾートさんと併合して名前が統一化されています。今後に関してのインフォメーションには、施設や地域に合わせた多様化サービスを行っていくと示されています。現状は大江戸温泉物語さんの方式に合わせた提供を行っており、提供の度合いによって『Premium』『スタンダード』『わんわんリゾート』に分かれています。

今回泊まった大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんは、かつての湯快リゾートさんにあたります。Googleマップで検索すると、過去の投稿に湯快リゾートさんの名前が出てきます。敢えて内容までは記載いたしませんが、投稿内容にはネガティブな表現も見受けられました。そんな内容を踏まえてもなお、温泉に浸かった後夜食を食べに行くという計画にとっては、コストパフォーマンスに優れていると判断したのです。

到着して感じるのは、改装であろう変更事が結構なDIYで行われていることです。勿論室内の水場や、トイレ、電気系統などは業者に依頼したに違いありません。(電気施工などは特に免許が必要であるため)我が家が泊まった部屋に関していえば、和室であった部屋を改装したのだろうと思います。

筆者が気づいたDIYの場所は喫煙所のペンキ塗装と、階を間違えて入ってしまったグランピング仕様の部屋の入口です。他にも温泉の飾りつけなどが見受けられます。これらに関しては、サービス提供の良し悪しの判断として、意見は割れると思われます。筆者の主観では、この手作り感は何故か居心地の良さを感じます。

更に見落とせないのは、スタッフが適度な距離感を保ってくれているところです。筆者には、具体的な内容を細かく説明する術が乏しいのですが、付かず離れず感が居心地の良さに繋がっているように思います。この点も主観であるため、サービス提供の良し悪しについての意見が割れることとなりそうです。

大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんの宿泊プランには、眺望の有無が選択できます。我が家が予約を決定しようとした段階では、眺望のある部屋しか残っていなかったので、択一での選択が眺望ありでした。また、室内風呂(展望風呂)もプランの選択にはあるようですが、早期の予約をしなければ取れないほどの人気コースとなっています。

そして、我が家が択一で選択した眺望有りの部屋なのですが、かなりの絶景となっています。先に志摩半島が望めるオーシャンビューは、天候の状況によってはとてつもなく感動します。実際晴れていたので、窓越しの眺めで大分テンションが上がったのです。

大江戸温泉朝景色5
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ホテルの眺望

結構な長い時間を、眺望と波の音とコーヒーで過ごしていました。言ってみれば、至極な贅沢を味わった気分です。夜食をとる時間には相当早かったので、スタッフから勧められた足湯に浸かることにしました。勧められただけあって、結構な映え状況です。更に、無料のウェルカムドリンクがあるではないですか。しかも、ビールまでもが飲めます。

redkabagonさんが見逃すはずがありません。足湯とビールと眺望の合計で2時間ぐらいは過ごせたのではないでしょうか。それでも、まだまだ夜食には早い時間帯です。多分日が沈む頃なので、16:30~17:00の間ぐらいでしょうか。

  • 大江戸温泉景色4
    大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんの足湯
  • 大江戸温泉朝景色1
    大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんの眺望

旅行プランナーを目指してカテゴリーを変更したにもかかわらず、食堂をご紹介しない訳にはいかないだろうとは考えていました。朝の食堂をご紹介する予定にはしていたのですが、夜食を取る予定の時間よりも早いし、とりあえずな感覚で食堂へと向かうことにしました。

大江戸温泉バイキング3
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食堂入口

一般のプランでは、予約時に夕食の時間を選択することになります。17:00または19:00の選択となります。この件に関しては現状のプランのため、リリースを見る限り変更になると推測します。従いまして筆者のプランを参考にした場合は、再度仕組みを見直す必要がありそうです。

とりあえず的な試みが、本筋に変わることは良くあるものです。筆者は普通の夫婦とは違い、結構な度合いでスイーツが好きです。redkabagonはどちらかといえば男前な気質で、お酒とつまみがあれば問題なし派です。一般がどの程度かは測りかねますが、一般像とは逆転しているのではないかと思います。

そして大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんの食堂は、我が家の夫婦の両方の欲望を満たす条件を兼ね備えていました。全体の説明としては、和洋中のバイキングと別料金のコース(今回は蟹が時間付きの食べ放題でした)、勿論デザートとスイーツもバイキングです。プラス別料金での時間付きアルコール飲み放題とソフトドリンクは飲み放題での提供でした。

宴が始まるのには十分な環境が揃っています。偶然空いていた、海が眺望できるカウンターがあればなお更です。やっぱり始まってしまいました。とりあず17:00に夕食を予約し、しょうがないから行ってみた食堂も、我が家にとっては心地よく和み、果ては飲み放題の時間を使い切ることになったのです。

  • 大江戸温泉バイキング1
    大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんのビュッフェ
大江戸温泉バイキング1
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せいろの動画

後悔しない旅行とはというと結論が多岐にわたり、何が一番重要かは時と場合によってかなり左右されます。静寂が必要な場合だったり、人込みで活気に溢れている場面を必要としたり、イベントが優先だったりなどTPOは一定ではありません。今回の旅行記では一貫して優先順位は、食を求める旅でありその他については臨機応変に努める事を推奨しています。

そして付け加えるなら、見た目の豪華さだけに惑わされるのではなく、対象者(この場合は我が家にとって)が自身の居心地の良さを追求している点を挙げます。事前調査も含めて二人で決定していく過程すら居心地が良くなるものです。他人の選択例は、あくまでも参考程度に考え、対象者(カップル、夫婦、家族、親子など)が最大公約数の居心地の良さのアイディアを出し合えば、それが最良な旅と思い出になるのではないでしょうか。

温泉については5月に記載した長島リゾートさんのブログでも触れましたが、個人での撮影は禁止となっており、(当然といえば当然なのだろうが)その良さは文章でしか記載できません。伝わるかどうかは自信がありませんが、海辺の夜景がライトアップされており、筆者の主観ではインフィニティ露天風呂という謳い文句に偽りなしです。

客室の数と比較すると若干小さいのではないかと感じる大きさですが、我が家の最近のスタンダードが長島リゾートさんの湯あみの島であるため、比較される側が少し可哀そうだなとは思います。気になる点があるとすれば、室内側の浴槽が手作り感満載なオブジェで作られている点でしょうか。筆者にとっては、それが居心地の良さを感じることに繋がるのですが。


そのうちにマッサージ機の評論も手掛けたいと密かに考えている筆者ですが、今回も見つけました『あんま王』と『Ease leg』です。約2時間かけた予定外の食事ともなれば、予定であった夜食には既に本日二度目の満腹な状況なのです。しかもお互いです。必然的に夜食キャンセル後温泉となるのは明白であるのですが、redkabaonは数年前からマッサージ機をお風呂の後好んで使用します。ここ最近になって筆者も連れなんとかならぬ、連れマッサージ機を使用しています。

『あんま王』に関しては先の長島リゾートさんの他、我が地元西濃地区の大垣「コロナの湯」さんでも見かけます。実際に使用している方々は、筆者が見ている限りでは女性が多数です。そして注目すべきは、働き世代が多数を占めている点です。イメージとしては、自分の親世代のR80が多数なのかと思われがちなのですが、実は働きそして子育てをするくらいの年齢の方が、メインで使用していると思います。ほぼ確証に至っているので、みなさんも是非そうした目線で一度様子を見て下さい。

あんま王
疲れをほぐすあんま王

『Ease leg』に関してはメディアなどで紹介されている度に、本気で購入を考えているredkabagonなのですが、家電店に展示品がなく使用感が分からずじまいで、検討の段階で止まっていたのです。ついに使用感を試すチャンスがやって来た訳です。両方のマッサージ機を使用した時間は、1時間といったところでしょうか。こうして、至福の時間が過ぎていくのです。

