ポンコツ夫婦の旅日記vol 1鳥羽編Day2.road to志摩

さて、前回まではコロナ禍を経過した後の「GO OUT」という世間の時勢にまつわるカテゴリーを採用していました。しかし、コロナが5類に変更になったことや、外国人観光客受け入れの規制がほぼコロナ禍以前の水準に戻ったことを踏まえると、いつまでもコロナ禍のイメージが残る表現は考え物だと意識するようになりました。


そこで、今回は「ポンコツ夫婦の旅日記」というカテゴリーを新設することにしました。以前のタグ「GO OUT」と内容はさほど変わりません。むしろ、メッセージ性よりも、参照として活用していただけるような情報性を重視していきます。


もっとも、一貫したメッセージは残し続けたいと考えています。それは、「死が二人を分かつまで」というものです。そして、その後の誓いの「健やかなるときも病むときも順境にも逆境にも、常に真実で愛情に満ち、お互いを支えあう夫婦」を目指していきたいというメッセージです。ただ、目指していきたいというオチではありますが。

筆者の周りでは、子育ての最中に夫婦が会話をしなくなったという声をよく聞きます。対照的に、我が家は子宝に恵まれなかったせいもあるのか、自称ではありますが「仲のいい夫婦」と思っています。

したがって、今回または今後のテーマとして、夫婦仲が以前の恋人同士のような関係を取り戻すきっかけになるようなイベント事を提案していきたいと考えています。R60世代の良い夫婦コーディネーターになれればと思っています。

筆者のコーディネートの基本は1泊ですが、中抜きすれば日帰りが可能となります(愛知県は尾張地区や名古屋、岐阜県は西濃地区)。加えて、地元の食べ物をいただくことを重視した内容となっています。読者の皆さんが感じるであろう、面倒くさい調べ事も、お得情報などを加味して発信していきます。まずは、日帰りデートから始めてみてはいかがでしょうか。

前回の旅も実は三重県なのですが、結構近場だったということもあり、今回は同じ三重でも少し遠方の旅となります。前回の内容はR60に相応しい距離感ではないとの反省を踏まえ(主観が主な反省点となりますのでご容赦ください)、前々回と同等の距離で計画を立てております。

R60のアクティブ感が一般的にどの程度かは、客観的な指標が存在していません。筆者の実年齢も、所謂「アクティブシニア」というカテゴリーには未だ数年あります。それゆえ、筆者の願望を踏まえ、「セルフアクティブシニア」の予行練習を皆さんと共に作り上げたいという内容になっています。

DAY1でご紹介した通り、我が家の計画は食事優先の旅となっています。その結果として、観光やアクティブ体験などは補足の計画を組み、食事時間を妨げることがないように配慮しています。

つまり今回のメインは鈴木水産さんであり、1日目がこれに該当します。思わぬ出来事の結果、サブであった夜食がなくなり、ホテルで寛ぐ結果となってしまいました。しかしながら計画としては、1日目でほとんどを済ませ、2日目はほぼ帰路のついでに行動する予定を立てています。

これは今後も我が家にとって変わることのない仕組みになりそうです。その理由はいくつかあります。一つ目は、予定外の事柄(渋滞や混雑、そして間違いなど)に対応するゆとりを設けること。二つ目は、予定を詰めすぎて疲れること(リピートしたくない状況)を防ぐこと。三つ目は、リピート時にさらに深掘りできる状態にすること。これらの計画の傾向は、なんとなくコロナ禍の辺りから我が家では始まっています。意外ではありますが、また行ってみたい旅になること(全行程ではなく一部をピックアップすることも含め)が多い気がします。この計画パターンの思考は、皆様にもお勧めいたします。

前項の理由から、下調べをほとんど行わずに2日目の予定を立てています。宿泊先をGoogleマップで下調べしていた際に、かなり近い距離感で「伊勢志摩国立公園」と記載されていました。筆者の知識不足により、その記載場所の近辺に公園があるのだろうと思っていました。最も近い観光スポットを選び、その風景の投稿やストリートビューを使ってイメージを膨らませたのですが、ピンとこないのです。こんな感じかとかなりの落胆を覚えました。

このような理由を含めて、再三記載している通り2日目は帰りついでに計画を練りました。それは、パールロードを経由して牡蠣の名産地である的矢までドライブをする計画です。もちろん道中の海産物店に立ち寄り、食事や持ち帰りの珍味を物色する計画も忘れていません。結果的にはドライブコースとしては予定通りとなったのです。

実はDAY2のドライブコースよりも遠方の志摩半島までを含め、さらに戻ること伊勢神宮あたりまで(つまりDAY1の二見浦の夫婦岩も含む)約555㎢もの広大な範囲が、伊勢志摩国立公園だということが帰宅後の後調べで判明しました。

以下に伊勢志摩国立公園の範囲をリンクしておきます。濃い緑の色の範囲が該当します。驚愕の事実です。

鶏足寺
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どこまでも続く赤い絨毯

  • 島周辺の景色
    島周辺の景色
島周辺の景色
島周辺の景色

さて、広大な伊勢志摩国立公園の広さを堪能しようというつもりはほとんどなく、主目的といえば的矢の牡蠣です。当日はドライブコースの終点を的矢湾大橋(志摩スペイン村付近)とし、時間の許す限り牡蠣三昧を帰り道の工程で行うことにしました。

道中に海産物の販売店をチェックしたので、珍味の買い出しはできると踏んでいます。予定外といえば、ホテルを出てから的矢湾大橋までの到着時刻が、かなり早くなったことです。ホテルではかなりの度合いでくつろいでしまったので、時間が足りないかもと想像していました。しかしながら、正午前後に到着する腹積もりであったのに対して、11時前には的矢湾大橋に到着しています。信号にほとんど出くわさない状況が、時間を短縮する要因になったのではないかと思います。伊勢志摩国立公園恐るべしといったところでしょうか。

いくつかの候補は存在していました。その中でも時間の余裕度合いや、道中の空き具合から考えて相差海女小屋を選択しました。相差の地域には複数の海女小屋があり、当日の予約でも探せるだろうと踏んだからです。結果として、「海女小屋 相差かまど 前の浜」さんを一発で引き当てることができました。

少し前に能年玲奈さんが演じていた、「あまちゃん」が世間を賑わしていた時期があります。それにあやかっているのかどうかは分かりませんが、到着してみると意外にもインバウンドや若い世代にも対応した街づくりになっている感じがします。事実、「海女小屋 相差かまど 前の浜」さんには、筆者より数世代年下と思われる女性客や外国人観光客が来店していました。もちろん同世代らしき男性客の団体も来店していて、需要が高そうなイメージがします。

当日は残念ながら当日の予約扱いとなり、固定の定食セット限定の受付しか不可な状況となったのですが、とりあえず体験すべきとうかがいました。その中身は、固定メニューの中に特産ともいえる的矢牡蠣が入っていないのです。誰か予約客の中に、牡蠣を食べている団体はいないのかと見渡してみても、殻は一つも登場していません。後で説明があったのですが、シーズン当初としては相当に育ちが遅いとのことでした。いつ頃に再度伺ったら食することが可能なのかを質問したところ、経験したことがない状態なので分からないとの返答をもらいました。

