Stay in Fire TV Stick 第3世代VOL19

Prime Video Boxing13

今回のブログは前回からの継続である「Prime Video Boxing13」をご紹介いたします。モンスター井上尚弥選手の影響なのか、または帝拳ジムのプロモートの上手さなのか、6試合中3試合が帝拳ジム所属の選手が登場します。勿論「Prime Video Boxing」の国内戦では常にプロモートの中心人物である那須川天心選手も登場します。そして、今回のメインカードは第6試合の中谷潤人 vs 西田凌佑(WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦)となります。冒頭からネタバレになってしまいますが、中谷潤人選手本当に「ビックバン」が炸裂炸裂しています。

R60世代にとってバンタム級といえば、薬師寺保栄VS辰吉丈一郎戦が思い起こされると思います。1994年に行われた試合は、営業の帰りにテレビ中継の画面に釘付けになって観ていたものです。

現在のバンタム級の選手群は史上最も層の厚い「ゴールデンエイジ」といっても過言ではなさそうです。世界タイトルの4団体を日本人のチャンピオンが独占しており、世界上位ランカーも多数存在しています。指名試合ですら日本人が選ばれている状況下においては、単にプロモート力だけが影響しているわけではなさそうです。

Prime Video Boxing13」においてもまさにその通りで、近々の他チャンネルを含めて王座統一戦が日本人同士で行われる事が、当たり前の感覚に陥ってしまいます。とても贅沢な環境ですね。皆様も是非手に汗を握ってご観戦ください。

対戦カード一覧

試合順 対戦カード階級
6中谷潤人(M.T)vs 西田凌佑(六島)WBC、IBF世界バンタム級王座統一戦
5那須川天心(帝拳)vsビクトル・サンティリャン(ドミニカ共和国)バンタム級10回戦
4坪井智也(帝拳)vs バン・タオ・トラン(ベトナム)WBOアジアパシフィック バンタム級王座決定戦10回戦
3増田陸(帝拳)vsミシェル・バンケス(ベネズエラ)ノンタイトル10回戦
2大久保るきあ(八王子中屋)vs米谷匠生(三迫)ミニマム級4回戦
1宮下陸(DANGAN越谷)vs大島冬也(T&T)スーパーフライ級4回戦

筆者はLIVE配信では観戦していません。便利な機能が備わっており、ストリームを使って観戦しています。配信時間帯に仕事などの都合がある場合やトイレなど用足しで見逃すことがなくなります。R60あるあるなのですが、内容が頭に入らない時に巻き戻しができます。これが結構なおすすめ機能となっております。必須条件としてはネタバレを防ぐことになるのですが。

Prime Video Boxing 13 試合展開と勝敗のポイント

第1試合:宮下陸 vs 大島冬也(スーパーフライ級4回戦)

  • 試合展開: デビュー戦に臨んだ宮下選手は、ダウンを奪うなど随所に奮闘を見せました。
  • 勝敗のポイント: 宮下選手が判定3-0で勝利し、プロデビュー戦を白星で飾りました。

第2試合:大久保るきあ vs 米谷匠生(ミニマム級4回戦)

  • 試合展開: 若手選手同士の試合で、大久保選手が序盤から積極的に攻め込み、ダウンを奪う見せ場を作りました。
  • 勝敗のポイント: 大久保選手が3ラウンドTKOで勝利を収めました。

第3試合:増田陸 vs ミシェル・バンケス(ノンタイトル10回戦)

  • 試合展開: 世界ランカーとの一戦で、増田選手は左右の強打と巧みな試合運びで圧倒しました。
  • 勝敗のポイント: 増田選手が1ラウンド1分27秒、KOで勝利。圧巻のパフォーマンスで世界へのアピールに成功しました。

第4試合:坪井智也 vs バン・タオ・トラン(WBOアジアパシフィック バンタム級王座決定戦)

  • 試合展開: 坪井選手は軽快なステップワークと卓越したハンドスピードで終始優位に立ち、相手に攻撃のチャンスを与えませんでした。
  • 勝敗のポイント: 坪井選手が判定3-0で勝利し、プロ2戦目にして地域タイトルを獲得しました。

第5試合:那須川天心 vs ビクトル・サンティリャン(バンタム級10回戦)

  • 試合展開: 世界挑戦に向けた重要な前哨戦。サンティリャン選手が粘りを見せる中、那須川選手はスピードと多彩なコンビネーションで試合を完全にコントロールしました。
  • 勝敗のポイント: 那須川選手が判定3-0で勝利。世界への道のりを着実に進める一戦となりました。

第6試合:中谷潤人 vs 西田凌佑(WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦)

  • 試合展開: 無敗の王者同士による激しい打ち合い。ゴング直後から中谷選手が前に出て、西田選手も一歩も引かないスリリングな攻防が続きました。
  • 勝敗のポイント: 6ラウンド終了後、西田選手が右肩の脱臼により試合続行を断念。中谷選手が6R終了時TKOで勝利し、2団体統一王者となりました。

坪井智也選手はまたもや「ゴールデンエイジ」の一員です。そして、王座戦線に登場している選手群とは少し違う道のりを歩んで来ました。若干堤選手が歩んできた道のりと似ている部分もありますが、坪井智也 選手は大学でタイトルを独占したにもかかわらず、オリンピックに選出される機会を逸しています。おそらく、オリンピックに出場する機会を求めて、自衛隊体育学校に所属したのではないでしょうか。結果的には世界選手権で、二階級のゴールドを含む三つのメダルを獲得しています。ただし、リオオリンピック、東京オリンピック、パリオリンピックの出場を逃しアマチュアを引退しました。

その後、第二章という形でプロデビューすることになります。本大会では「遅れてきた大本命」と紹介され、プロデビュー2戦目で地域タイトルに挑戦しています。期待の大きさを表しているとおもいます。

筆者のような素人がうんちくを語るより、我が分身「Jr.takodemous」と命名したGoogle Geminiさんとの共同作業でR60世代に分かりやすく説明や解説、補足をいたします。