Ease Leg
疲れをほぐすEase Leg

その他に筆者が使用した設備はカラオケBOXです。日頃カラオケを利用しての、音楽を楽しむという行為は殆どしていません。なぜならば筆者は適度な音痴だからです。そのために、record mixのDJを志したといっても過言ではありません。音楽の要素に立ち入るときには、音痴という羞恥心が邪魔をして、声を使用しないplayer側に廻るしか手段がなかったのです。その結果として我が家は、音楽と言えばNightclubやその周辺の関係者の主催するイベントに出入りする事が通常となっていました。

10年程前の旅であればそんな交友関係を辿っての、イベント重視の企画をしていたものです。その方向性が変わるきっかけになったのは、やはりコロナ禍であることは間違いないのですが、加齢と共にもっと夫婦等身大の旅行をしたくなる傾向が加わって今に至ります。
カラオケに関しては騒いでお腹を空かし、夜食を頂くことを諦めない試みで臨んだのです。結果的には、筆者も小学生から高校生のころの懐かしのメロディーをシャウトいたしました。

DAMさんのカラオケの設備が投入されていて、音響も結構いかしています。1時間数百円でレンタルできます。クーポンを頂いたので、400円程度で利用できたと記憶しています。
いつものオチ的には騒いだ後もお腹は減ることがなく、時間もその頃には11:00近くになっていたので、結局二度目の温泉につかり寝てしまうのですが、終始リラックスできたのはいうまでもありません。

我が家は利用いたしませんでしたが、その他の設備のご紹介をいたします。先ずはコミック多めの図書館。ついでは、卓球ルーム。そして、施術式のマッサージ。コミックは無料で貸し出しをしており、他は時間毎の有料サービスとなっています。

筆者は知らなかったのですが、(というよりサービスとして適用されることを前提としていないのですが)コミックはおひとり様の需要に応えたサービスとして提供されています。そのような目線で観察してみると、おひとり様かどうかはさておき、結構な人数の方が読んでいました。

筆者が20代の頃ヨーロッパの文化として、バケーションで絶景の地で何もせずに読書をすることは、究極の贅沢だと聞いたことがあります。日本の文化の中にもそういった、究極の贅沢を堪能する事柄が芽生えてきたのかもしれません。

最後にスカイデッキが登場するのですが、このサービスは帰宅後ブログを記載している最中に、確認作業としてネット検索をしていた時に発見しました。誰がどう使えるかの詳細は発見できませんでした。この点については筆者も使用してみたいと思っていますので、次回の課題としたいと思います。

より細かく情報を発信するために、内容を小分けしていきます。次回は、Day2 road to 志摩までを発信予定としています。

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ポンコツ夫婦の旅日記vol 1鳥羽編Day1.afternoon

さて、前回まではコロナ禍を経過した後の「GO OUT」という世間の時勢にまつわるカテゴリーを採用していました。しかし、コロナが5類に変更になったことや、外国人観光客受け入れの規制がほぼコロナ禍以前の水準に戻ったことを踏まえると、いつまでもコロナ禍のイメージが残る表現は考え物だと意識するようになりました。

そこで、今回は「ポンコツ夫婦の旅日記」というカテゴリーを新設することにしました。以前のタグ「GO OUT」と内容はさほど変わりません。むしろ、メッセージ性よりも、参照として活用していただけるような情報性を重視していきます。

もっとも、一貫したメッセージは残し続けたいと考えています。それは、「死が二人を分かつまで」というものです。そして、その後の誓いの「健やかなるときも病むときも順境にも逆境にも、常に真実で愛情に満ち、お互いを支えあう夫婦」を目指していきたいというメッセージです。ただ、目指していきたいというオチではありますが。

筆者の周りでは、子育ての最中に夫婦が会話をしなくなったという声をよく聞きます。対照的に、我が家は子宝に恵まれなかったせいもあるのか、自称ではありますが「仲のいい夫婦」と思っています。

したがって、今回または今後のテーマとして、夫婦仲が以前の恋人同士のような関係を取り戻すきっかけになるようなイベント事を提案していきたいと考えています。R60世代の良い夫婦コーディネーターになれればと思っています。

筆者のコーディネートの基本は1泊ですが、中抜きすれば日帰りが可能となります(愛知県は尾張地区や名古屋、岐阜県は西濃地区)。加えて、地元の食べ物をいただくことを重視した内容となっています。読者の皆さんが感じるであろう、面倒くさい調べ事も、お得情報などを加味して発信していきます。まずは、日帰りデートから始めてみてはいかがでしょうか。

前回の旅も実は三重県なのですが、結構近場だったということもあり、今回は同じ三重でも少し遠方の旅となります。前回の内容はR60に相応しい距離感ではないとの反省を踏まえ(主観が主な反省点となりますのでご容赦ください)、前々回と同等の距離で計画を立てております。

R60のアクティブ感が一般的にどの程度かは、客観的な指標が存在していません。筆者の実年齢も、所謂「アクティブシニア」というカテゴリーには未だ数年あります。それゆえ、筆者の願望を踏まえ、「セルフアクティブシニア」の予行練習を皆さんと共に作り上げたいという内容になっています。

さて、前回の鈴木水産本店さんにまつわるlunchによって、大幅に計画内容が変更になった状態まではご紹介済みですね。今回は午後(afternoon)のお話となります。我が家の計画の宿泊地は鳥羽市になります。鈴木水産本店さんと、宿泊地である鳥羽市との近郊にある観光スポットといえば、真っ先に「お伊勢さん」で呼ばれる『伊勢神宮』のうち内宮を思い起こすのではないでしょうか。

実は、我が家でも計画は伊勢神宮と夫婦岩の二択、または両選択でした。かつてJEEPを購入した年に、日帰りで伊勢神宮と夫婦岩の両方に夫婦で行ったことがあります。今回、夫婦岩の二見浦を択一で選んだのには、筆者が推した事柄がきっかけとなっています。

それは、筆者が小学生の修学旅行で泊まった二見浦の宿を探し出し、ノスタルジックな雰囲気を味わいたいという願望があったからです。嫁ことredkabagonについては、先の鈴木水産本店さんをメインにして、宿泊先の近場で夜食を楽しむことをサブと捉えているので、提案はすんなりと通っています。

理由は二つほど御座います。一つ目は、(これだけが理由といっても過言ではありませんが)お腹いっぱいな状態であること。二つ目は、次期柄ということになります。二つ目の理由は意外と皆さんにも当てはまる事柄なので、是非共有していただければとおもいます。

計画を立てた段階で、11月初旬の工程は確定要素でした。つまり、行動は日没までを基準としています。道中では、紅葉も楽しめるだろうと考えていたくらいの計画です。前記にありますJEEPの日帰り旅行では、夫婦岩到着時刻は夕方の5時過ぎでした。

そのくらいの時刻になると、ほぼ日没の時間となり照明がないと観ることができません。夫婦岩に関しては、通路に照明はあるものの岩にスポットライトが当たっている状況ではありません。撮影などをする場合は夜景となり、よほど夜景に特化したカメラを使用しなければ、出来上がった画像は真っ黒な状態です。

紅葉の時期にお勧めな旅は、沢山の予定を入れないことだと思います。夫婦の二人旅を満喫するためには、先ずは美味しい食事をメインに考えると良いのではないでしょうか。そして外しの効く、プチ観光を間に入れると揉め事にならずに済みます。

鈴木水産本店さんの出発時刻は、BBQの二時間を普通に使い切り、店内散策を結構な時間費やし、午後の二時(14:00)となっていました。前項の通りお腹いっぱいにプラスして、夕方の時間に差し迫るような到着時刻を予想しなければなりません。