天候を含めて、かつて経験したことがない状態が多発している昨今です。当日の気温は11月にもかかわらず、20度を超えていたので仕方のないことなのかもしれません。DAY1に登場したアッパ貝が登場したので、気分を変えて雰囲気を楽しむことにしました。

日本海おさかな街
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はまやき安兵衛

海女小屋 相差かまど 前の浜
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海女小屋 相差かまど 前の浜

海女小屋 相差かまど 前の浜
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海女小屋 相差かまど 前の浜

海女小屋 相差かまど 前の浜
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海女小屋 相差かまど 前の浜

筆者にとって海女小屋は初体験になります。総じての印象は、アクティブなグルメといったところでしょうか。雰囲気も併せて食を楽しむ場所だというのが感想です。実際に体験ツアーと銘打った催しがあります。食事の経験以外に、海女さんの衣装(ユニホームを)を試着して海女さんとの集合写真を撮る内容となっています。もしかしたら、ウェットスーツも着たりするのかもしれません。リンクを貼っておきますので、皆さんも計画の一案にしてみてください。因みにその体験ツアーの中身には、海女さんと会話して日頃の様子を耳にすることができるようです。しかしながら、相差の海女さんは気前がいいと見受けられ、ツアーを頼んでいない私たちにも、日頃の話を沢山してくれたので、何か得した気分になりました。

そこで登場した話の中に、前記の通り異常気象の状況説明を受けたのです。牡蠣が育っておらず、本来の仕事をしていない状況が続いているとのことです。今シーズンの予測が立たないので、今後の狙い目は春先の産卵の頃を目指して訪れる方が、牡蠣を食べるという目的なら適していると仰っていました。

また、「せーまん・どーまん」という陰陽師由来の、海女さんにとっての魔除けの話を伺い知ることになりました。星の形が「せーまん」の印で、安倍晴明の波紋です。九字紋(臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前)と同じ形が「どーまん」の印で、芦屋道満の由来です。この旅の中では、筆者のツボにはまるポイントの最上位に登場します。ブログを立ち上げてから一度も陰陽師にまつわる内容が登場していないのですが、これを機に少しずつ登場させようと考えています。「せーまん・どーまん」の詳細はリンクを貼っておきますので、是非ご覧ください。お土産に手ぬぐいがあり、「せーまん」と「どーまん」の印が染められています。

相差のお土産
相差かまど周辺のお土産屋
  • 海女小屋 相差かまど 前の浜
    海女小屋 相差かまど 前の浜

滞在することいつものごとく約1時間半くらいになりました。12:00到着なので、13:30過ぎといったところでしょうか。後は帰路へと向かうのみの予定です。ホテルからの道のりは、ほぼ2~3路線しかなく、道中の物産店も鳥羽駅方面には多数あることもチェック済みです。少し時間に余裕があるので、辺りを探索することにしました。ここからは、時間の許す限りのノープランです。

サクッと調べた街並みに向かう道中を、海辺を歩きながら探索することにしました。歩けばお腹が減り、旅の最後の食事を楽しむことができるかもしれないとの考えに至ったからです。結果からいうと、(主観によるものですが)海辺はかなりの見応えがあります。またチェックした街並みもいざ歩いてみると、古くて新しい感じを覚えました。古民家のリノベーションをイメージした街並みといえば想像がつくと思われます。街並みの画像についてはデータが破損してしまい、貼っておくことができないので、代わりにリンクを掲載いたします。

海女小屋 相差かまど 前の浜周辺の景色
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海女小屋周辺の動画

海女小屋から漁港を探索すると現れてくる景色です。防波堤が存在しており、波が静かなら釣りができるのではと、刺身を食べる食いしん坊なイメージで観ていました。

海女小屋 相差かまど 前の浜周辺の景色
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海女小屋周辺の動画

漁港から半島側の通路を探索した動画。さらにその先を進んでいくともう一軒相差かまどが存在します。筆者は断崖に身震いしてしまい、たどり着くことができませんでした。完全予約制とのことです。かなりの断崖絶壁の場所に作られており、かつ付近には巨大な渦潮がある景色です。どうやって建築したのかと思います。あえて画像などは掲載いたしませんので、怖いもの見たさでチャレンジしてみてください。

海女小屋 相差かまど 前の浜周辺の景色
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海女小屋周辺の動画

  • 海女小屋 相差かまど 前の浜周辺の景色
    海女小屋 相差かまど 前の浜周辺の景色
  • 海女小屋 相差かまど 前の浜周辺の景色
    海女小屋 相差かまど 前の浜周辺の景色

身震いのする断崖絶壁から漁港に戻り、堤防を経由して街並みへと向かいます。堤防沿いには、夏になると海水浴場になる砂浜があり、半島とは別の穏やかさを感じることができます。とはいっても、きっと天候次第だろうとは思います。なんせ防波堤は三階建てほどの民宿の屋根よりも上に建築されています。近辺はリアス式海岸であるため、防災のことを考えると当然の作りかもしれません。

そして街並みに到着します。街並みといっても100mあるかないかの坂道を上る程度です。しかしながら、かなり小高い急坂を登っていくことになります。頂上からは白浜海岸が見渡せ、道中には景色映えする神社やカフェが立ち並んでいます。かなりの高揚感と共に探索することができます。

筆者のお勧めNO.1です。古民家をリノベーションした店舗は、一階がお土産屋、二階がイートインスペースとなっています。お隣に対比した現代風な「オウサツキッチン」というカフェがあり、両方の食事をイートインできる仕組みになっています。企画としては、すごく良くできていると感じます。この2店舗の存在により、より幅広い客層に支持されるのではないかと思います。

筆者の最近の感性からすると、R60には「海女の家 五左屋」さんが最適ではないかと感じます。リンク先のHPにも記載されていますが、筆者一押しの「せーまん・どーまん」グッズのほか、オリジナルコラボのお香など、お土産というより自分用に買いたくなる商品が目白押しとなっています。ここは押さえどころです。皆さんも是非お立ち寄りください

  • 相差のお土産
    相差かまど周辺のお土産屋

街並みの頂上付近に水槽が配備された「海女茶屋じょい」さんという軽食店を発見しました。軽食といっても、おつまみ類を提供するお店です。小腹が減った時に活躍するお店かもしれません。

筆者は本心でいうと生牡蠣にあたった経験があり、食べることをためらいがちです。二人で同じ食事であたった生牡蠣に対して、redkabagonさんは確率の低いロシアンルーレットと呼び、意に介していません。生涯の的中率は100回食オーバー中4回で、今後の人生にはあたったとしてもあと1回くらいだろうと、高を括っています。今回の提供には生牡蠣がなかったのでほっとしています。