坪井智也選手の魅力は、その華々しいアマチュア実績だけでなく、プロのリングでも通用する卓越した技術と、クレバーな試合運びにあります。

彼の魅力を具体的に解説します。


1. 歴史的快挙に裏打ちされた確かな実力

坪井選手の最大の魅力は、日本男子ボクシング界に新たな歴史を刻んだアマチュアでの実績です。特に、2021年のAIBA世界ボクシング選手権(ベオグラード)でのバンタム級優勝は、日本人男子選手として史上初の快挙でした。

この偉業は、彼が単なる有望株ではなく、すでに世界基準のトップレベルのボクサーであることを証明しています。また、全日本選手権での4連覇も、国内における絶対的な強さを示しています。

2. 卓越したスピードとテクニック

アマチュア時代から培ってきた、教科書のような高い技術も魅力の一つです。

  • ハンドスピードとフットワーク: 驚異的な速さのパンチと、軽やかなステップワークで相手を翻弄します。常に最適な距離を保ちながら、正確なパンチを当てていきます。
  • ディフェンス技術: 攻守のバランスが非常に優れており、相手の攻撃を巧みにブロックしたり、かわしたりするディフェンス能力もトップクラスです。被弾が少なく、クリーンなボクシングを展開します。

3. プロのリングへのスムーズな適応力

アマチュアとプロでは求められるスタイルが異なりますが、坪井選手はプロ転向後、その変化にすぐさま適応しました。特に、プロ2戦目での地域タイトル獲得は、男子ボクサーとしては国内最速記録です。これは、彼の持つテクニックに加えて、プロの試合に勝つためのパンチのパワーやタイミングもすでに兼ね備えていることを示しています。

これらの点から、坪井智也選手は技術と実績、そして将来性をすべて持ち合わせた、日本のボクシング界を牽引する次世代のホープと言えるでしょう。

ここで筆者が補足いたします。ビックバン中谷潤人選手が一撃型、那須川天心選手が柔軟型、井上琢磨選手がヒットアンドアウェイ型とすると、坪井智也選手はラッシュ型といえるとおもいます。特にステップワークを使用した高速ラッシュは見ものです。つま先立ちで行う高速ラッシュは、言い換えると刺すようなボクシングと言えるのではないでしょうか。

しかしアマチュア時代のタイトルは調べることができます。前記の繰り返しにはなりますが、国内タイトルや世界タイトルを奪取(日本人初のゴールドメダル帝冠)しているにもかかわらず、出場機会のあった三度のオリンピックに選出漏れをしており、縁がなかったと推測します。

坪井智也選手 アマチュア時代の主な戦績

坪井智也選手は、プロ転向前にアマチュアボクシング界で輝かしい実績を残しました。通算戦績は131戦106勝(10RSC)25敗です。

特に以下の実績は特筆に値します。

  • 世界選手権優勝:2021年のAIBA世界ボクシング選手権(ベオグラード)バンタム級で優勝。これは日本男子ボクシング史上初の快挙でした。
  • 全日本選手権4連覇:全日本ボクシング選手権大会のライトフライ級で、2014年から2017年にかけて4連覇を達成しました。
  • 国民体育大会優勝:成年男子ライトフライ級で国民体育大会を2度制覇しています。

これらの実績が評価され、プロ入り後も大きな期待を集める存在となっています。

選手の戦績の他にprime videoでは独占密着取材という形式で、選手が試合に臨む前までの練習風景やインタビュー、その他の時事ネタを交えて紹介しています。

選手が育った人生や家族の誕生の瞬間、時には趣味などが紹介されています。試合の前の選手の心の中の状態が表現されていて、観戦する側としては感情移入することができます。この点は過去のTV放映と比較するとかなり多くの時間を使用しており、且つ番組自体が単独で配信されていますので、事後に気になった選手をフィーチャーすることも可能となっています。

Prime Video Boxing13密着取材
Prime Video Boxing13密着取材

昨年のブログで那須川天心選手の入場曲のyou tube動画埋め込みを試みたところ、対象動画がBAN扱いされていました。やはり著作権がらみなのでしょうね。今回も懲りずにご紹介いたします。

筆者主観の注目入場曲はズバリ増田陸選手です。筆者は観戦前、増田陸選手を注目の選手として紹介するつもりでした。割って入ってきたのが、遅れてきた大本命坪井智也選手です。そこで増田陸選手を注目の入場曲で登場してもらうことにしました。

少しだけ選手紹介をいたします。那須川天心選手坪井智也選手同様に帝拳ジム所属であり、かつバンタム級の階級に属しています。帝拳ジムは今後どのようにプロモートするのですかね。少し心配になるくらいの選手層の厚さです。増田陸選手は169cmと高身長なため、本命の階級はスーパーバンタムかフェザーなのだと思います

そんな増田陸選手の採用した入場曲は、 2Pacが歌う「I Ain’t Mad At Cha」です。他にはKodak Black「Transportin’」やEminem「Not Afraid」を使用していることから、きっと増田陸選手はヒップホップが好きなジャンルなんだと思われます。

「LIVE BOXING」のブログ投稿の際にはいつもお世話になっている、「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル」の中で、今回の「Prime Video Boxing13」の生解説している動画を埋め込みました。ご参照ください。

Prime Video Boxing13」については、中谷潤人 vs 西田凌佑(WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦)戦を一本の動画配信、那須川天心 vs ビクトル・サンティリャン(バンタム級10回戦)を一本の動画で配信、合計二本立てで生配信されていました。

前回は竹原慎二さんが生配信の解説を欠席しており、少しばかり気にしていました。今回は三人とも揃って解説をしており、以前の通りボケ、ツッコミ、なだめとトークが役割分担されており、元気そうな様子にホッとしました。畑山隆則さんは前日の朝4:00迄約12時間飲んだそうで、そろそろ居酒屋トークを復活して欲しいものです。

