【R60 ポンコツMusic Challenge vol.2】「BPM 88」の呪縛とSkankの罠
■はじめに:都市高速をジャマイカへ
皆さん、こんにちは。Dr.takodemousです。 「R60 ポンコツMusic Challenge」第2弾をお届けします。
今回の挑戦は、荒井由実(松任谷由実)さんの名曲『中央フリーウェイ』。都会的なドライブ・ソングを、甘く切ないLovers Reggaeへと大胆にリミックスしました。しかし、洗練された「都会の風」を「ジャマイカの熱気」に翻訳する作業は、今回もGemini(AI)との熾烈な「調教」の連続でした。
■ 【事件簿】「skank(スカンク)」という名の罠
レゲエ特有の裏打ちを強調しようとした際、Geminiが良かれと思って提案してきた専門用語「skank」。これが今回の混乱の引き金となりました。
Lovers Rockの優雅な揺らぎを求めていたはずが、AIはこの言葉を「激しく刻むスカのリズム」と誤認したのか、せわしないガチャガチャとした音が連発。現場は一瞬にしてカオスと化しました。
私は即座にプロンプトを修正し、Geminiにこう言い換えさせました。 「skankは忘れろ。Upstroke Electric Guitar(アップストロークのエレキギター)だ」
抽象的なレゲエ用語に頼るのではなく、物理的な楽器の奏法を指定する。この「調教」により、ようやく理想の優雅な裏打ちを手に入れることができたのです。
中央フリーウェイlyric
Intro] (Fast-paced driving reggae rhythm, bright brass accents, 118 BPM)
[Verse 1] ちゅうおう、ふりーうぇい ちょうふ、きちを、おいこし、やまに、むけて、いけば たそがれが、ふろんと・ぐらすを、そめて、ひろがる
[Verse 2] ちゅうおう、ふりーうぇい かたてでもつ、はんどる、かたてで、かたを、だいて あいしてるって、いっても、きこえない かぜが、つよくて
[Chorus 1] まちの、ひが、やがて、またたきだす ふたりして、りゅうせいに、なったみたい ちゅうおう、ふりーうぇい みぎに、みえる、けいばじょう、ひだりは、びーるこうじょう このみちは、まるで、かっそうろ よぞらに、つづく
[Verse 3] ちゅうおう、ふりーうぇい はじめて、あった、ころは、まいにち、どらいぶ、したのに このごろは、ちょっと、つめたいね おくりも、せずに
[Chorus 2] まちの、ひが、やがて、またたきだす ふたりして、りゅうせいに、なったみたい ちゅうおう、ふりーうぇい みぎに、みえる、けいばじょう、ひだりは、びーるこうじょう このみちは、まるで、かっそうろ よぞらに、つづく
[Outro] (Bright brass and driving bassline, fade out)
■ 都市高速とジャマイカの距離感
「「ビール工場が見える中央道」の世界観をレゲエに落とし込もうとする際、AIはまたしても奇妙な行動に出ました。
中央フリーウェイの風景を無理やりジャマイカの海辺へと翻訳しようと試行錯誤し、私に詰め寄られると、必死に「Sophisticated(洗練された)」いう言葉を連呼してその場を繕おうとするGemini。その滑稽な姿は、まるで叱られた部下が難しい言葉を使って誤魔化しているかのようでした。
■ 運命の「BPM 88」:迷走の果てに辿り着いた黄金比
今回、最も驚かされたのはテンポの設定です。 散々遠回りし、何度もAIと議論を重ねた結果、最終的に楽曲が最も美しく響いたのは「BPM 88」という数値でした。
実はこれ、前作『赤いスイートピー』と全く同じ数値なのです。 AIと人間が数々の試行錯誤を経て、最終的にこの同じ「黄金比」に収束したという事実は、もはや運命的な執着の記録と言えるかもしれません。
■ 秘伝のリズム:Suno AIへのスタイル指示について
今回の都会的なメロディをいかにして「Authentic Riddim」へ落とし込んだか。
そのSuno AIへの具体的な指示系統については、前作同様「企業秘密」とさせていただきます。都会的な洗練を失わずに、いかにしてレゲエの土着的な重さを共存させるか――その答えは私とGeminiの間にのみ存在します。
個人でAI生成をChallengeしたいという方には、マウスコンピューターさんの主催する”BTOパソコン(PC)通販のマウスコンピューター【公式】”のmouse LABOの記事に詳細が記載されています。私も参考にしました。
【お知らせ:外部制作のご相談について】
この「R60 ポンコツMusic Challenge」で培った、AIを駆使したハイクオリティなレゲエ・アレンジのノウハウ。もし「自分の曲もこのスタイルで昇華させてほしい」といったご要望があれば、個別に外部受注としての制作・コンサルティングも承っております。ご興味のある方は、ブログのお問い合わせフォームよりご連絡ください。
■YouTube動画公開中!ダブルロックの鉄槌を経て
今回の動画制作は、私Dr.takodemous単独による音楽コンテンツとして仕上げました。
油断すると勝手にセットリストを書き換え、「渚のバルコニー」を混入させようとするポンコツAIに対し、一文字ずつ「ダブルロック」の鉄槌を下して完成させた入魂の一曲です。
今回の格闘の末に完成した楽曲は、YouTubeにて公開中です。
👇ご視聴はこちらから!
【YouTubeチャンネル登録はこちら】
■ おわりに:R60ポンコツMusic Challengeの野望
今回の『赤いスイートピー』はあくまで序章に過ぎません。
今後は「レゲエ全般」を軸にしつつも、ジャンルを超えた音楽体験を「ポンコツ夫婦」の視点でお届けしていきます。
AIに翻弄され、0.1秒の譜割りに夜通し頭を抱える。
でも、その試行錯誤こそが、私たち夫婦にとって最高のアンチエイジングであり、生きている証なのです。
制作工程のさらなる裏話や、ダブルロック運用の全貌については、今後もこのブログで詳しく公開予定です。お楽しみに!
Dr.takodemous(筆者)
「AIコーダー」を目指すR60世代の夫。プログラミング無知ながら、Gemini(AI)と格闘しながらアプリ開発に挑むロジック担当。趣味はAIとの対話と、昔取った杵柄の格闘技。最近は妻と楽しむ近郊への夫婦旅の企画と、インドア・アウトドア活動の経費化を目的とした生活研究に熱中しています。R60が頑張ってチャレンジしてみた!というテーマで、新しい発見を共有します。
Redkabagon(ポンコツ夫婦の妻)
夫と共にブログを運営するR60世代の妻。得意分野は、脳内活性(ナンプレ、ゲーム)と、夫婦の活動を支える生活の知恵。G5ゲームや趣味の音楽動画(Remix)の制作にも挑戦中。特に、特技を活かしたレンタル企画(観葉植物など)の実現に向けて奮闘中です。夫の奇抜なアイデアに振り回されつつ、ポンコツ夫婦が仲良く老いていくための「絆と癒やしのロジック」を担当しています。