  • 海女小屋 相差かまど 前の浜周辺の景色
    海女小屋 相差かまど 前の浜周辺の景色

相差の出発時刻は15:00ごろ。後は帰路の道中にお土産か海産物の仕入れを行うのみです。このパターンがR60のお勧めの基本です。季節柄にもよりますが、15:00ごろといえばもう一つくらいは計画に入れておきたくなるものです。道中をイメージできていれば、時間の余裕に合わせて計画の変更が行えます。

観光なのかアクティブなのか、または物産購入なのか、それは趣向によって変わっていきます。我が家は、より食べる行為に近いものたちを選んでいます。主観的に判断すると、伊勢志摩の地域ではアクティブは一般的ではないような感覚を持ちます。それは他者にとって、特にマリンスポーツを趣向とする人々には、違うスポットと捉えるかもしれません。

釣りやダイビング、船舶の操縦などかなりのスポットといえる環境があるのも事実です。また昨今では「歴女」という呼び方が存在するように、神社やお寺を巡ることが好きな人々にとって伊勢神宮をメインにしない旅はあり得ないのかもしれません。

そして我が家が最後に選んだのは、またしても牡蠣です。付け加えてredkabagonさん1㎏の冷凍の牡蠣をアレンジレシピ用に購入しています。こういった行動は、時間的余裕と趣向に合わせて行うことにより、思い出に深く残るとともにリピートに繋がるものだと確信しています。筆者個人は、胃袋に余裕はほとんどないのですが。

  • 鳥羽駅での最終の食事
    鳥羽駅での最終の食事

鈴木水産さんの支店と迷いましたが、「みさきさざえ店」さんを選びました。サザエ店にも関わらず、牡蠣とアッパ貝とあさり、そして伊勢海老のあら汁という、外しのオーダーがredkabagonさんのすごいところです。店内には多数の芸能人の色紙が貼られており、女将さんのトークはイケています。もしご来場の際は、「鹿待ち」とは何か質問してみてください。爆笑トークが待ち受けています。

筆者にとってすごくセンスがあるポスターを発見したのでご紹介いたします。ロゴデザインなど印刷系のデザインを細々と行っている私にとって、このデザインはすごく攻めた印象がします。良し悪しを含め、かなりのインパクトを持ち合わせているように見受けます。

パルコのポスターや、我が地元の東海発モード学園のCMを思い起こすインパクトを醸し出しています。相差の海女さんの会話の中でも感じましたが、一言でいうと気前の良さを感じずにはいられません。主観的には、海女さんを伝えるのにはとても良くできた作品だと思います。

  • 鳥羽駅の周辺
    鳥羽駅の周辺

スライドの最後にイルカの像が登場します。筆者の泊まった大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんの目と鼻の先に、イルカ島がありそのゆかりなのかもしれません。今回redkabagonさんは牡蠣1㎏をその先にある鳥羽マルシェさんで購入しています。「みさきさざえ店」さんから鳥羽駅を経由して、徒歩10分程度で辿り着くことができます。。

こうして1泊2日の旅が終了しました。いかがでしょうか。特化した内容は皆様にとって参考になる点もあれば、全く趣向に合わない場合もあるかと思います。一つの意見に対して相違がある場合、それが他者にとっての計画をイメージするきっかけに変わる可能性もあると思います。

もし伊勢志摩方面に夫婦旅行を考えている場合に、違ったアイディアが生まれてくるならば、この地域が活性化する手助けになるかもしれません。大事なのはR60世代が、主観性をもって夫婦の時間をより良く過ごし、絆や思い出を深く共有することだと思います。手段は十人十色

だと思います。より我々のご紹介が参考になることを願っています。
今後については三重県と滋賀県及び福井県にスポットをあて、同一道中を深掘りして情報発信をしていく計画をしています。ご期待ください。

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ポンコツ夫婦の旅日記vol 1鳥羽編Day1.at the Hotel

大江戸温泉朝景色5

さて、前回まではコロナ禍を経過した後の「GO OUT」という世間の時勢にまつわるカテゴリーを採用していました。しかし、コロナが5類に変更になったことや、外国人観光客受け入れの規制がほぼコロナ禍以前の水準に戻ったことを踏まえると、いつまでもコロナ禍のイメージが残る表現は考え物だと意識するようになりました。


そこで、今回は「ポンコツ夫婦の旅日記」というカテゴリーを新設することにしました。以前のタグ「GO OUT」と内容はさほど変わりません。むしろ、メッセージ性よりも、参照として活用していただけるような情報性を重視していきます。


もっとも、一貫したメッセージは残し続けたいと考えています。それは、「死が二人を分かつまで」というものです。そして、その後の誓いの「健やかなるときも病むときも順境にも逆境にも、常に真実で愛情に満ち、お互いを支えあう夫婦」を目指していきたいというメッセージです。ただ、目指していきたいというオチではありますが。

筆者の周りでは、子育ての最中に夫婦が会話をしなくなったという声をよく聞きます。対照的に、我が家は子宝に恵まれなかったせいもあるのか、自称ではありますが「仲のいい夫婦」と思っています。

したがって、今回または今後のテーマとして、夫婦仲が以前の恋人同士のような関係を取り戻すきっかけになるようなイベント事を提案していきたいと考えています。R60世代の良い夫婦コーディネーターになれればと思っています。

筆者のコーディネートの基本は1泊ですが、中抜きすれば日帰りが可能となります(愛知県は尾張地区や名古屋、岐阜県は西濃地区)。加えて、地元の食べ物をいただくことを重視した内容となっています。読者の皆さんが感じるであろう、面倒くさい調べ事も、お得情報などを加味して発信していきます。まずは、日帰りデートから始めてみてはいかがでしょうか。

前回の旅も実は三重県なのですが、結構近場だったということもあり、今回は同じ三重でも少し遠方の旅となります。前回の内容はR60に相応しい距離感ではないとの反省を踏まえ(主観が主な反省点となりますのでご容赦ください)、前々回と同等の距離で計画を立てております。

R60のアクティブ感が一般的にどの程度かは、客観的な指標が存在していません。筆者の実年齢も、所謂「アクティブシニア」というカテゴリーには未だ数年あります。それゆえ、筆者の願望を踏まえ、「セルフアクティブシニア」の予行練習を皆さんと共に作り上げたいという内容になっています。

先ずは「とばさいちょうらく」と読みます。今回宿泊した大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんを選んだ過程を少しお話します。過去2回の鳥羽編のブログの中でも記載しておりますが、今回の旅は宿泊先自体を重要視した計画ではありませんでした。言ってみれば、節約要素の一つです。我が家の計画は、殆どの場合食事がメインであり、観光が次いで、最後が宿泊となっています。