移動状況を考えるとそんな時に役立つのは、きっと音楽になるのではないでしょうか。我が家の移動手段は、JeepWranglerに代わりEVERY WAGONとなります。1世代前の中古車を購入したのですが、PZターボスペシャルという最上位のグレードを格安で譲ってもらいました。その時以来、内装の良さに感心しております。

スマホなどのデバイスにGoogleドライブのアプリをインストールし、MP3の音楽をフォルダに投入し、それらをオフラインで使用出来る設定にします。そして、EVERY WAGON側の機材とデバイスのブルートゥースをペアリングすれば、デバイス側の通信ギガを使用せずに使用が可能となります。

当日は色々仕込んでいましたが、最近のお気に入りは80’S後半のmixのMP3です。筆者はdancehall Reggaeのmixを自ら作成しています。若かりし頃粋がってしまい、何故か尖がったものを求めていました。粋がった事柄が今なお続いているのは、人生の友に昇華した物たちが残っているのかもしれません。

その他には、当時の流行の最先端であったEurobeatなんかもお気に入りの一つです。今回は、redkabagonの食後のリクエストもあり、Eurobeatを聞きながら道中をテンション高めで移動いたしました。僭越ながら筆者のdancehall Reggaeのmixと、最近のお勧め80’SのEurobeatのリンクを貼っておきますので、旅のお供にご活用ください。

計画段階では、鈴木水産本店さんからの移動時間は1時間30分の予定でした。見積に余裕を持ち過ぎたのか、45分程で到着しました。都合がいいのか悪いのかは分かりませんが、ナビの案内を通り過ごした先に、無料の駐車場が現れるという奇跡めいた状況になり、3時ぐらいには行動開始となったのです。

さてノスタルジーについてなのですが、小学生の頃どこの宿に泊まったかなどは全く覚えていませんでした。覚えている事といえば夜のお土産屋散策しかなく、手がかりとしては懐かしの「三角フラッグ」が置いてあるお店という記憶のみです。

計画では、夫婦岩をサクサクっと観たあと、二見浦の駅にそれらしい宿がGoogleマップに載っていたので、探してみるという段取りをしていました。ところが、無料駐車場から夫婦岩に到着するまでの道中に『夫婦岩表参道』なるものがあり、ほぼノスタルジーの風景そのものという景色が登場したのです。お土産屋に、かつての「三角フラッグ」は当然あるはずもなく、ほぼ泊まった宿に確定なのだろうと思うのですが、拍子抜けな気分になりました。

今回は外しの効くプチ観光であったため、次回は少し調査をして新しい二見浦の情報発信をしたいとおもいます。

  • 夫婦岩お土産屋画像
    大洋堂さんに置かれているかわいい小物

夫婦岩といえば、熊野古道に象徴されるような自然信仰と捉えられています。信仰がいつ頃始まったのかは、定かではありません。歌川広重作『富士三十六景 伊勢二見ヶ浦』に夫婦岩が登場するので、少なくとも江戸時代には広がっていたようです。夫婦円満という、所謂肩書が登場したのは明治以降といわれています。筆者の主観としては、名前のや由来の無い自然信仰が先にあり、伊勢神宮はその後に格式をもって(具現化されて)登場した存在であってほしいと思います。以下に『富士三十六景 伊勢二見ヶ浦』をのせておきます。因みに、富士山は目視できませんから。

歌川広重『富士三十六景 伊勢二見ヶ浦』
夫婦岩表参道からの道のりの動画

夫婦岩を観たら、振り返ると二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)があります。やたら蛙の塑像が目立ちます。というのも、この二見興玉神社は神史は蛙となっているからです。そういえば、伊勢神宮の神史は鶏だったりします。(他にありますので神宮に参拝の際は探してみてください)

夫婦岩を観たら、振り返ると二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)があります。やたら蛙の塑像が目立ちます。というのも、この二見興玉神社は神使は蛙となっているからです。そういえば、伊勢神宮の神使は鶏だったりします。(他にありますので神宮に参拝の際は探してみてください)

二見興玉神社の「蛙」は、「カエル」に「無事に帰る」「貸した物が還る」「お金が返る」の「カエル」を掛けた験担ぎといわれています。帰り道で寄った、大洋堂さんのお店の方も力説しておられました。この大洋堂さんは蛙の置物を売っておられ、筆者のノスタルジックなお土産屋さんとは違いますが、現代風のオブジェの置物から、古風な置物まで多数の蛙専門のお土産屋さんといっていいと思います。リンクを貼っておきますので、思い出話と蛙を是非ご一緒に。

締めくくりに、なんと二見興玉神社と夫婦岩は三重県で年間に2番目に参拝客が訪れる神社だそう。1番といえば伊勢神宮なので、結構な参拝客が訪れていることになります。おそらく、伊勢神宮を参拝したあとに、その多数が訪れているのではないかと推測します。伊勢神宮を経由しての夫婦岩と二見興玉神社を参拝するコースならば、伊勢インターから有料道路でほぼ一本道で辿り着きます。我が家が今回選択したコースではありませんが、参照になるコースだと思います。

今回の計画では、当初東側の参拝道を辿るつもりでした。そこには、伊勢シーパラダイスさんがあり、隣接の施設に「伊勢夫婦岩めおと横丁」(平成30年に名称変更)があります。結構な見どころとして、めおとちょうちん参道の約1600個のちょうちんが飾られたプロムナードがSNSで発信されています。館内利用者は駐車場が使用でき、夫婦岩の参拝が可能となっているようです。

更に施設内の飲食店に加えて、伊勢湾かき小屋センターさんが、令和6年11月23日にグランドオープンします。勿論当日は反対側から参拝したので、「伊勢夫婦岩めおと横丁」には出向いていないのですが、旧称「伊勢夫婦岩ショッピングプラザ」であった時代に訪れたことがあります。前記のJeepWranglerで訪れたときは、営業終了時間と同時刻であったため、素通りに近い状態でした。

中を訪れ物色したのは、遡る事25年ほど前になります。筆者が会社勤めをしていた時代で、慰安旅行で訪れたのです。その当時は、物産展のような売り場だった記憶があるようなないようなおぼろげな記憶で、おそらく海産物のお土産を買ったのだと思います。

計画段階の調査ではこのシーパラダイスさんに駐車をして、めおとちょうちん参道で映え写真を撮り、海産物を購入とカフェタイムをするつもりでした。JeepWrangleから換算して、2回立ち寄れない状態が続いているので、次回は少し長めの時間が取れるよう計画を組みたいと思う次第です。

そんなこんなで夫婦岩ノスタルジックツアーが終了し、結構近場の大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんへと向かうことになります。ホテルを決めててからの工程づくりをしましたので、かなり余裕を持った移動となります。「伊勢夫婦岩めおと横丁」さんと、新設伊勢湾かき小屋センターさんについては、皆さんの旅の参考になりますよう、リンクを貼っておきます。良い旅の計画にご活用ください。

より細かく情報を発信するために、内容を小分けしていきます。次回は、大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんのチェックアウトまでを発信予定としています。

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ポンコツ夫婦の旅日記vol 1鳥羽編Day1.lunch

さて、前回まではコロナ禍を経過した後の、”GO OUT”という世間の時勢にまつわるカテゴリーを採用していました。しかし、コロナが5類に変更になったことや、外国人観光客受け入れの規制がほぼコロナ禍以前の水準に戻ったことを踏まえると、いつまでもコロナ禍のイメージが残る表現は考え物だと意識するようになりました。