さて今回の中谷潤人選手は、筆者が注目し始めてからの試合とは別人が試合をしているかのような印象を受けました。普段の中谷潤人選手は高長身と長いリーチを活かして、右手をセンサーのように使い、相手との距離感を測りながら序盤で試合を見極め、強烈な左のストレートを上下に打ちつけるスタイルが定番でした。特に上下に散らしたストレートの中でもボディストレートは圧巻です。距離感を見切ってのもだとおもいます。

後日譚で竹原慎二さんが詳細を解説していましたが、今回の中谷潤人選手は相手を壊しにいっているとの事でした。ガードの上から渾身のストレートを、初回から打ち続ける作戦を採用したようです。距離を見切る中には、相手が自分にしてくるであろう距離感も含んでいそうです。普段なら貰わないパンチを結構な数で被弾していました。途中からガードの上というより、西田凌佑選手の右手(肩付近)を攻撃の的にしていた展開も見受けられました。

是非皆さんも、その点を考慮して観戦してみてはいかがでしょうか。

渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル
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Stay in Fire TV Stick 第3世代VOL18

Prime Video Boxing12

今回のブログは前回からの継続である「Prime Video Boxing12」をご紹介いたします。今回は本人モンスター井上尚弥選手が聖地ラスベガスに登場します。前回までは影響力を謳っていましたが、まさにその通りの展開です。また、本大会に那須川天心選手が登場していないことから、帝拳ジムのプロモートがどの程度の影響があるかは知る由がありません。ちなみに、帝拳ジム所属の中野幹士選手が第一試合に登場しています。どうぞ注目してご覧ください。

なお本大会にはバンタム級の試合が組まれておりません。中谷潤人選手を含む「ゴールデンエイジ」を、前回まで一押ししていましたが、世界基準となると階級が数段階上がってしまうだろうと推測します。

筆者の主観ながら本大会は、意図的にフェザー級の試合が二試合組まれていると推測します。その理由は、モンスター井上尚弥選手が次に狙う階級なのです。二試合の内、一試合はセミファイナルの世界王座戦です。そして、もう一試合が中野幹士選手の試合になります。この興行が意図しないマッチメークなわけがありません。

フェザー級と言えば思い起こされるのは、あの長谷川穂積さんがWBCで獲得した世界王座です。長谷川穂積さんはバンタム級から始まり、三階級制覇をしたチャンピオンです。井上尚弥選手もフェザー級挑戦の意向を既に示しています。プロモートの妙を含め注目すべき点ですね。

既に四階級を制覇している井上尚弥選手は、筆者主観ではありますが年齢と身長を加味すると、スーパーバンタム級が一番適していると思います。皆さんはいかがでしょうか。

対戦カード・試合順

試合順 対戦カード階級
5井上尚弥 (大橋) vs ラモン・カルデナス (アメリカ)4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
4ラファエル・エスピノサ (メキシコ) vs エドワード・バスケス (アメリカ)WBO世界フェザー級タイトルマッチ
3ロハン・ポランコ (ドミニカ共和国) vs ファビアン・マイダナ (アルゼンチン)ウェルター級10回戦
2エミリアーノ・バルガス (アメリカ) vs ファン・レオン (スペイン)スーパーライト級8回戦
1中野幹士 (帝拳) vs ペドロ・マルケス (プエルトリコ)フェザー級10回戦

筆者はLIVE配信では観戦していません。便利な機能が備わっており、ストリームを使って観戦しています。配信時間帯に仕事などの都合がある場合やトイレなど用足しで見逃すことがなくなります。R60あるあるなのですが、内容が頭に入らない時に巻き戻しができます。これが結構なおすすめ機能となっております。必須条件としてはネタバレを防ぐことになるのですが。

Prime Video Boxing12 試合解説

第1試合:フェザー級10回戦

中野幹士 vs ペドロ・マルケス

  • 試合展開: 帝拳ジムのホープ、中野幹士が圧巻のパフォーマンスを披露。サウスポーから繰り出すワンツーやボディーブローで、マルケスを終始圧倒しました。
  • 勝敗のポイント: 2回から4回にかけて、中野は合計5度のダウンを奪う猛攻を見せ、レフェリーストップでTKO勝利。米国デビュー戦を鮮烈な形で飾り、無傷の13連勝(12KO)を達成しました。

第2試合:スーパーライト級8回戦

エミリアーノ・バルガス vs ファン・レオン

  • 試合展開: 序盤からバルガスが主導権を握り、多彩なコンビネーションでレオンを追い詰めました。レオンも粘り強く応戦しましたが、バルガスのスピードとパワーについていけない展開でした。
  • 勝敗のポイント: 終始圧倒したバルガスが、大差の判定3-0で勝利。アマチュア時代から注目を集めるホープが、プロでの連勝記録をさらに伸ばしました。

第3試合:ウェルター級10回戦

ロハン・ポランコ vs ファビアン・マイダナ

  • 試合展開: 技術力の高いポランコが、アウトボクシングで試合を組み立てました。マイダナも前に出ようとしましたが、ポランコの正確なジャブとフットワークに阻まれ、有効打を当てられませんでした。
  • 勝敗のポイント: ポランコが終始優位に試合を進め、危なげなくフルマークの判定で勝利を収めました。

セミファイナル:WBO世界フェザー級タイトルマッチ

ラファエル・エスピノサ vs エドワード・バスケス

  • 試合展開: フェザー級屈指の長身王者エスピノサが、そのリーチを活かして序盤から優位に試合を運びました。バスケスは懐に潜り込もうと試みましたが、エスピノサのジャブや右ストレート、そしてロングレンジからのアッパーに苦戦しました。
  • 勝敗のポイント: 7回、エスピノサがコーナーに追い込んで連打をまとめると、レフェリーがストップ。7ラウンドTKO勝ちで3度目の防衛に成功しました。