昨年「GO OUT」でご紹介した、福井県の旅も同じ傾向で計画しています。今年の5月にご紹介した、長島リゾートさんのみが特殊で、イベントを重視した旅行となっています。しかしながら、やはり食事メインの旅がしたいというのが夫婦の本音として出てきました。
我が家は幸いにして、好む傾向が近いので揉め事にならずに済んでいます。鳥羽編の冒頭でも記載していますが、嫁さん孝行を全体の7割ぐらいに設定すると、残りの3割で夫側にとっていいことがあったりなかったりもします。世の中の旦那さんは残りの3割に賭けて、是非チャレンジしてみてください。

そんなこんなな理由で計画段階では、「食事5割」「観光2割」「宿泊ついで食事3割」となっていました。宿泊ついでの食事とは、ホテル到着後の夜食という意味です。つまり宿泊場所そのものは3割以下、良くても1割といったところでしょうか。実際の選び方といえば、Googleマップで二見浦の夫婦岩から近く、海沿いの場所をランダムに調べた程度です。

最大の理由としては、我が家の在住の地岐阜県に大江戸温泉物語さんが4店舗あり、その中でも温泉地の下呂に3店舗ホテルが存在しているからです。私たち自身は、未だ大江戸温泉物語さんを利用した事がありませんでした。しかしながら、下呂に泊まった宿泊客の口コミを良く聞くことが出来る環境にあります。大概の方々は、内容を褒めています。この内容がミソで食事は勿論のこと、ホテルでのサービス度合いやスタッフの雰囲気など多岐にわたって、良いという内容をよく聞きます。

最終候補は大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんの近辺で3つに絞り込んだのですが、決定要因は、やはり皆さんが良いという評判の大江戸温泉物語に辿りついたのです。但しという言葉が妥当かは分かりませんが、素泊まり+温泉というライトな決定ではあるのですが。なぜならば温泉に浸かった後に、夜食を外に食べに行くという計画だったからです。

ところがいざホテルに到着すると、計画が変更になってしまいます。それは、大江戸温泉物語さんの雰囲気にやられてしまったからです。周りの宿泊経験がある方々が言っていたことが、なんとなくではありますが分かる気がします。次項以降に筆者の主観による、大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんの魅力を、微力ながら伝えていきます。

前もってご説明すると、現在の大江戸温泉物語さんは、湯快リゾートさんと併合して名前が統一化されています。今後に関してのインフォメーションには、施設や地域に合わせた多様化サービスを行っていくと示されています。現状は大江戸温泉物語さんの方式に合わせた提供を行っており、提供の度合いによって『Premium』『スタンダード』『わんわんリゾート』に分かれています。

今回泊まった大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんは、かつての湯快リゾートさんにあたります。Googleマップで検索すると、過去の投稿に湯快リゾートさんの名前が出てきます。敢えて内容までは記載いたしませんが、投稿内容にはネガティブな表現も見受けられました。そんな内容を踏まえてもなお、温泉に浸かった後夜食を食べに行くという計画にとっては、コストパフォーマンスに優れていると判断したのです。

到着して感じるのは、改装であろう変更事が結構なDIYで行われていることです。勿論室内の水場や、トイレ、電気系統などは業者に依頼したに違いありません。(電気施工などは特に免許が必要であるため)我が家が泊まった部屋に関していえば、和室であった部屋を改装したのだろうと思います。

筆者が気づいたDIYの場所は喫煙所のペンキ塗装と、階を間違えて入ってしまったグランピング仕様の部屋の入口です。他にも温泉の飾りつけなどが見受けられます。これらに関しては、サービス提供の良し悪しの判断として、意見は割れると思われます。筆者の主観では、この手作り感は何故か居心地の良さを感じます。

更に見落とせないのは、スタッフが適度な距離感を保ってくれているところです。筆者には、具体的な内容を細かく説明する術が乏しいのですが、付かず離れず感が居心地の良さに繋がっているように思います。この点も主観であるため、サービス提供の良し悪しについての意見が割れることとなりそうです。

大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんの宿泊プランには、眺望の有無が選択できます。我が家が予約を決定しようとした段階では、眺望のある部屋しか残っていなかったので、択一での選択が眺望ありでした。また、室内風呂(展望風呂)もプランの選択にはあるようですが、早期の予約をしなければ取れないほどの人気コースとなっています。

そして、我が家が択一で選択した眺望有りの部屋なのですが、かなりの絶景となっています。先に志摩半島が望めるオーシャンビューは、天候の状況によってはとてつもなく感動します。実際晴れていたので、窓越しの眺めで大分テンションが上がったのです。

大江戸温泉朝景色5
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ホテルの眺望

結構な長い時間を、眺望と波の音とコーヒーで過ごしていました。言ってみれば、至極な贅沢を味わった気分です。夜食をとる時間には相当早かったので、スタッフから勧められた足湯に浸かることにしました。勧められただけあって、結構な映え状況です。更に、無料のウェルカムドリンクがあるではないですか。しかも、ビールまでもが飲めます。

redkabagonさんが見逃すはずがありません。足湯とビールと眺望の合計で2時間ぐらいは過ごせたのではないでしょうか。それでも、まだまだ夜食には早い時間帯です。多分日が沈む頃なので、16:30~17:00の間ぐらいでしょうか。

  • 大江戸温泉景色4
    大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんの足湯
  • 大江戸温泉朝景色1
    大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんの眺望

旅行プランナーを目指してカテゴリーを変更したにもかかわらず、食堂をご紹介しない訳にはいかないだろうとは考えていました。朝の食堂をご紹介する予定にはしていたのですが、夜食を取る予定の時間よりも早いし、とりあえずな感覚で食堂へと向かうことにしました。

大江戸温泉バイキング3
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食堂入口

一般のプランでは、予約時に夕食の時間を選択することになります。17:00または19:00の選択となります。この件に関しては現状のプランのため、リリースを見る限り変更になると推測します。従いまして筆者のプランを参考にした場合は、再度仕組みを見直す必要がありそうです。

とりあえず的な試みが、本筋に変わることは良くあるものです。筆者は普通の夫婦とは違い、結構な度合いでスイーツが好きです。redkabagonはどちらかといえば男前な気質で、お酒とつまみがあれば問題なし派です。一般がどの程度かは測りかねますが、一般像とは逆転しているのではないかと思います。

そして大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんの食堂は、我が家の夫婦の両方の欲望を満たす条件を兼ね備えていました。全体の説明としては、和洋中のバイキングと別料金のコース(今回は蟹が時間付きの食べ放題でした)、勿論デザートとスイーツもバイキングです。プラス別料金での時間付きアルコール飲み放題とソフトドリンクは飲み放題での提供でした。

宴が始まるのには十分な環境が揃っています。偶然空いていた、海が眺望できるカウンターがあればなお更です。やっぱり始まってしまいました。とりあず17:00に夕食を予約し、しょうがないから行ってみた食堂も、我が家にとっては心地よく和み、果ては飲み放題の時間を使い切ることになったのです。

  • 大江戸温泉バイキング1
    大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんのビュッフェ
大江戸温泉バイキング1
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せいろの動画