そこで、今回は、ポンコツ夫婦の旅日記というカテゴリーを新設することにしました。以前のタグ”GO OUT”と内容はさほど変わりません。むしろ、メッセージ性よりも、参照として活用していただけるような情報性を重視していきます。

もっとも、一貫したメッセージは残し続けたいと考えています。それは、「死が二人を分かつまで」というものです。そして、その後の誓いの、”健やかなるときも病むときも順境にも逆境にも、常に真実で愛情に満ち、お互いを支えあう夫婦”を目指していきたいというメッセージです。ただ、目指していきたいというオチではありますが。

筆者の周りでは、子育ての最中に夫婦が会話をしなくなったという声をよく聞きます。対照的に、我が家は子宝に恵まれなかったせいもあるのか、自称ではありますが”仲のいい夫婦”と思っています。

したがって、今回または今後のテーマとして、夫婦仲が以前の恋人同士のような関係を取り戻すきっかけになるような、イベント事を提案していきたいと考えています。R60世代の良い夫婦コーディネーターになれればと思っています。

筆者のコーディネートの基本は1泊ですが、中抜きすれば日帰りが可能となります(愛知県は尾張地区や名古屋、岐阜県は西濃地区)。加えて、地元の食べ物をいただくことを重視した内容となっています。読者の皆さんが感じるであろう、面倒くさい調べ事も、お得情報などを加味して発信していきます。まずは、日帰りデートから始めてみてはいかがでしょうか。

前回の旅も実は三重県なのですが、結構近場だったということもあり、今回は同じ三重でも少し遠方の旅となります。前回の内容はR60に相応しい距離感ではないとの反省を踏まえ(主観が主な反省点となりますのでご容赦ください)、前々回と同等の距離で計画を立てております。

R60のアクティブ感が一般的にどの程度かは、客観的な指標が存在していません。筆者の実年齢も、所謂”アクティブシニア”というカテゴリーには未だ数年あります。それゆえ、筆者の願望を踏まえ、”セルフアクティブシニア”の予行練習を皆さんと共に作り上げたいという内容になっています。

当初の計画では鈴木水産本店さんを軽視しておりました。その計画とは次の通りです。DAY1①鈴木水産で昼食 ②二見浦の観光 ③二見浦での軽食と海産物の買い出し ④チェックイン後寿司屋で夜食といった具合です。実のところ、我が家では、食事の時間がかなり長いと噂になっています。昼食に関しては、自宅やお店のランチの食事時間1時間は短い方です。夜にお酒が入ると更に時間が掛かるようです(気が付けば、ですが)。

そのため、鈴木水産さんは1時間ぐらいを見積もっていました。最近の我が家の調査は、流行りのInstagramやTikTokを主に使用しています。計画や気になる事柄があれば、投稿をブックマークすると、まつわる情報が入手できることとなります。もちろん、Googleマップも登場しますが、それは計画最終段階での口コミや画像検索になります。

R60になると、ルーティンを外すのが面倒という意見を周りから聞きます。さらに、新しい事柄への試みは、そもそもやらない理由を付けがちになっていそうです。前記のアクティブシニアも一定層はいるものの、発信まではごく少数ではないかと思います。一方、筆者はその少数に位置し、同世代にとって面白い事柄を提案する予定でした。

そもそも鈴木水産さんは、幅広い世代から支持されるようなメニューを提案しています。刺身や煮物は勿論のこと、フライも各種揃っていて、しかもお酒のあての小鉢のメニューも存在します。お子様にはなんと肉メニューがあるくらいです。

様々な投稿の中から計画段階では、旬の魚の刺身と煮物、そして鰒(あわび)か蠣を選ぶつもりでした。ところが、到着してあるものを発見した段階で計画が変更になります。それは、BBQのセットのサービスがあることを見つけたのです。後ほどGoogleマップで見返してみると、ひっそりと画像が残っていました。

ロケーションは海を見渡せる訳でもなく、山の自然に囲まれている訳でもないのですが、超お勧めのサービスといえます。コンロのセットが2時間で税込み1,100円のシステムは、人によって価値観が変わると思います(ロケーションの状態を含めれば勿論の結果となり得ます)。

しかしながら、購入後BBQが可能な鮮魚店舗の内容や、同じく物産販売の内容を加味すると、相当な付加価値の状況に変化するといえます。今回は、店舗販売のビールをあてにBBQをしたのですが、物産販売のブースには地酒も販売されており、購入後の飲酒が可能となっています。ちなみに、運転が関わる場合の飲酒についての我が家のルールは、redkabagon onlyとなっています。飲酒が好物な奥様がいらっしゃる場合は、我が家のルールを採用していただけるとポイントアップに繋がりそうです。夫婦円満に過ごすこととの幸せを感じると共に、後々お小遣いがアップすることがあったり、なかったりします。

実際のBBQの様子をご紹介いたします。スライドショーと映像を是非ご覧ください。映像に関しては、フォルダの中に入っています。サザエと海老や烏賊の姿焼き、そして大あさりまでは、なんとなく定番なポジションでしょうか。

そして、マイノリティな似鱚(ニギス)、物販コーナーのかんぱちの頭あたりから豹変してきます。今回のメインがメインたる理由には、トビウオが登場するからなのです。海の近くにお住まいの方には当然なのかもしれませんが、筆者にしてみれば生のトビウオを自身の目で見たことが、生まれて初めての経験になったのです。その衝撃たるやすさまじいものがあり、映像でもアップしておりますので是非ご覧ください。

  • 鈴木水産
    鈴木水産本店
鈴木水産本店BBQの映像

BBQの画像や動画でもご紹介いたしましたが、内陸地に住む筆者にとっては、モニター越しにしか見たことがなく、かなりの衝撃度合いです。結構な大きさの眼差しをしており、更に胸ひれがとてつもなく長く(この胸ひれが海面から飛び出る原動力だそう)、馴染みのない人にとっては、多少グロテスクに映るかもしれません。

但し調査によると”アゴだし”の原料となっていますので、美味しさについては多少の想像はできるのではないでしょうか。鈴木水産さんが、どういった価格の設定をしているのか存じ上げませんが、当日の価格は1羽200円となっておりました。皆さん、目を付けていただきたいのは、数の呼び方が”羽”であることです。やはり飛ぶからなんでしょうね。

衝撃が大きすぎて忘れがちではありますが、200円という金額設定も衝撃の一つであることも付け加えておきます。更にお造りを頂くのに680円ほどかかります。因みに内臓をさばいて、BBQ仕様にすることは無料となっています。50と数年生きてきて、これほど価格設定の不思議を感じたことはありません。是非色んな意味合いで味わってみてください。

記載していて興奮してしまいましたが本題の味はといいますと、アゴだしから想像できるような味といって差支えない気がします(BBQで味わうとなお更です)。刺身の触感はコリコリしてかなりの歯ごたえといえます。見た目、味わい、触感と非日常の体験を楽しめる一品と言って差し支えありません。個人的には岩塩で食べたら美味しいのではないかとおもいました。通年で水揚げされているのかは分かりませんが、次回はMY調味料を持参したいとおもいます。

  • 鈴木水産
    鈴木水産本店
鈴木水産本店鮮魚店舗の映像

計画段階では、トップランナーであった鰒が数々の衝撃により、当日のメインから消え落ちる結果となりました。動画でも画像でもそこそこしか登場していません。勿論頂いたのですが、トビウオにやられた上に、”アッパ貝”にも完膚なきまでにやられ、隅に追いやられてしまいました。鰒に加え、サザエまでも霞ます。