メインイベント:4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ

井上尚弥 vs ラモン・カルデナス

  • 試合展開: 序盤から予想外の激しい展開となりました。2ラウンド、井上がカルデナスのカウンターを被弾し、プロキャリアで2度目のダウンを喫する波乱の幕開けに。しかし、井上は冷静に対応し、徐々にペースを掌握。ボディ攻撃を軸にカルデナスのスタミナを削っていきました。
  • 勝敗のポイント: 7ラウンド、井上が右ストレートでダウンを奪い返し、続く8ラウンドに連打を浴びせると、レフェリーが試合をストップ。井上が8ラウンドTKO勝利で、苦しみながらも4度目の4団体統一王座防衛に成功しました。この試合は、井上が逆境から立ち直る王者の真価を証明する一戦となりました。

筆者の注目の選手は今回の中では中野幹士選手です。実は中野幹士選手も「ゴールデンエイジ」世代の一員と言っても過言ではありません。「ゴールデンエイジ」世代より一学年上になります。そして前回紹介いたしました、堤聖也選手と同じく大学でアマチュア戦線を経験しています。アマチュアボクシング界では名を馳せている、あの東京農業大学に所属していました。

筆者のような素人がうんちくを語るより、我が分身「Jr.takodemous」と命名したGoogle Geminiさんとの共同作業でR60世代に分かりやすく説明や解説、補足をいたします。

中野幹士選手の魅力は、その圧倒的な攻撃力と、サウスポーから繰り出される多彩なパンチにあります。

圧倒的なKO率と攻撃力

中野選手は、アマチュア時代から培ってきた高い技術に加え、プロ転向後、さらに磨きをかけたパンチ力で試合を圧倒しています。

  • 驚異のKO率: プロデビュー以来、ほとんどの試合でKO勝利を収めており、その破壊力は特筆ものです。相手を冷静に見極め、一気に仕留める集中力と決定力は、観る者を魅了します。
  • ボディーブローの切れ味: 相手のスタミナを奪うボディーブローは、中野選手の得意技の一つです。強烈なボディは相手の動きを止め、その後のKOへと繋がることが多く、彼のボクシングの重要な要素となっています。

卓越した技術と冷静な試合運び

高いKO率の一方で、中野選手は技術にも優れており、冷静に試合をコントロールする能力を持っています。

  • サウスポーからの多彩な攻撃: サウスポーならではの角度から繰り出される右ジャブや左ストレートは、非常に厄介で、相手を翻弄します。ワンツーだけでなく、フックやアッパーも織り交ぜるコンビネーションも魅力です。
  • 冷静な試合運び: 序盤から無理に攻め急がず、相手の出方を観察しながら、試合のペースを握ります。そして、勝機と見れば一気に畳みかける、クレバーな試合運びも彼の強みです。

米国デビュー戦では、わずか数ラウンドで5度のダウンを奪いTKO勝利を飾るなど、海外でもその強さを証明しました。今後、さらにビッグマッチで活躍することが期待される、日本のボクシング界を牽引する存在と言えるでしょう。

筆者にとって試合前の楽しみ方の一つは、選手の戦績を観て、その選手に対してのイメージを膨らませることです。今回の中野幹士選手の戦績で注目すべきは、日本人との対戦の経験が殆どないことです。プロキャリアスタート時からB級ライセンスを取得しており、(堤聖也選手と同様に)日本のフェザー級戦線に同レベルの対戦相手が少ないのだと思います。

アマチュア時代の実績を考えると、推測ながら帝拳ジムがスカウトしたのではないかと思います。でなかったにしても、帝拳ジムの選手層は無双状態ではないでしょうか。プロボクシングの戦績は、堤聖也選手とほぼ同等であり、KO数は圧倒しているにもかかわらず、世界戦が実現していません。ここはプロモート必須でしょう、と帝拳ジムさんにツッコミを入れたくなってしまいます。

戦績

  • アマチュアボクシング:77戦 68勝 9敗
  • プロボクシング:13戦 13勝 (12KO) 無敗
日付勝敗 時間内容対戦相手国籍備考
12018年10月6日2R 1:49KOタナワット・ヤンチャロエン タイプロデビュー戦
22019年2月2日1R 1:39KOエカラック・ラップラコーン タイ
32019年7月6日2R 1:35KOアルビン・ユロング フィリピン
42019年11月2日3R 0:18TKOケージェー・ナタプラグ フィリピン
52020年12月5日8R判定3-0佐伯瑠壱斗(岐阜ヨコゼキ) 日本
62022年6月13日3R 1:36KOファニト・パレデス フィリピン
72022年10月1日1R 2:08KOロレンツ・ラドラダ フィリピン
82023年8月5日8R 1:29KOアルネル・バコナヘ フィリピン
92024年1月20日1R 0:53KOジェスレイ・ワミナル フィリピン
102024年5月18日7R 1:32TKOサタポーン・サアット タイ
112024年9月7日4R 0:34KOブリックス・ピアラ フィリピンOPBF東洋太平洋フェザー級王座決定戦
122025年1月18日3R 2:05KO英洸貴(カシミ) 日本OPBF防衛1
132025年5月4日4R 1:58TKOペドロ・マルケス プエルトリコフェザー級10回戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用

選手の戦績の他にPrime Videoでは独占密着取材という形式で、選手が試合に臨む前までの練習風景やインタビュー、その他の時事ネタを交えて紹介しています。

選手が育った人生や家族の誕生の瞬間、時には趣味などが紹介されています。試合の前の選手の心の中の状態が表現されていて、観戦する側としては感情移入することができます。この点は過去のTV放映と比較するとかなり多くの時間を使用しており、且つ番組自体が単独で配信されていますので、事後に気になった選手をフィーチャーすることも可能となっています。

Prime Video Boxing12
Prime Video Boxing12密着取材

昨年のブログで那須川天心選手の入場曲のYou Tube動画埋め込みを試みたところ、対象動画がBAN扱いされていました。やはり著作権がらみなのでしょうね。今回も懲りずにご紹介いたします。

外国人選手に馴染みがないので前回同様に、中野幹士選手の注目の試合と併せてダブル選出になります。本人曰く地味で注目度合いが低いと自虐的に言っていますが、今回のKOも含めての戦績は目を見張るものがあります。