後悔しない旅行とはというと結論が多岐にわたり、何が一番重要かは時と場合によってかなり左右されます。静寂が必要な場合だったり、人込みで活気に溢れている場面を必要としたり、イベントが優先だったりなどTPOは一定ではありません。今回の旅行記では一貫して優先順位は、食を求める旅でありその他については臨機応変に努める事を推奨しています。

そして付け加えるなら、見た目の豪華さだけに惑わされるのではなく、対象者(この場合は我が家にとって)が自身の居心地の良さを追求している点を挙げます。事前調査も含めて二人で決定していく過程すら居心地が良くなるものです。他人の選択例は、あくまでも参考程度に考え、対象者(カップル、夫婦、家族、親子など)が最大公約数の居心地の良さのアイディアを出し合えば、それが最良な旅と思い出になるのではないでしょうか。

温泉については5月に記載した長島リゾートさんのブログでも触れましたが、個人での撮影は禁止となっており、(当然といえば当然なのだろうが)その良さは文章でしか記載できません。伝わるかどうかは自信がありませんが、海辺の夜景がライトアップされており、筆者の主観ではインフィニティ露天風呂という謳い文句に偽りなしです。

客室の数と比較すると若干小さいのではないかと感じる大きさですが、我が家の最近のスタンダードが長島リゾートさんの湯あみの島であるため、比較される側が少し可哀そうだなとは思います。気になる点があるとすれば、室内側の浴槽が手作り感満載なオブジェで作られている点でしょうか。筆者にとっては、それが居心地の良さを感じることに繋がるのですが。


そのうちにマッサージ機の評論も手掛けたいと密かに考えている筆者ですが、今回も見つけました『あんま王』と『Ease leg』です。約2時間かけた予定外の食事ともなれば、予定であった夜食には既に本日二度目の満腹な状況なのです。しかもお互いです。必然的に夜食キャンセル後温泉となるのは明白であるのですが、redkabaonは数年前からマッサージ機をお風呂の後好んで使用します。ここ最近になって筆者も連れなんとかならぬ、連れマッサージ機を使用しています。

『あんま王』に関しては先の長島リゾートさんの他、我が地元西濃地区の大垣「コロナの湯」さんでも見かけます。実際に使用している方々は、筆者が見ている限りでは女性が多数です。そして注目すべきは、働き世代が多数を占めている点です。イメージとしては、自分の親世代のR80が多数なのかと思われがちなのですが、実は働きそして子育てをするくらいの年齢の方が、メインで使用していると思います。ほぼ確証に至っているので、みなさんも是非そうした目線で一度様子を見て下さい。

あんま王
疲れをほぐすあんま王

『Ease leg』に関してはメディアなどで紹介されている度に、本気で購入を考えているredkabagonなのですが、家電店に展示品がなく使用感が分からずじまいで、検討の段階で止まっていたのです。ついに使用感を試すチャンスがやって来た訳です。両方のマッサージ機を使用した時間は、1時間といったところでしょうか。こうして、至福の時間が過ぎていくのです。

Ease Leg
疲れをほぐすEase Leg

その他に筆者が使用した設備はカラオケBOXです。日頃カラオケを利用しての、音楽を楽しむという行為は殆どしていません。なぜならば筆者は適度な音痴だからです。そのために、record mixのDJを志したといっても過言ではありません。音楽の要素に立ち入るときには、音痴という羞恥心が邪魔をして、声を使用しないplayer側に廻るしか手段がなかったのです。その結果として我が家は、音楽と言えばNightclubやその周辺の関係者の主催するイベントに出入りする事が通常となっていました。

10年程前の旅であればそんな交友関係を辿っての、イベント重視の企画をしていたものです。その方向性が変わるきっかけになったのは、やはりコロナ禍であることは間違いないのですが、加齢と共にもっと夫婦等身大の旅行をしたくなる傾向が加わって今に至ります。
カラオケに関しては騒いでお腹を空かし、夜食を頂くことを諦めない試みで臨んだのです。結果的には、筆者も小学生から高校生のころの懐かしのメロディーをシャウトいたしました。

DAMさんのカラオケの設備が投入されていて、音響も結構いかしています。1時間数百円でレンタルできます。クーポンを頂いたので、400円程度で利用できたと記憶しています。
いつものオチ的には騒いだ後もお腹は減ることがなく、時間もその頃には11:00近くになっていたので、結局二度目の温泉につかり寝てしまうのですが、終始リラックスできたのはいうまでもありません。

我が家は利用いたしませんでしたが、その他の設備のご紹介をいたします。先ずはコミック多めの図書館。ついでは、卓球ルーム。そして、施術式のマッサージ。コミックは無料で貸し出しをしており、他は時間毎の有料サービスとなっています。

筆者は知らなかったのですが、(というよりサービスとして適用されることを前提としていないのですが)コミックはおひとり様の需要に応えたサービスとして提供されています。そのような目線で観察してみると、おひとり様かどうかはさておき、結構な人数の方が読んでいました。

筆者が20代の頃ヨーロッパの文化として、バケーションで絶景の地で何もせずに読書をすることは、究極の贅沢だと聞いたことがあります。日本の文化の中にもそういった、究極の贅沢を堪能する事柄が芽生えてきたのかもしれません。

最後にスカイデッキが登場するのですが、このサービスは帰宅後ブログを記載している最中に、確認作業としてネット検索をしていた時に発見しました。誰がどう使えるかの詳細は発見できませんでした。この点については筆者も使用してみたいと思っていますので、次回の課題としたいと思います。

より細かく情報を発信するために、内容を小分けしていきます。次回は、Day2 road to 志摩までを発信予定としています。

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ポンコツ夫婦の旅日記vol 1鳥羽編Day1.afternoon

さて、前回まではコロナ禍を経過した後の「GO OUT」という世間の時勢にまつわるカテゴリーを採用していました。しかし、コロナが5類に変更になったことや、外国人観光客受け入れの規制がほぼコロナ禍以前の水準に戻ったことを踏まえると、いつまでもコロナ禍のイメージが残る表現は考え物だと意識するようになりました。

そこで、今回は「ポンコツ夫婦の旅日記」というカテゴリーを新設することにしました。以前のタグ「GO OUT」と内容はさほど変わりません。むしろ、メッセージ性よりも、参照として活用していただけるような情報性を重視していきます。

もっとも、一貫したメッセージは残し続けたいと考えています。それは、「死が二人を分かつまで」というものです。そして、その後の誓いの「健やかなるときも病むときも順境にも逆境にも、常に真実で愛情に満ち、お互いを支えあう夫婦」を目指していきたいというメッセージです。ただ、目指していきたいというオチではありますが。

筆者の周りでは、子育ての最中に夫婦が会話をしなくなったという声をよく聞きます。対照的に、我が家は子宝に恵まれなかったせいもあるのか、自称ではありますが「仲のいい夫婦」と思っています。

したがって、今回または今後のテーマとして、夫婦仲が以前の恋人同士のような関係を取り戻すきっかけになるようなイベント事を提案していきたいと考えています。R60世代の良い夫婦コーディネーターになれればと思っています。