因みにですが、当日の鈴木水産さんの鮮魚コーナーでは、アッパ貝が一番安い値段設定となっています。つまり、大あさりよりも安いのです。我が家は、少しづつ沢山の種類のオーダーをいたしましたので一個単価で購入しまいた。隣の席でBBQをしていたカップルがいらっしゃいましたが、籠売りのアッパ貝とサザエを召し上がっていたようです。動画にも登場していますが、アッパ貝は1,300円の籠売り設定となっています。多分時価であろうとは推測するのですが、トビウオの値段やこのアッパ貝の値段の価格設定は、内陸地の筆者にとっては不思議でなりません。我が家では今後貝の王者に君臨しそうな”アッパ貝”について、次項に詳細をご報告いたします。

ヒオウギ貝(檜扇貝)の別名で、三重県志摩でよく獲れる貝類の別名です。メニューや看板などには、”アッパッパ貝”とも書かれています。由来はBBQなどの焼き料理をする際に、殻をパクパクとする姿からの呼び名だそうです。形状は帆立(ほぼそのままで若干小粒)な、出で立ちをしております。

さて、今後貝の王者に君臨しそうなアッパ貝の魅力を申し上げますと、なんといっても味わいに尽きます。お勧めの食べ方はいたって簡単、調味料を何も加えないことです。サザエや大あさりなども何も足さなくとも美味しく頂けるのですが、何枚か食べていると醤油などをつい足したくなります。ですが、アッパ貝は何も足す必要がありません。

魅力を言葉で伝えることが上手く出来ない筆者は、かなりもどかしく感じますが、敢えていうならば”深み”や”濃厚さ”ということになります。サザエの様に残った汁を吸うと、まさに天国に辿り着いた気分になります。是非とも三重志摩に訪れた際には、ご試食をおすすめします。

後日余談になりますが、経験談によりBBQの場合は強く”よく焼き”をお勧めします。旅の疲れなどにより、お腹を壊す例があると聞きました。また我が家では行いませんでしたが、貝殻が洗うと綺麗な色をしているようです。次回は殻をもって帰って、磨いてみたいとおもっています。

より細かく情報を発信するために、内容を小分けしていきます。次回は、afternoonからホテル到着までを発信予定としています。

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Stay in Fire TV Stick 第3世代VOL16

LIVE BOXING 10 DAY2

今回のブログは前回からの継続である「LIVE BOXING10」をご紹介いたします。モンスター井上尚弥選手の影響なのか、または帝拳ジムのプロモートの上手さなのか、世界タイトル戦が7つと地域タイトルが1つ、合計8つのタイトル戦が組まれています。しかも今回配信されるタイトル戦は二日間開催されるという超豪華なラインナップといえます。

R60世代にとってバンタム級といえば、薬師寺保栄VS辰吉丈一郎戦が思い起こされると思われます。1994年に行われた試合は、営業の帰りにテレビ中継の画面に釘付けになって観ていたものです。

現在のバンタム級の選手群は史上最も層の厚い「ゴールデンエイジ」といっても過言ではなさそうです。世界タイトルの4団体を日本人のチャンピオンが独占しており、世界上位ランカーも多数存在しています。指名試合ですら日本人が選ばれている状況下においては、単にプロモート力だけが影響している訳ではなさそうです。

■10月13日(月・祝)

試合順 対戦カードタイトル
4王者 中谷潤人(MT)
vs 挑戦者 ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)
WBC世界バンタム級タイトルマッチ
31位 那須川天心(帝拳)
vs 2位 ジェルウィン・アシロ(フィリピン)
WBOアジアパシフィック
バンタム級王座決定戦(10回戦)
2王者 田中恒成(畑中)
vs 挑戦者 プメレレ・カフ(南アフリカ)
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
1王者 アンソニー・オラスクアガ(アメリカ/帝拳)
vs 挑戦者 ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)
WBO世界フライ級タイトルマッチ

筆者はLIVE配信では観戦していません。便利な機能が備わっており、ストリームを使って観戦しています。配信時間帯に仕事などの都合がある場合やトイレなど用足しで見逃すことがなくなります。R60あるあるなのですが、内容が頭に入らない時に巻き戻しができます。これが結構なおすすめ機能となっております。必須条件としてはネタバレを防ぐことになるのですが。

. アンソニー・オラスクアガ vs ジョナサン・ゴンサレス

WBO世界フライ級タイトルマッチ

  • 試合展開: 試合は初回から激しい攻防が繰り広げられましたが、開始直後に両者の頭部が接触し、偶然のバッティングが発生しました。挑戦者ゴンサレス選手の左目の下が大きくカットし、出血が見られました。
  • 勝敗のポイント: 試合続行は不可能と判断され、当初は「負傷引き分け」や「無判定試合」とアナウンスされました。しかし、その後JBC(日本ボクシングコミッション)の裁定により、オラスクアガ選手の1ラウンドTKO勝利に変更されました。不完全燃焼の結末に、オラスクアガ選手は「戦争するつもりで来ていた」と悔しさをにじませました。

2. 田中恒成 vs プメレレ・カフ

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ

  • 試合展開: 4階級制覇王者・田中恒成選手の初防衛戦。序盤は田中選手がスピードで優位に進めるも、挑戦者カフ選手もカウンターを狙う緊張感のある展開でした。中盤にかけて、両者とも一歩も引かない激しい打ち合いとなりました。
  • 勝敗のポイント: 5ラウンド、田中選手の右アッパーに、カフ選手のカウンターの右フックが炸裂し、田中選手からダウンを奪いました。その後、田中選手はボディ攻撃などで巻き返そうとしましたが、終盤まで一進一退の攻防が続きました。結果は3-0ではなく1-2のスプリット判定でカフ選手が勝利。ダウンが決定打となり、田中選手はまさかの初防衛失敗、王座から陥落しました。

3. 那須川天心 vs ジェルウィン・アシロ

WBOアジアパシフィック バンタム級王座決定戦

  • 試合展開: プロボクシング5戦目、那須川選手にとって初のタイトル戦。相手のアシロ選手はタフなことで知られ、那須川選手はKOを狙うも、粘り強いディフェンスに苦戦しました。過去最も被弾する場面もあり、苦しい試合展開となりました。
  • 勝敗のポイント: 9ラウンドに那須川選手の左ボディストレートが炸裂し、ダウンを奪いました。KOには至らず、10ラウンドまで戦い抜きましたが、判定は97-92、98-91×2の3-0で那須川選手の勝利。苦戦しながらも初のタイトルを獲得し、ボクシングで10ラウンド戦えるタフネスを証明しました。

4. 中谷潤人 vs ペッチ・ソー・チットパッタナ

WBC世界バンタム級タイトルマッチ

勝敗のポイント: 6ラウンド、中谷選手の強烈な左ストレートがヒットし、ペッチ選手は前のめりに倒れダウン。立ち上がった相手にさらに左フックを浴びせ、2度目のダウンを奪ったところでレフェリーがストップしました。中谷選手は6ラウンドTKOで勝利し、2度目の防衛に成功。世界的にも評価の高い実力を改めて示しました。

試合展開: 王者・中谷潤人選手の2度目の防衛戦。相手のペッチ選手は77戦無敗のタフな強豪として知られていました。序盤は長身サウスポー同士の距離感を探りながら、中谷選手がジャブを軸に優位に進めました。

筆者の注目の選手は今回の中では田中恒成選手です。実は田中恒成選手は筆者と同郷なのです。そして、我が母校の大学と同系列の高校の出身です。(と言っても知り合いではありません)注目なのは戦歴です。またしても「ゴールデンエイジ」世代(同学年ではありませんが)の選手だから注目です。

筆者のような素人がうんちくを語るより、我が分身「Jr.takodemous」と命名したGoogle Geminiさんとの共同作業でR60世代に分かりやすく説明や解説、補足をいたします。