そんな中野幹士選手の採用した入場曲は、菅野祐悟さん作曲で、映画『カイジ』のサウンドトラックである「END TITLE」です。地味で注目度合いが低いはずがないのですが。

映画『カイジ』のサウンドトラック「END TITLE」

「LIVE BOXING」のブログ投稿の際にはいつもお世話になっている、「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル」の中で、今回の「Prime Video Boxing12」の生解説している動画を埋め込みました。ご参照ください。

Prime Video Boxing12」については、試合直後に撮影したと思われる感想や詳細な解説が他に配信されていますので、該当動画も併せて埋め込んでいます。お楽しみください。今回の埋め込み動画には、竹原慎二さんが登場していません。残りのお二人でMCと解説を行っています。過去の病状から何かあったのではと邪推してしまいます。後日譚ながら最新情報では三人揃って登場していますので、症状による問題が発生している訳ではなさそうです。

また筆者が推奨している、居酒屋トークは今回も炸裂していません。クレームでもあったのでしょうか。ではあるものの、渡嘉敷勝男さんがボケで畑山隆則さんがツッコミという役割分担はされています。設定キャラなのか地なのかは定かではありませんが、いつもの安定感はあります。ただし、なだめ役である竹原慎二さんがいないと、筆者は寂しい気分になります。

さて埋め込み動画の内、生解説の動画に展開予想をしている時間帯があります。ご覧になると分かるのですが、挑戦者がチャンピオンにどう攻略すべきかを語っています。具体的にいうと、モンスター井上尚弥選手が唯一ダウンを喫した、カウンターフックで攻略すべしと解説しています。そして、試合では、まさに予想が現実となるシーンが現れます。神予想に思わず「スゲー」と画面に向かって会話のようなものを行ってしまいました。

Amazon側とYou Tube側で、タイムラグを発生させないようにすれば、一粒で二度美味しい体験ができます。皆さんもその点を考慮して観戦してみてはいかかがでしょうか。

渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル
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ポンコツ夫婦のBIKE日記with Insta 360 vol 2

昨年から「ポンコツ夫婦の旅日記」など、いくつかのカテゴリー変更を実施しています。今回は、MonkeyとZoomerのカテゴリーを統合し、「ポンコツ夫婦のBIKE日記」へと変更しました。

このカテゴリーは「The Gear」ともクロスオーバーさせ、今後は自動車(JimnyとEvery Wagon)関連の投稿にも広げていく予定です。まだ計画段階ですが、楽しみにしていてください。

「BIKE日記」のメッセージは、Dr.takodemousが①漢のロマンを語る、②熱血指導をする、③いつかは二人でツーリングコースを走る、の3つです。特に②は期待できると思います。

今回のテーマは「③いつかは二人でツーリングコースを走る」です。Insta360 Ace Proを搭載し、近所の堤防をツーリングした様子を掲載していきます。

岐阜県羽島市某所に住む筆者にとって、木曽川や長良川、揖斐川の堤防は、身近でツーリングに最適な環境です。

動画には、実際に乗車している感覚を伝えるため、あえてBGMを挿入していません。ただ、自動車学校のシミュレーターのように、自分が正面を向いているのに映像が傾くことがあります。苦手な方は、フル画面を避けたり、画質を下げたりしてご覧ください。

筆者は「R60仲良し夫婦コーディネーター」になることを目指しており、このブログはそのモチベーションで続けています。

これまではiPhoneで動画や画像を撮影していましたが、WordPressへのアップロード時に容量制限の問題がありました。

そこで、よりレベルの高い撮影と編集が可能な「Insta360 Ace Pro」を導入しました。このアイテムについては、別途「The Gear」カテゴリーで詳しくご紹介しますので、お楽しみに。

新濃尾大橋からスタート

vol1では日頃から通っている、木曽・長良背割堤からスタートしています。今回は新設の新濃尾大橋をスタートに選んでいます。「③いつかは二人でツーリングコースを走る」を実践するコースとしても最適な距離感で、自宅から往復45分ほどで完結できます。

今回の見どころは、ズバリ完成したばかりの新濃尾大橋です。木曽川に掛かる橋は、一宮あたりから下流に向けて、随分長い距離の架橋となっています。次回以降にも登場するのですが、川島という中州が地理的条件にあるために、川幅が長くなっているといわれています。

木曽川左岸を上流へ

新濃尾大橋の交通量は知名度が不足しているためなのか、まだまだ濃尾大橋の渋滞と比較すると、かなりの空き状態となっています。動画を比較していただければ、一目瞭然といった感じです。

国道155線に繋がる新濃尾大橋であるにもかかわらず、この交通量の少なさは、大垣まで直結するルートが羽島市内で.未完成であるための現象と言えます。この事を把握して、羽島市内のショートコースを熟知している場合は、かなりの時短ができます。

ツーリングではないものの、車で羽島から稲沢へと新濃尾大橋を利用したところ、20分ほど時間が短縮されました。皆様もツーリングだけにとどまらず、時短を是非体験してみてください。

尾西グリーンプラザ

筆者は、幼い頃に親に連れられて尾西グリーンプラザ内のプールに泳ぎに行った思い出があります。最も深い場所は150cmほどあり、小学生の身長では足が届きませんでした。学校のプールと同じ感覚で飛び込んだら、深さに驚いて溺れそうになった、苦くも懐かしい思い出です。残念ながら、そのプールは現在閉鎖されています。

そんな思い出の場所も、時代と共に姿を変え、現在は新しい魅力にあふれています。

  • 歴史:
    • 1974年(昭和49年)に、当時の尾西市(現在は一宮市に合併)に、勤労青少年福祉センターとして開館しました。
    • 木曽川沿いの広大な敷地を活かし、地域のレクリエーションや防災拠点としての役割も担ってきました。
  • 現在のおすすめ:
    • パターゴルフ場: 広々とした芝生で、家族や友人と気軽に楽しむことができます。
    • ウッドデザインパークいちのみや 紡: 尾西グリーンプラザの敷地内に新設されたグランピング施設。BBQや宿泊も楽しめ、おしゃれなカフェも併設されています。
    • サイクリング: 木曽川沿いのサイクリングロードに接続しており、気持ちの良い川風を感じながら自転車で散策するのに最適な場所です。
    • 広大な芝生広場: ピクニックや軽スポーツに利用できる広場があり、開放的な空間でゆったりと過ごせます。