筆者のコーディネートの基本は1泊ですが、中抜きすれば日帰りが可能となります(愛知県は尾張地区や名古屋、岐阜県は西濃地区)。加えて、地元の食べ物をいただくことを重視した内容となっています。読者の皆さんが感じるであろう、面倒くさい調べ事も、お得情報などを加味して発信していきます。まずは、日帰りデートから始めてみてはいかがでしょうか。

前回の旅も実は三重県なのですが、結構近場だったということもあり、今回は同じ三重でも少し遠方の旅となります。前回の内容はR60に相応しい距離感ではないとの反省を踏まえ(主観が主な反省点となりますのでご容赦ください)、前々回と同等の距離で計画を立てております。

R60のアクティブ感が一般的にどの程度かは、客観的な指標が存在していません。筆者の実年齢も、所謂「アクティブシニア」というカテゴリーには未だ数年あります。それゆえ、筆者の願望を踏まえ、「セルフアクティブシニア」の予行練習を皆さんと共に作り上げたいという内容になっています。

さて、前回の鈴木水産本店さんにまつわるlunchによって、大幅に計画内容が変更になった状態まではご紹介済みですね。今回は午後(afternoon)のお話となります。我が家の計画の宿泊地は鳥羽市になります。鈴木水産本店さんと、宿泊地である鳥羽市との近郊にある観光スポットといえば、真っ先に「お伊勢さん」で呼ばれる『伊勢神宮』のうち内宮を思い起こすのではないでしょうか。

実は、我が家でも計画は伊勢神宮と夫婦岩の二択、または両選択でした。かつてJEEPを購入した年に、日帰りで伊勢神宮と夫婦岩の両方に夫婦で行ったことがあります。今回、夫婦岩の二見浦を択一で選んだのには、筆者が推した事柄がきっかけとなっています。

それは、筆者が小学生の修学旅行で泊まった二見浦の宿を探し出し、ノスタルジックな雰囲気を味わいたいという願望があったからです。嫁ことredkabagonについては、先の鈴木水産本店さんをメインにして、宿泊先の近場で夜食を楽しむことをサブと捉えているので、提案はすんなりと通っています。

理由は二つほど御座います。一つ目は、(これだけが理由といっても過言ではありませんが)お腹いっぱいな状態であること。二つ目は、次期柄ということになります。二つ目の理由は意外と皆さんにも当てはまる事柄なので、是非共有していただければとおもいます。

計画を立てた段階で、11月初旬の工程は確定要素でした。つまり、行動は日没までを基準としています。道中では、紅葉も楽しめるだろうと考えていたくらいの計画です。前記にありますJEEPの日帰り旅行では、夫婦岩到着時刻は夕方の5時過ぎでした。

そのくらいの時刻になると、ほぼ日没の時間となり照明がないと観ることができません。夫婦岩に関しては、通路に照明はあるものの岩にスポットライトが当たっている状況ではありません。撮影などをする場合は夜景となり、よほど夜景に特化したカメラを使用しなければ、出来上がった画像は真っ黒な状態です。

紅葉の時期にお勧めな旅は、沢山の予定を入れないことだと思います。夫婦の二人旅を満喫するためには、先ずは美味しい食事をメインに考えると良いのではないでしょうか。そして外しの効く、プチ観光を間に入れると揉め事にならずに済みます。

鈴木水産本店さんの出発時刻は、BBQの二時間を普通に使い切り、店内散策を結構な時間費やし、午後の二時(14:00)となっていました。前項の通りお腹いっぱいにプラスして、夕方の時間に差し迫るような到着時刻を予想しなければなりません。

移動状況を考えるとそんな時に役立つのは、きっと音楽になるのではないでしょうか。我が家の移動手段は、JeepWranglerに代わりEVERY WAGONとなります。1世代前の中古車を購入したのですが、PZターボスペシャルという最上位のグレードを格安で譲ってもらいました。その時以来、内装の良さに感心しております。

スマホなどのデバイスにGoogleドライブのアプリをインストールし、MP3の音楽をフォルダに投入し、それらをオフラインで使用出来る設定にします。そして、EVERY WAGON側の機材とデバイスのブルートゥースをペアリングすれば、デバイス側の通信ギガを使用せずに使用が可能となります。

当日は色々仕込んでいましたが、最近のお気に入りは80’S後半のmixのMP3です。筆者はdancehall Reggaeのmixを自ら作成しています。若かりし頃粋がってしまい、何故か尖がったものを求めていました。粋がった事柄が今なお続いているのは、人生の友に昇華した物たちが残っているのかもしれません。

その他には、当時の流行の最先端であったEurobeatなんかもお気に入りの一つです。今回は、redkabagonの食後のリクエストもあり、Eurobeatを聞きながら道中をテンション高めで移動いたしました。僭越ながら筆者のdancehall Reggaeのmixと、最近のお勧め80’SのEurobeatのリンクを貼っておきますので、旅のお供にご活用ください。

計画段階では、鈴木水産本店さんからの移動時間は1時間30分の予定でした。見積に余裕を持ち過ぎたのか、45分程で到着しました。都合がいいのか悪いのかは分かりませんが、ナビの案内を通り過ごした先に、無料の駐車場が現れるという奇跡めいた状況になり、3時ぐらいには行動開始となったのです。

さてノスタルジーについてなのですが、小学生の頃どこの宿に泊まったかなどは全く覚えていませんでした。覚えている事といえば夜のお土産屋散策しかなく、手がかりとしては懐かしの「三角フラッグ」が置いてあるお店という記憶のみです。

計画では、夫婦岩をサクサクっと観たあと、二見浦の駅にそれらしい宿がGoogleマップに載っていたので、探してみるという段取りをしていました。ところが、無料駐車場から夫婦岩に到着するまでの道中に『夫婦岩表参道』なるものがあり、ほぼノスタルジーの風景そのものという景色が登場したのです。お土産屋に、かつての「三角フラッグ」は当然あるはずもなく、ほぼ泊まった宿に確定なのだろうと思うのですが、拍子抜けな気分になりました。

今回は外しの効くプチ観光であったため、次回は少し調査をして新しい二見浦の情報発信をしたいとおもいます。

  • 夫婦岩お土産屋画像
    大洋堂さんに置かれているかわいい小物

夫婦岩といえば、熊野古道に象徴されるような自然信仰と捉えられています。信仰がいつ頃始まったのかは、定かではありません。歌川広重作『富士三十六景 伊勢二見ヶ浦』に夫婦岩が登場するので、少なくとも江戸時代には広がっていたようです。夫婦円満という、所謂肩書が登場したのは明治以降といわれています。筆者の主観としては、名前のや由来の無い自然信仰が先にあり、伊勢神宮はその後に格式をもって(具現化されて)登場した存在であってほしいと思います。以下に『富士三十六景 伊勢二見ヶ浦』をのせておきます。因みに、富士山は目視できませんから。