田中恒成選手の魅力は、その驚異的なスピードと技術、そしてボクシングへのひたむきな姿勢にあると言えます。

圧倒的なスピードとボクシングIQ

田中選手の最大の魅力は、卓越したスピードとそれに裏打ちされた高いボクシングIQです。

  • 日本最速の4階級制覇: オスカー・デ・ラ・ホーヤの記録を抜き、世界最速での4階級制覇を達成しています。これは、階級の壁をものともしない対応力と技術力の証明です。
  • 多彩なコンビネーション: 速いジャブから、左右のストレート、フック、アッパーをスムーズに繋げるコンビネーションは、相手を圧倒します。常に先手を取り、試合の主導権を握る能力は彼の強みです。
  • カウンターの精度: 相手の攻撃を冷静に見極め、絶妙なタイミングでカウンターを打ち込む技術も持ち合わせています。

ボクシングに真摯に向き合う姿勢

田中選手の魅力は、試合内容だけでなく、そのボクシングに対する真摯な姿勢にも表れています。

  • ストイックな自己分析: 試合後に「不十分な内容だった」と反省を口にするなど、常に自身のパフォーマンスを厳しく評価し、向上心を持ち続けています。
  • 感謝の気持ち: 試合が決まってからの練習や減量期間は「辛く緊張感がある」と語りながらも、ファンや関係者の応援があるからこそ頑張れると、感謝の気持ちを忘れません。

これらの要素が組み合わさり、田中恒成選手はファンに感動と興奮を与え続ける魅力的なボクサーとして、その地位を確立していると言えるでしょう。

筆者にとって試合前の楽しみ方の一つは、選手の戦績を観て、その選手に対してのイメージを膨らませることです。今回の田中恒成選手の戦績で注目すべきは、2020年12月31日に井岡一翔選手と対戦していることです。井岡一翔選手は「ゴールデンエイジ」世代の選手とは違いますが、日本人初の4階級制覇をしています。いってみれば「元祖モンスター」といったところでしょうか。

なおネタバレになりますが、本配信の試合で田中恒成選手は判定負けをしており、王座陥落となりました。また「LIVE BOXING 9」で配信予定であった、2024年7月20日のジョナタン・ロドリゲスとの初防衛戦は、相手選手の体重超過と健康上の問題のために試合が中止となっています。

日付勝敗時間内容対戦相手国籍備考
12013年11月10日6R判定3-0オスカー・レクナファ インドネシアプロデビュー戦
22014年3月16日8R判定3-0ロネル・フェレーラス フィリピン
32014年7月20日1R 1:55KOクリソン・オマヤオ フィリピン
42014年10月30日10R 0:50TKO原隆二大橋 日本OPBF東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ
52015年5月30日12R判定3-0フリアン・イェドラス メキシコWBO世界ミニマム級王座決定戦
62015年12月31日6R 2:15KOビック・サルダール フィリピンWBO防衛1
72016年5月28日6R 2:23KOレネ・パティラノ フィリピン
82016年12月31日5R 1:52TKOモイセス・フェンテス メキシコWBO世界ライトフライ級王座決定戦
92017年5月20日12R判定3-0アンヘル・アコスタ プエルトリコWBO防衛1
102017年9月13日9R 1:27TKOパランポン・CPフレッシュマート タイWBO防衛2
112018年3月31日9R 2:26TKOロニー・バルドナド フィリピン
122018年9月24日12R判定2-0木村翔(青木) 日本WBO世界フライ級タイトルマッチ
132019年3月16日12R判定3-0田口良一ワタナベ 日本WBO防衛1
142019年8月24日7R 2:49TKOジョナサン・ゴンサレス プエルトリコWBO防衛2
152019年12月31日3R 2:29KO烏蘭託了哈孜 中国WBO防衛3
162020年12月31日8R 1:35TKO井岡一翔Ambition 日本WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
172021年12月11日10R判定2-1石田匠井岡 日本
182022年6月29日5R 2:52TKO橋詰将義角海老宝石 日本WBOアジア太平洋スーパーフライ級タイトルマッチ
192022年12月11日10R判定3-0ヤンガ・シッキボ 南アフリカ共和国
202023年5月21日10R 2:43TKOパブロ・カリージョ コロンビア
212024年2月24日12R判定3-0クリスチャン・バカセグア メキシコWBO世界スーパーフライ級王座決定戦
222024年10月14日12R判定1-2プメレレ・カフ 南アフリカ共和国WBO陥落

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用

選手の戦績の他にprime videoでは独占密着取材という形式で、選手が試合に臨む前までの練習風景やインタビュー、その他の時事ネタを交えて紹介しています。

選手が育った人生や家族の誕生の瞬間、時には趣味などが紹介されています。試合の前の選手の心の中の状態が表現されていて、観戦する側としては感情移入することができます。この点は過去のTV放映と比較するとかなり多くの時間を使用しており、且つ番組自体が単独で配信されていますので、事後に気になった選手をフィーチャーすることも可能となっています。

【10.13 DAY2編】独占密着 10.13-14 PRIME VIDEO BOXING 10
【10.13 DAY2編】独占密着 10.13-14 PRIME VIDEO BOXING 10

前回那須川天心選手の入場曲のyou tube動画埋め込みを試みたところ、対象動画がBAN扱いされていました。やはり著作権がらみなのでしょうね。今回も懲りずにご紹介いたします。

筆者主観の注目入場曲はズバリAnthony Olascuaga(アンソニー・オラスクアガ)選手です。ネクストモンスター中谷潤人選手の盟友でもあり、アメリカ出身ながらも帝拳ジムのプロモートを受けています。

Anthony Olascuaga(アンソニー・オラスクアガ)選手の入場曲は「Crazy Train」  / Ozzy Osbourneとなっていて、相当渋い線を使用しているなという感想です 。筆者はヘヴィメタルとハードロックのジャンルは詳しくありません。今後少し気にしてみようかなと思っています。

「LIVE BOXING」のブログ投稿の際にはいつもお世話になっている、「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル」の中で、今回の「IVE BOXING10」の勝敗予想と見どころを解説している動画を埋め込みました。ご参照ください。

「LIVE BOXING 10 DAY2」の選手に関しては、勝敗予想と展開予想を語っています。 中谷潤人選手については、どのように勝つかがテーマになっています。既に勝つことが前提の会談は、内容がバラエティー感覚に富んでおり、筆者のような初心者にも入りやすい構成となっています。

同様に前日のメインイベントである井上拓真 vs 堤聖也戦についての生解説の動画も埋め込んでおきます。特に渡嘉敷勝男さんと畑山隆則さんは居酒屋トークのオンパレードで、プロ野球のサブ解説的な聞き方をすると楽しくなります。

ご覧いただければ判明するのですが、渡嘉敷勝男さんは弁当をがっつきながら、畑山隆則さんは焼酎を何杯も飲みながら解説している様は、主観的にイケていると思います。一度正規の配信を観た後にこの動画をバラエティー感覚で見直すと、一粒で二度美味しい感覚になるのではないでしょうか。

筆者は、「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル」で埋め込んだ動画に、少し気になる点があります。大会そのものに関わる内容なのですが、那須川天心選手の扱い方について少し気になっています。

那須川天心選手が良い選手である事は間違いありません。帝拳ジムのプロモートの試合である事も間違いありません。しかしながら、セミファイナル(他の2試合の方が前座)扱いであることは、主観ながら間違っているような気がしてなりません。なぜならば、本大会の那須川天心選手の試合は、世界戦ではなく地域タイトル(WBOアジアパシフィック)だからです。

是非皆さんも、その点を考慮して観戦してみてはいかかがでしょうか。

渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル
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Stay in Fire TV Stick 第3世代VOL15