橋の歴史

今回のツーリングで走行した「新濃尾大橋」と「濃尾大橋」にも、それぞれ歴史があります。

新濃尾大橋

  • 建設の背景: 長年にわたる濃尾大橋の慢性的な渋滞解消を目的として計画されました。2012年(平成24年)に着工し、比較的最近の2025年5月24日に開通した新しい橋です。
  • 歴史的な意味: 1586年(天正14年)の木曽川の洪水によって分断され、東側が愛知県、西側が岐阜県に属するようになった旧「加賀野井村」を再び繋ぐ橋としても注目されています。

濃尾大橋

  • 建設の背景: 戦後の交通量増加に対応するため、1952年(昭和27年)に着工されました。
  • 開通: 1956年(昭和31年)に開通。当初は有料でしたが、1969年(昭和44年)に無料開放されました。
  • 特徴: 全長777.7mの長い橋で、長年にわたり愛知と岐阜を結ぶ主要な交通路として地域の暮らしを支えてきました。

多くの橋が、かつての渡し船の跡地に建設されていることが多いようです。過去の歴史に思いを馳せながらのツーリングもまた一興です。

筆者のツーリングは、相変わらず一人のショートコースが中心です。Redkabagonさんが公道デビューできるその日まで、この身近なコースを走り込み、技術と経験を磨いていきます。この日記を通して、二人の成長をぜひ見届けてください。

次回は尾能大橋から国営木曽三川公園 138タワーパークのバイク日記を投稿予定としています。お楽しみに。

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ポンコツ夫婦のBIKE日記with Insta 360 vol 1

昨年から「ポンコツ夫婦の旅日記」など、いくつかのカテゴリー変更を実施しています。今回は、MonkeyとZoomerのカテゴリーを統合し、「ポンコツ夫婦のBIKE日記」へと変更しました。

このカテゴリーは「The Gear」ともクロスオーバーさせ、今後は自動車(JimnyとEvery Wagon)関連の投稿にも広げていく予定です。まだ計画段階ですが、楽しみにしていてください。

「BIKE日記」のメッセージは、Dr.takodemousが①漢のロマンを語る、②熱血指導をする、③いつかは二人でツーリングコースを走る、の3つです。特に②は期待できると思います。

今回のテーマは「③いつかは二人でツーリングコースを走る」です。Insta360 Ace Proを搭載し、近所の堤防をツーリングした様子を掲載していきます。

岐阜県羽島市某所に住む筆者にとって、木曽川や長良川、揖斐川の堤防は、身近でツーリングに最適な環境です。

動画には、実際に乗車している感覚を伝えるため、あえてBGMを挿入していません。ただ、自動車学校のシミュレーターのように、自分が正面を向いているのに映像が傾くことがあります。苦手な方は、フル画面を避けたり、画質を下げたりしてご覧ください。

筆者は「R60仲良し夫婦コーディネーター」になることを目指しており、このブログはそのモチベーションで続けています。

これまではiPhoneで動画や画像を撮影していましたが、WordPressへのアップロード時に容量制限の問題がありました。

そこで、よりレベルの高い撮影と編集が可能な「Insta360 Ace Pro」を導入しました。このアイテムについては、別途「The Gear」カテゴリーで詳しくご紹介しますので、お楽しみに。

木曽・長良背割堤からスタート

ツーリングのスタート地点は、いつもお花見でお世話になっている「木曽・長良背割堤」です。ここは木曽川と長良川がY字に交差する特殊な地理条件を持つ場所で、その先は一般車両通行止めの道になっています。

今回の見どころは、木曽川の右岸と長良川の左岸が交差するU字の堤防を走る映像です。スタート地点のキャッチアップ動画を撮影するため、同じテイクを何度も繰り返したので、少し怪しい行動だったかもしれませんが、ご容赦ください。

長良川左岸を上流へ

木曽川右岸を走った後、急角度で長良川の左岸の堤防を走るコースです。右岸に比べて交通量が少なく、R60世代のツーリングデビューに非常に適しています。

ただし、羽島市は伊吹おろしによる突風が吹く地域です。最近では春以降も強風が多発しているため、風の予報を確認してツーリングすることをお勧めします。

木曽・長良背割堤の歴史

この堤防は、木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)の治水事業と深く結びついています。度重なる洪水に悩まされた地域を救うため、明治政府がオランダ人技術者ヨハネス・デ・レーケの指導のもと、大規模な分流工事を実施。背割堤は1898年(明治31年)頃に完成しました。

「輪中」という地名が今も残るように、治水にまつわる歴史は深いものです。立ち寄り場所が少ない今回のコースでも、こうした歴史を想像しながら走るのも楽しみ方の一つです。

橋の歴史

今回のツーリングで走行した「南濃大橋」と「大藪大橋」にも、それぞれ歴史があります。

  • 南濃大橋: かつて「野寺の渡し」という渡し船があり、その後、木造の「野寺橋」を経て、1979年(昭和54年)に現在の南濃大橋に架け替えられました。
  • 大藪大橋: こちらも「大藪の渡し」に代わる形で、1988年(昭和63年)に開通しました。

多くの橋が、かつての渡し船の跡地に建設されていることが多いようです。過去の歴史に思いを馳せながらのツーリングもまた一興です。

筆者はMonkey 125で1年半かけて練習を重ねてきました。一人でのツーリングも楽しいですが、やはり夫婦二人で行動していると少し寂しさを感じます。

現在、ツーリングは筆者の休日を利用したショートコースが中心です。Redkabagonさんが公道デビューできるようになるまで、気長にお見届けください。

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Stay in Fire TV Stick 第3世代VOL17