歌川広重『富士三十六景 伊勢二見ヶ浦』
夫婦岩表参道からの道のりの動画

夫婦岩を観たら、振り返ると二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)があります。やたら蛙の塑像が目立ちます。というのも、この二見興玉神社は神史は蛙となっているからです。そういえば、伊勢神宮の神史は鶏だったりします。(他にありますので神宮に参拝の際は探してみてください)

夫婦岩を観たら、振り返ると二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)があります。やたら蛙の塑像が目立ちます。というのも、この二見興玉神社は神使は蛙となっているからです。そういえば、伊勢神宮の神使は鶏だったりします。(他にありますので神宮に参拝の際は探してみてください)

二見興玉神社の「蛙」は、「カエル」に「無事に帰る」「貸した物が還る」「お金が返る」の「カエル」を掛けた験担ぎといわれています。帰り道で寄った、大洋堂さんのお店の方も力説しておられました。この大洋堂さんは蛙の置物を売っておられ、筆者のノスタルジックなお土産屋さんとは違いますが、現代風のオブジェの置物から、古風な置物まで多数の蛙専門のお土産屋さんといっていいと思います。リンクを貼っておきますので、思い出話と蛙を是非ご一緒に。

締めくくりに、なんと二見興玉神社と夫婦岩は三重県で年間に2番目に参拝客が訪れる神社だそう。1番といえば伊勢神宮なので、結構な参拝客が訪れていることになります。おそらく、伊勢神宮を参拝したあとに、その多数が訪れているのではないかと推測します。伊勢神宮を経由しての夫婦岩と二見興玉神社を参拝するコースならば、伊勢インターから有料道路でほぼ一本道で辿り着きます。我が家が今回選択したコースではありませんが、参照になるコースだと思います。

今回の計画では、当初東側の参拝道を辿るつもりでした。そこには、伊勢シーパラダイスさんがあり、隣接の施設に「伊勢夫婦岩めおと横丁」(平成30年に名称変更)があります。結構な見どころとして、めおとちょうちん参道の約1600個のちょうちんが飾られたプロムナードがSNSで発信されています。館内利用者は駐車場が使用でき、夫婦岩の参拝が可能となっているようです。

更に施設内の飲食店に加えて、伊勢湾かき小屋センターさんが、令和6年11月23日にグランドオープンします。勿論当日は反対側から参拝したので、「伊勢夫婦岩めおと横丁」には出向いていないのですが、旧称「伊勢夫婦岩ショッピングプラザ」であった時代に訪れたことがあります。前記のJeepWranglerで訪れたときは、営業終了時間と同時刻であったため、素通りに近い状態でした。

中を訪れ物色したのは、遡る事25年ほど前になります。筆者が会社勤めをしていた時代で、慰安旅行で訪れたのです。その当時は、物産展のような売り場だった記憶があるようなないようなおぼろげな記憶で、おそらく海産物のお土産を買ったのだと思います。

計画段階の調査ではこのシーパラダイスさんに駐車をして、めおとちょうちん参道で映え写真を撮り、海産物を購入とカフェタイムをするつもりでした。JeepWrangleから換算して、2回立ち寄れない状態が続いているので、次回は少し長めの時間が取れるよう計画を組みたいと思う次第です。

そんなこんなで夫婦岩ノスタルジックツアーが終了し、結構近場の大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんへと向かうことになります。ホテルを決めててからの工程づくりをしましたので、かなり余裕を持った移動となります。「伊勢夫婦岩めおと横丁」さんと、新設伊勢湾かき小屋センターさんについては、皆さんの旅の参考になりますよう、リンクを貼っておきます。良い旅の計画にご活用ください。

より細かく情報を発信するために、内容を小分けしていきます。次回は、大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽さんのチェックアウトまでを発信予定としています。

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ポンコツ夫婦の旅日記vol 1鳥羽編Day1.lunch

さて、前回まではコロナ禍を経過した後の、”GO OUT”という世間の時勢にまつわるカテゴリーを採用していました。しかし、コロナが5類に変更になったことや、外国人観光客受け入れの規制がほぼコロナ禍以前の水準に戻ったことを踏まえると、いつまでもコロナ禍のイメージが残る表現は考え物だと意識するようになりました。

そこで、今回は、ポンコツ夫婦の旅日記というカテゴリーを新設することにしました。以前のタグ”GO OUT”と内容はさほど変わりません。むしろ、メッセージ性よりも、参照として活用していただけるような情報性を重視していきます。

もっとも、一貫したメッセージは残し続けたいと考えています。それは、「死が二人を分かつまで」というものです。そして、その後の誓いの、”健やかなるときも病むときも順境にも逆境にも、常に真実で愛情に満ち、お互いを支えあう夫婦”を目指していきたいというメッセージです。ただ、目指していきたいというオチではありますが。

筆者の周りでは、子育ての最中に夫婦が会話をしなくなったという声をよく聞きます。対照的に、我が家は子宝に恵まれなかったせいもあるのか、自称ではありますが”仲のいい夫婦”と思っています。

したがって、今回または今後のテーマとして、夫婦仲が以前の恋人同士のような関係を取り戻すきっかけになるような、イベント事を提案していきたいと考えています。R60世代の良い夫婦コーディネーターになれればと思っています。

筆者のコーディネートの基本は1泊ですが、中抜きすれば日帰りが可能となります(愛知県は尾張地区や名古屋、岐阜県は西濃地区)。加えて、地元の食べ物をいただくことを重視した内容となっています。読者の皆さんが感じるであろう、面倒くさい調べ事も、お得情報などを加味して発信していきます。まずは、日帰りデートから始めてみてはいかがでしょうか。

前回の旅も実は三重県なのですが、結構近場だったということもあり、今回は同じ三重でも少し遠方の旅となります。前回の内容はR60に相応しい距離感ではないとの反省を踏まえ(主観が主な反省点となりますのでご容赦ください)、前々回と同等の距離で計画を立てております。

R60のアクティブ感が一般的にどの程度かは、客観的な指標が存在していません。筆者の実年齢も、所謂”アクティブシニア”というカテゴリーには未だ数年あります。それゆえ、筆者の願望を踏まえ、”セルフアクティブシニア”の予行練習を皆さんと共に作り上げたいという内容になっています。

当初の計画では鈴木水産本店さんを軽視しておりました。その計画とは次の通りです。DAY1①鈴木水産で昼食 ②二見浦の観光 ③二見浦での軽食と海産物の買い出し ④チェックイン後寿司屋で夜食といった具合です。実のところ、我が家では、食事の時間がかなり長いと噂になっています。昼食に関しては、自宅やお店のランチの食事時間1時間は短い方です。夜にお酒が入ると更に時間が掛かるようです(気が付けば、ですが)。

そのため、鈴木水産さんは1時間ぐらいを見積もっていました。最近の我が家の調査は、流行りのInstagramやTikTokを主に使用しています。計画や気になる事柄があれば、投稿をブックマークすると、まつわる情報が入手できることとなります。もちろん、Googleマップも登場しますが、それは計画最終段階での口コミや画像検索になります。