LIVE BOXING 10 DAY1

今回のブログは前回からの継続の「LIVE BOXING10」をご紹介いたします。モンスター井上尚弥選手の影響なのか、または帝拳ジムのプロモートの上手さなのか、世界タイトル戦が7つと地域タイトルが1つ、合計8つのタイトル戦が組まれています。しかも今回配信されるタイトル戦は二日間開催されるという超豪華なラインナップといえます。

R60世代にとってバンタム級といえば、薬師寺保栄VS辰吉丈一郎戦が思い起こされると思われます。1994年に行われた試合は、営業の帰りにテレビ中継の画面を釘付けになって観ていたものです。

現在のバンタム級の選手群は史上最も層の厚い「ゴールデンエイジ」といっても過言ではなさそうです。世界タイトルの4団体を日本人のチャンピオンが独占しており、世界上位ランカーも多数存在しています。指名試合ですら日本人が選ばれている状況下においては、単にプロモート力だけが影響している訳ではなさそうです。

■10月13日(日)

試合順 対戦カードタイトル
4王者 井上拓真(大橋)
vs 挑戦 堤聖也(角海老宝石)
WBA世界バンタム級タイトルマッチ
31位 寺地拳四朗(BMB)
vs 2位 クリストファー・ロサレス(ニカラグア)
WBC世界フライ級王座決定戦
2王者 ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)
vs 挑戦者 タナンチャイ・チャルンパック(タイ)
WBA世界フライ級タイトルマッチ
11位 岩田翔吉(帝拳)
vs 2位 ハイロ・ノリエガ(スペイン)
WBO世界ライトフライ級王座決定戦

筆者はLIVE配信では観戦していません。便利な機能が備わっており、ストリームを使って観戦しています。配信時間帯に仕事などの都合がある場合やトイレなど用足しで見逃すことがなくなります。R60あるあるなのですが、内容が頭に入らない時に巻き戻しができます。これが結構なお勧め機能となっております。必須条件としてはネタバレを防ぐことになるのですが。

1. 岩田翔吉 vs ハイロ・ノリエガ

WBO世界ライトフライ級王座決定戦

  • 勝敗のポイント: 試合は3ラウンドに一変します。岩田選手は持ち前のパワーで、相手の足を止める左ボディーブローを炸裂させました。この一撃でノリエガ選手は大きく動きが鈍り、そこへ岩田選手の右アッパーがクリーンヒット。見事にダウンを奪いました。立ち上がったノリエガ選手に岩田選手が追撃の連打を浴びせると、レフェリーが危険と判断して試合をストップ。岩田選手が3ラウンドTKOという鮮やかな勝利で、悲願の世界王座を獲得しました。2度目のチャンスで確実に結果を残した、岩田選手の強い気持ちが勝利に繋がった試合でした。
  • 試合展開: 2度目の世界挑戦となる岩田翔吉選手にとって、背水の陣で臨んだ一戦でした。初回からノリエガ選手は手数で攻め、岩田選手も左フックを浴びるなど苦戦する場面が見られました。2ラウンドに入っても、手数の多い相手に流れを掴みきれない様子でした。

3. 寺地拳四朗 vs クリストファー・ロサレス

WBC世界フライ級王座決定戦

  • 試合展開: 寺地選手はライトフライ級の王座を返上し、階級を上げての2階級制覇を狙う重要な一戦でした。対するロサレス選手も元王者であり、経験豊富な強豪です。試合は序盤から寺地選手が冷静に距離をコントロールし、的確なジャブと右ストレートで試合を組み立てました。ロサレス選手も時折、強烈な左右のフックやアッパーを繰り出して反撃する場面も見られましたが、寺地選手は巧みにそれらをさばき、主導権を渡しませんでした。
  • 勝敗のポイント: 寺地選手は試合全体を通して、ロサレス選手の動きを読み切り、的確なパンチをヒットさせていきました。特に、後半にかけてはロサレス選手の鼻から出血が見られるなど、寺地選手の優勢が明らかになっていきました。11ラウンドに入ると、寺地選手はさらに攻勢を強め、ロサレス選手をロープ際に追い詰めて連打を浴びせ、レフェリーがストップ。見事なTKO勝利で、2階級制覇を達成しました。寺地選手の卓越した技術と、階級を上げても通用するパワーが証明された試合でした。

2. ユーリ阿久井政悟 vs タナンチャイ・チャルンパック

WBA世界フライ級タイトルマッチ

  • 試合展開: 王者のユーリ阿久井政悟選手が、タナンチャイ選手の挑戦を受ける形で行われました。阿久井選手は序盤から常にプレッシャーをかけ続け、タナンチャイ選手の可動範囲を狭めていきました。タナンチャイ選手はディフェンシブな戦術を取り、時折速いコンビネーションで反撃を試みますが、阿久井選手の堅固なブロッキング技術がクリーンヒットを許しませんでした。
  • 勝敗のポイント: 試合は、終始前に出続ける阿久井選手と、足を使って距離を取るタナンチャイ選手という構図で進みました。阿久井選手は持ち前の右ストレートを狙いながら、コツコツと有効打を重ねていきます。対するタナンチャイ選手は、ヒットをアピールする場面もありましたが、全体的な攻勢は阿久井選手が上回っていました。結果は、ジャッジ3者とも僅差ながら、阿久井選手を支持する採点が出て、2-1の判定で阿久井選手が2度目の防衛に成功しました。タナンチャイ選手につけたジャッジもいるように、勝敗が分かれる内容ではあったものの、阿久井選手の王者としての風格と、タフな試合を制する強さが見られた一戦でした。

4. 井上拓真 vs 堤聖也

WBA世界バンタム級タイトルマッチ

  • 試合展開: この試合は、アマチュア時代からのライバルである両者の12年ぶりの再戦として、大きな注目を集めました。序盤は王者の井上拓真選手が巧みなボディーワークとスピードで優位に立ち、堤選手の攻撃をかわしながらカウンターを狙う展開でした。しかし、挑戦者の堤選手は臆することなく、常に前へ出るプレッシャーと豊富な手数で井上選手を追い詰めました。
  • 勝敗のポイント: 試合の中盤から後半にかけて、堤選手の relentless な攻めが井上選手を消耗させ始めます。特に10ラウンドには、堤選手の猛攻からロープダウンを奪い、試合の流れを決定づけました。井上選手はダウンに納得がいかない様子で抗議しましたが、判定は覆りませんでした。最終的に、堤選手が手数と気持ちで上回り、3-0の判定で井上選手に勝利。見事、12年越しのリベンジを果たし、新チャンピオンに輝きました。井上選手は「気持ちで相手が上回った」と語り、堤選手の執念を称えました。

筆者の注目の選手は今回の中ではユーリ阿久井政悟選手です。「LIVE BOXING」で以前に観戦しています。どちらかと言うと寡黙なイメージが先行してしまい、悪く言うと華がない印象を受けがちです。スタイルもジャブ中心なことが多く感じます。そこで筆者主観な魅力をお伝えいたしますので、観戦の際のご参考にしてはいかがでしょうか。因みにユーリ阿久井政悟選手も「ゴールデンエイジ」の一員です。選手目線でいうと、複数の日本人世界上位ランカーいるということ自体がチャンピオンの取り合いを意味することになり、メンタル的には安らぐ時があまりないのではないかと想像します。

ユーリ阿久井政悟選手は、その堅実なボクシングスタイルと、強烈な一発を秘めたパンチ力を両立させている点が大きな魅力です。派手さだけではない、勝つためのボクシングを追求する姿勢は、多くのファンを惹きつけています。