LIVE BOXING11

今回のブログは前回からの継続である「LIVE BOXING11」をご紹介いたします。モンスター井上尚弥選手の影響なのか、または帝拳ジムのプロモートの上手さなのか、WBC世界バンタム級とWBA世界バンタム級、合計2つのタイトル戦が組まれています。なお今回の大会から、中谷潤人潤人選手自らが命名した、「ビックバン」と言うニックネームが試合でコールされています。どうぞ注目してご覧ください。

R60世代にとってバンタム級といえば、薬師寺保栄VS辰吉丈一郎戦が思い起こされると思われます。1994年に行われた試合は、営業の帰りにテレビ中継の画面に釘付けになって観ていたものです。

現在のバンタム級の選手群は史上最も層の厚い「ゴールデンエイジ」といっても過言ではなさそうです。世界タイトルの4団体を日本人のチャンピオンが独占しており、世界上位ランカーも多数存在しています。指名試合ですら日本人が選ばれている状況下においては、単にプロモート力だけが影響している訳ではなさそうです。

対戦カード・試合順

試合順対戦カード階級
5中谷潤人(MT) vs ダビド・クエジャル(メキシコ)WBC世界バンタム級タイトルマッチ
4那須川天心(帝拳) vs ジェーソン・モロニー(オーストラリア)バンタム級10回戦
3堤聖也(角海老宝石) vs 比嘉大吾(志成)WBA世界バンタム級タイトルマッチ
2赤井英五郎(帝拳) vs 盛合竜也(ワタナベ)73.2kg契約 6回戦
1木内凌祐(セレス)vs フエンテス北嶋(E&Jカシアス)ライト級4回戦

筆者はLIVE配信では観戦していません。便利な機能が備わっており、ストリームを使って観戦しています。配信時間帯に仕事などの都合がある場合やトイレなど用足しで見逃すことがなくなります。R60あるあるなのですが、内容が頭に入らない時に巻き戻しができます。これが結構なおすすめ機能となっております。必須条件としてはネタバレを防ぐことになるのですが。

LIVE BOXING 11 試合解説

第1試合:ライト級4回戦

木内凌祐 vs フエンテス北嶋

  • 試合結果: 木内が3-0の判定で勝利。

第2試合:73.2kg契約6回戦

赤井英五郎 vs 盛合竜也

  • 試合結果: 盛合が2ラウンドTKOで勝利。

第3試合:WBA世界バンタム級タイトルマッチ

王者 堤聖也 vs 挑戦者 比嘉大吾

  • 試合展開: 4年ぶりの再戦となった両者のタイトルマッチは、激しい打撃戦となりました。互いに一歩も引かない攻防が繰り広げられ、試合はフルラウンドに及ぶ激闘となりました。
  • 勝敗のポイント: 互いにダウンを奪い合うほどの壮絶な打ち合いの末、ジャッジ3者全員が114-114のドロー(引き分け)と採点。これにより、王者の堤が初防衛に成功しました。

第4試合:バンタム級ノンタイトル10回戦

那須川天心 vs ジェーソン・モロニー

  • 試合展開: ボクシング転向後5戦目の那須川にとって、元世界王者のモロニーは過去最強の相手でした。モロニーのパンチを受けて腰を落とす場面も見られましたが、那須川は持ち前のスピードとフットワークで試合をコントロールしました。
  • 勝敗のポイント: 終始試合を優位に進めた那須川が、3-0の判定で勝利。今後の世界戦線に向けて、大きな自信を掴む一戦となりました。試合後にはWBO世界バンタム級王者の武居由樹との対戦も示唆しました。

メインイベント:WBC世界バンタム級タイトルマッチ

王者 中谷潤人 vs 挑戦者 ダビド・クエジャル

勝敗のポイント: 中谷は3ラウンドに合計2度のダウンを奪い、試合を決めました。一度は立ち上がったクエジャルでしたが、追撃の連打により再びダウンを奪われ、レフェリーが試合をストップ。中谷が3ラウンドKO勝利で3度目の防衛に成功しました。これにより、中谷選手の「30戦30勝23KO」という無敗の記録はさらに更新されました。

試合展開: 無敗同士の対決として注目されたこの試合は、序盤から王者の中谷が圧倒的な強さを見せつけました。左のパンチを的確にヒットさせ、挑戦者のクエジャルをコントロールする展開となりました。

筆者の注目の選手は今回の中では堤聖也選手です。実は堤聖也選手も「ゴールデンエイジ」世代の一員なのです。そして、今回の挑戦者比嘉大吾選手も同じ学年です。さらに比嘉大吾選手は下のウェイト階級でタイトルホルダーでした。付け加えると、高校時代からライバルであり盟友であり、今回の対戦を含めプロで2度対峙しています。「ゴールデンエイジ」世代は本当にヤバい面子が揃い過ぎていると断言できます。

筆者のような素人がうんちくを語るより、我が分身「Jr.takodemous」と命名したGoogle Geminiさんとの共同作業でR60世代に分かりやすく説明や解説、補足をいたします。

堤選手は、決して器用な選手ではないと自身や関係者から評されています。しかし、その不器用さが彼独自のスタイルを作り上げました。

  • 右構えと左構えを自在にスイッチ: 練習中、慣れた右構えに戻ってしまう癖を逆手に取り、右構えと左構えの両方で同じ練習メニューをこなすことで、倍の練習量を積んできました。その結果、試合中も両方の構えを使いこなし、相手をかく乱するスタイルを確立しています。
  • 相手を嫌がらせる技術: 相手の攻撃を潰し、とにかく嫌がらせる技術に長けています。相手の土俵では戦わず、常に試合を俯瞰して、相手が何を嫌がっているかを瞬時に判断する高いボクシングIQも持ち合わせています。