R60になると、ルーティンを外すのが面倒という意見を周りから聞きます。さらに、新しい事柄への試みは、そもそもやらない理由を付けがちになっていそうです。前記のアクティブシニアも一定層はいるものの、発信まではごく少数ではないかと思います。一方、筆者はその少数に位置し、同世代にとって面白い事柄を提案する予定でした。

そもそも鈴木水産さんは、幅広い世代から支持されるようなメニューを提案しています。刺身や煮物は勿論のこと、フライも各種揃っていて、しかもお酒のあての小鉢のメニューも存在します。お子様にはなんと肉メニューがあるくらいです。

様々な投稿の中から計画段階では、旬の魚の刺身と煮物、そして鰒(あわび)か蠣を選ぶつもりでした。ところが、到着してあるものを発見した段階で計画が変更になります。それは、BBQのセットのサービスがあることを見つけたのです。後ほどGoogleマップで見返してみると、ひっそりと画像が残っていました。

ロケーションは海を見渡せる訳でもなく、山の自然に囲まれている訳でもないのですが、超お勧めのサービスといえます。コンロのセットが2時間で税込み1,100円のシステムは、人によって価値観が変わると思います(ロケーションの状態を含めれば勿論の結果となり得ます)。

しかしながら、購入後BBQが可能な鮮魚店舗の内容や、同じく物産販売の内容を加味すると、相当な付加価値の状況に変化するといえます。今回は、店舗販売のビールをあてにBBQをしたのですが、物産販売のブースには地酒も販売されており、購入後の飲酒が可能となっています。ちなみに、運転が関わる場合の飲酒についての我が家のルールは、redkabagon onlyとなっています。飲酒が好物な奥様がいらっしゃる場合は、我が家のルールを採用していただけるとポイントアップに繋がりそうです。夫婦円満に過ごすこととの幸せを感じると共に、後々お小遣いがアップすることがあったり、なかったりします。

実際のBBQの様子をご紹介いたします。スライドショーと映像を是非ご覧ください。映像に関しては、フォルダの中に入っています。サザエと海老や烏賊の姿焼き、そして大あさりまでは、なんとなく定番なポジションでしょうか。

そして、マイノリティな似鱚(ニギス)、物販コーナーのかんぱちの頭あたりから豹変してきます。今回のメインがメインたる理由には、トビウオが登場するからなのです。海の近くにお住まいの方には当然なのかもしれませんが、筆者にしてみれば生のトビウオを自身の目で見たことが、生まれて初めての経験になったのです。その衝撃たるやすさまじいものがあり、映像でもアップしておりますので是非ご覧ください。

  • 鈴木水産
    鈴木水産本店
鈴木水産本店BBQの映像

BBQの画像や動画でもご紹介いたしましたが、内陸地に住む筆者にとっては、モニター越しにしか見たことがなく、かなりの衝撃度合いです。結構な大きさの眼差しをしており、更に胸ひれがとてつもなく長く(この胸ひれが海面から飛び出る原動力だそう)、馴染みのない人にとっては、多少グロテスクに映るかもしれません。

但し調査によると”アゴだし”の原料となっていますので、美味しさについては多少の想像はできるのではないでしょうか。鈴木水産さんが、どういった価格の設定をしているのか存じ上げませんが、当日の価格は1羽200円となっておりました。皆さん、目を付けていただきたいのは、数の呼び方が”羽”であることです。やはり飛ぶからなんでしょうね。

衝撃が大きすぎて忘れがちではありますが、200円という金額設定も衝撃の一つであることも付け加えておきます。更にお造りを頂くのに680円ほどかかります。因みに内臓をさばいて、BBQ仕様にすることは無料となっています。50と数年生きてきて、これほど価格設定の不思議を感じたことはありません。是非色んな意味合いで味わってみてください。

記載していて興奮してしまいましたが本題の味はといいますと、アゴだしから想像できるような味といって差支えない気がします(BBQで味わうとなお更です)。刺身の触感はコリコリしてかなりの歯ごたえといえます。見た目、味わい、触感と非日常の体験を楽しめる一品と言って差し支えありません。個人的には岩塩で食べたら美味しいのではないかとおもいました。通年で水揚げされているのかは分かりませんが、次回はMY調味料を持参したいとおもいます。

  • 鈴木水産
    鈴木水産本店
鈴木水産本店鮮魚店舗の映像

計画段階では、トップランナーであった鰒が数々の衝撃により、当日のメインから消え落ちる結果となりました。動画でも画像でもそこそこしか登場していません。勿論頂いたのですが、トビウオにやられた上に、”アッパ貝”にも完膚なきまでにやられ、隅に追いやられてしまいました。鰒に加え、サザエまでも霞ます。

因みにですが、当日の鈴木水産さんの鮮魚コーナーでは、アッパ貝が一番安い値段設定となっています。つまり、大あさりよりも安いのです。我が家は、少しづつ沢山の種類のオーダーをいたしましたので一個単価で購入しまいた。隣の席でBBQをしていたカップルがいらっしゃいましたが、籠売りのアッパ貝とサザエを召し上がっていたようです。動画にも登場していますが、アッパ貝は1,300円の籠売り設定となっています。多分時価であろうとは推測するのですが、トビウオの値段やこのアッパ貝の値段の価格設定は、内陸地の筆者にとっては不思議でなりません。我が家では今後貝の王者に君臨しそうな”アッパ貝”について、次項に詳細をご報告いたします。

ヒオウギ貝(檜扇貝)の別名で、三重県志摩でよく獲れる貝類の別名です。メニューや看板などには、”アッパッパ貝”とも書かれています。由来はBBQなどの焼き料理をする際に、殻をパクパクとする姿からの呼び名だそうです。形状は帆立(ほぼそのままで若干小粒)な、出で立ちをしております。

さて、今後貝の王者に君臨しそうなアッパ貝の魅力を申し上げますと、なんといっても味わいに尽きます。お勧めの食べ方はいたって簡単、調味料を何も加えないことです。サザエや大あさりなども何も足さなくとも美味しく頂けるのですが、何枚か食べていると醤油などをつい足したくなります。ですが、アッパ貝は何も足す必要がありません。

魅力を言葉で伝えることが上手く出来ない筆者は、かなりもどかしく感じますが、敢えていうならば”深み”や”濃厚さ”ということになります。サザエの様に残った汁を吸うと、まさに天国に辿り着いた気分になります。是非とも三重志摩に訪れた際には、ご試食をおすすめします。

後日余談になりますが、経験談によりBBQの場合は強く”よく焼き”をお勧めします。旅の疲れなどにより、お腹を壊す例があると聞きました。また我が家では行いませんでしたが、貝殻が洗うと綺麗な色をしているようです。次回は殻をもって帰って、磨いてみたいとおもっています。

より細かく情報を発信するために、内容を小分けしていきます。次回は、afternoonからホテル到着までを発信予定としています。

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