彼の主な魅力をいくつかご紹介します。

1. 堅固なディフェンスと圧倒的なプレッシャー

ユーリ阿久井選手は、相手の攻撃をしっかりブロッキングで受け止め、自らはガードを固めてじりじりと前進するスタイルが特徴です。これは、フィジカルの強さがなければ成り立たない戦術で、相手に絶え間ない精神的プレッシャーをかけ続けます。

  • 鉄壁のガード: 相手がどれだけ連打を放っても、その攻撃をブロックで防ぎ、致命的なダメージを許しません。
  • 圧力のかけ方: 相手が下がっても、サイドに動いても、常に「そこにいる」不気味な存在感で相手を追い詰めます。このプレッシャーのかけ方は、試合を有利に進める上で非常に重要な武器です。

2. 破壊力抜群の右ストレートとKO力

阿久井選手は、堅実な試合運びの一方で、試合を一瞬で終わらせる強烈なパンチを秘めています。特に、KO率が高い右ストレートは彼の代名詞です。

  • 戦慄の右ストレート: 過去には初回KOを連発するなど、一撃で試合を決めるパンチ力を持っています。その威力は対戦相手を驚かせるほどです。
  • 一発を当てる技術: 自分が連打を出している間でも、相手のわずかな隙を見逃さずに正確なパンチを打ち込むことができます。その一発の重みが、相手の心を折ることもあります。

3. 地道な努力と地元・岡山への愛

華やかな舞台とは距離を置いた岡山を拠点に、地道な努力を続ける姿勢も彼の魅力の一つです。

  • 謙虚で真摯な姿勢: 自分の試合内容に満足せず、「全然ダメダメな内容」と反省を口にするなど、常に上を目指す真摯な姿勢があります。
  • 地元への誇り: 岡山を離れず、仕事と練習を両立させながらトレーニングを続けるスタイルは、地元の人々にとっての誇りです。彼の活躍は「毎日地道にやっていけば夢がかなう」というメッセージとして、多くの人に勇気を与えています。

4. 状況判断能力の高さ

試合中に「距離が違うな」と感じたら、あえてバックステップを踏んだり、ステップを変えたりして対応するなど、冷静に状況を判断する能力も持ち合わせています。日常の観察からヒントを得てボクシングに生かすという考え方も、彼の賢さを物語っています。

これらの要素が組み合わさり、ユーリ阿久井政悟選手は、ただ強いだけでなく、見る者を惹きつける魅力的なボクサーとして、その地位を確立しています。

筆者にとって試合前の楽しみ方の一つは、選手の戦績を観て、その選手に対してのイメージを膨らませることです。今回のユーリ阿久井政悟選手の戦績で注目すべきは、2017年8月23日に前回のブログでご紹介した、中谷潤人選手と対戦していることです。中谷潤人選手は「ゴールデンエイジ」世代の2年後輩になります。バンタム級の前後の階級では、避けて通れない選手の一人なのだと思います。

日付 勝敗時間内容 対戦相手国籍備考
12014年4月20日4R判定3-0末吉悠生(千里馬神戸) 日本プロデビュー戦
2014年度西日本ライトフライ級新人王予選
22014年9月14日4R判定3-0武藤通隆(勝輝) 日本2014年度西日本ライトフライ級新人王決勝戦
32014年11月9日4R判定1-1荻堂盛太(平仲BS) 日本2014年度ライトフライ級新人王戦西軍代表決定戦
42015年7月19日1R 1:40TKO菖蒲瑠香(渥美) 日本2015年度西日本ライトフライ級新人王予選
52015年9月27日1R 2:42KO香美の子岡村ケントキッド(六島 日本2015年度西日本ライトフライ級新人王決勝戦
62015年11月15日4R判定3-0大城信博(琉球) 日本2015年度ライトフライ級新人王戦西軍代表決定戦
72015年12月20日5R判定3-0細谷大希 (角海老宝石) 日本2015年度全日本ライトフライ級新人王決勝戦
82016年4月3日1R 0:45KO山地秀明(広拳) 日本
92016年10月2日3R 1:30TKO内野々大叶(ウエスタン延岡) 日本
102016年12月3日1R 2:03TKO大野兼資(帝拳 日本
112017年4月16日1R 0:31KOスターボール・トーシリトゥーム タイ
122017年5月16日1R 1:33TKO大保龍斗 (横浜さくら) 日本初代日本フライ級ユース王座決定トーナメント準決勝
132017年8月23日6R 2:01TKO中谷潤人M.T 日本初代日本フライ級ユース王座決定トーナメント決勝戦
142018年4月8日1R 1:32TKO矢吹正道 日本
152018年10月28日8R 2:17TKOジェイセバー・アブシード フィリピン
162019年4月28日1R 2:45TKO湊義生(JM加古川) 日本
172019年10月27日1R 2:16TKO小坂駿(真正 日本日本フライ級王座決定戦
182020年10月18日10R判定3-0藤北誠也三迫 日本日本王座防衛1
192021年7月21日10R 2:49KO桑原拓大橋 日本日本王座防衛2
202022年2月27日10R判定3-0粉川拓也(角海老宝石) 日本日本王座防衛3
212023年2月4日10R判定3-0ジェイソン・バイソン英語版 フィリピン
222024年1月23日12R判定3-0アルテム・ダラキアン ウクライナWBA世界フライ級タイトルマッチ
232024年5月6日12R判定3-0桑原拓(大橋) 日本WBA防衛1

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用

選手の戦績の他にprime videoでは独占密着取材という形式で、選手が試合に臨む前までの練習風景やインタビュー、その他の時事ネタを交えて紹介しています。

選手が育った人生や家族の誕生の瞬間、時には趣味などが紹介されています。試合の前の選手の心の中の状態が表現されていて、観戦する側としては感情移入することができます。この点は過去のTV放映と比較するとかなり多くの時間を使用しており、且つ番組自体が単独で配信されていますので、事後に気になった選手をフィーチャーする事も可能となっています。

【10.13 DAY1編】独占密着 10.13-14 PRIME VIDEO BOXING 10
【10.13 DAY1編】独占密着 10.13-14 PRIME VIDEO BOXING 10

前回那須川天心選手の入場曲のyou tube動画埋め込みを試みたところ、対象動画がBAN扱いされていました。やはり著作権がらみなのでしょうね。今回も懲りずにご紹介いたします。

筆者主観の注目入場曲はズバリ岩田翔吉選手です。筆者は20年ほど前に知人のReggae soundからMIX CDを委託販売していた経験があります。自身も80’sReggae selectorとして活動していた経験を持ち、本ブログの中でも数回作成したYouTube動画を埋め込んでいます。

そんな縁で岩田翔吉選手が多用する、Reggae musicの入場曲に親しみを持っています。皆さんも岩田翔吉選手はReggaeが好きかもしれないと想像すると、より親近感を覚えるのではないでしょうか。

「LIVE BOXING」のブログ投稿の際にはいつもお世話になっている、「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル」中で、今回の「IVE BOXING10」Lの勝敗予想と見どころを解説している動画を埋め込みました。ご参照ください。

筆者の注目のユーリ阿久井政悟選手については、軽くスルーされています。解説的には圧勝との事ですが、もう少しだけフィーチャーしてくれればと感じました。

同様にメインイベントである井上拓真 vs 堤聖也戦についての生解説の動画も埋め込んでおきます。特に渡嘉敷勝男さんと畑山隆則さんは居酒屋トークのオンパレードで、プロ野球のサブ解説的な聞き方をすると楽しくなります。ご覧いただければ判明するのですが、渡嘉敷勝男さんは弁当をがっつきながら、畑山隆則さんは焼酎を何杯も飲みながら解説している様は、主観的にイケていると思います。

一度正規の配信を観た後にこの動画をバラエティー感覚で見直すと、一粒で二度美味しい感覚になるのではないでしょうか。

渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル
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