飽くなき向上心とタフなメンタル

彼の魅力は、リング上の技術だけでなく、ボクシングに向き合う姿勢にもあります。

  • 人一倍の努力: 何でも覚えるのが人より遅く、時間がかかると言われる一方で、できるようになるまで練習し続ける気持ちの強さがあります。
  • 粘り強いファイティングスタイル: 前へ出るプレッシャーと豊富な手数は、相手を消耗させ、試合の流れを決定づけます。最近の試合でも、ダウンを奪い合うような壮絶な打ち合いを繰り広げ、最後まで粘り強く戦い抜くタフさを見せました。

リング外での意外な一面

「アメカジボクサー」を自称するほどファッションへのこだわりも強く、古着やヴィンテージへの深い愛情を持っています。ボクシングに対するストイックな姿勢とは対照的な、親しみやすい一面も彼の魅力です。

このように、堤聖也選手は、不器用さを努力で克服した独自のスタイルと、決して諦めない強いメンタルで、見る者を惹きつけるボクサーだと言えるでしょう。

筆者にとって試合前の楽しみ方の一つは、選手の戦績を観て、その選手に対してのイメージを膨らませることです。今回の堤聖也選手の戦績で注目すべきは、今回の対戦相手比嘉大吾選手と2020年10月26日に一度戦っていて、今回同様に引き分けの試合を行っていることです。

更には那須川天心選手に続き、帝拳ジムが売り出し最中の増田陸選手との対戦も行っています。帝拳ジムは、どれだけのバンタム級の選手を発掘しているのかと驚愕を覚えます。

  • アマチュアボクシング:101戦 84勝 (40KO) 17敗
  • プロボクシング:15戦 12勝 (8KO) 無敗 3分
日付勝敗時間内容対戦相手国籍備考
12018年3月27日1R 1:31KOアロンコーン・ガイシー タイプロデビュー戦
22018年6月17日1R 1:14KOガムライヨック・オーワンダヴィー タイ
32018年9月24日3R 1:35TKO稲元純平(熊谷コサカ) 日本B級トーナメント2018バンタム級決勝
42018年10月14日6R判定3-0ユー・ジアチ 中国
52019年4月14日1R 1:52TKOライアン・ポンテラス フィリピン
62020年1月28日8R判定0-1中嶋一輝大橋 日本GOD’S LEFTバンタム級トーナメント決勝
※優勢点により決勝敗退
72020年10月26日10R判定0-1比嘉大吾Ambition 日本
82022年6月23日8R 0:47TKO澤田京介JB SPORTS 日本日本バンタム級タイトルマッチ
92022年10月20日9R 2:42TKO大嶋剣心(帝拳 日本日本防衛1
102023年3月20日7R 1:41TKO南出仁(セレス 日本日本防衛2
112023年8月30日10R判定3-0増田陸(帝拳) 日本バンタム級モンスタートーナメント準決勝
日本防衛3
122023年12月26日10R判定3-0穴口一輝真正 日本バンタム級モンスタートーナメント決勝
日本防衛4
132024年7月7日4R 1:13TKOウィーラワット・ヌーレ タイ
142024年10月13日12R判定3-0井上拓真(大橋) 日本WBA世界バンタム級タイトルマッチ
152025年2月24日12R判定0-0比嘉大吾志成 日本WBA防衛1→休養王座に認定

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用

選手の戦績の他にprime videoでは独占密着取材という形式で、選手が試合に臨む前までの練習風景やインタビュー、その他の時事ネタを交えて紹介しています。

選手が育った人生や家族の誕生の瞬間、時には趣味などが紹介されています。試合の前の選手の心の中の状態が表現されていて、観戦する側としては感情移入することができます。この点は過去のTV放映と比較するとかなり多くの時間を使用しており、且つ番組自体が単独で配信されていますので、事後に気になった選手をフィーチャーすることも可能となっています。

LIVE BOXING11
LIVE BOXING11

昨年のブログで那須川天心選手の入場曲のyou tube動画埋め込みを試みたところ、対象動画がBAN扱いされていました。やはり著作権がらみなのでしょうね。今回も懲りずにご紹介いたします。

筆者主観の注目入場曲はズバリ比嘉大吾選手です。注目の試合と併せてダブル選出になります。試合内容をご覧いただければ、皆さんも肩入れしたくなるのではないでしょうか。

そんな比嘉大吾選手の採用した入場曲は、あの「ゴジラ」です。今回の試合は観るものにとって、破壊力が壮絶な内容なだけに、マッチしているなと感じました。

「LIVE BOXING」のブログ投稿の際にはいつもお世話になっている、「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル」の中で、今回の「LIVE BOXING11」の生解説している動画を埋め込みました。ご参照ください。

「LIVE BOXING11」については、中谷潤人vs ダビド・クエジャル戦を一本の動画配信、堤聖也vs 比嘉大吾戦と那須川天心 vs ジェーソン・モロニー戦を一本の動画で配信、合計二本立てで生配信されていました。

前回は居酒屋トークを激推ししていました。今回は何があったのかは定かではありませんが、お酒を飲みながら、弁当をがっつきながらのトーク進行をしていません。相変わらず渡嘉敷勝男さんは適当な事を合間に喋っていますし、それを竹原慎二さんがたしなめる展開は前回と変わっていません。筆者の主観ながら前回のぶっちゃけ度合いの方が、バラエティー感覚で鑑賞できる気がします。一粒で二度美味しいと前回ご紹介いたしましたので、二度美味しい想いをさせてくれるような解説を切に願います。

そして前回同様に筆者は、「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル」で埋め込んだ動画に、少し気になる点があります。大会そのものに関わる内容なのですが、那須川天心選手の扱い方について少し気になっています。

那須川天心選手が良い選手であることは間違いありません。帝拳ジムのプロモートの試合であることも間違いありません。しかしながら、今回もセミファイナル(堤聖也選手 vs 比嘉大吾選手のタイトル戦の方が前座)扱いであることは、主観ながら間違っているような気がしてなりません。なぜならば、本大会の那須川天心選手の試合は、ノンタイトルかつ10回戦だからです。

是非皆さんも、その点を考慮して観戦してみてはいかかがでしょうか。

渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル
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