live配信も見逃すなかれ
今回のブログは前回からの継続である「LIVE BOXING11」をご紹介いたします。モンスター井上尚弥選手の影響なのか、または帝拳ジムのプロモートの上手さなのか、WBC世界バンタム級とWBA世界バンタム級、合計2つのタイトル戦が組まれています。なお今回の大会から、中谷潤人潤人選手自らが命名した、「ビックバン」と言うニックネームが試合でコールされています。どうぞ注目してご覧ください。
R60世代にとってバンタム級といえば、薬師寺保栄VS辰吉丈一郎戦が思い起こされると思われます。1994年に行われた試合は、営業の帰りにテレビ中継の画面に釘付けになって観ていたものです。
現在のバンタム級の選手群は史上最も層の厚い「ゴールデンエイジ」といっても過言ではなさそうです。世界タイトルの4団体を日本人のチャンピオンが独占しており、世界上位ランカーも多数存在しています。指名試合ですら日本人が選ばれている状況下においては、単にプロモート力だけが影響している訳ではなさそうです。
LIVE BOXING 11
対戦カード・試合順
試合順 | 対戦カード | 階級 |
---|---|---|
5 | 中谷潤人(MT) vs ダビド・クエジャル(メキシコ) | WBC世界バンタム級タイトルマッチ |
4 | 那須川天心(帝拳) vs ジェーソン・モロニー(オーストラリア) | バンタム級10回戦 |
3 | 堤聖也(角海老宝石) vs 比嘉大吾(志成) | WBA世界バンタム級タイトルマッチ |
2 | 赤井英五郎(帝拳) vs 盛合竜也(ワタナベ) | 73.2kg契約 6回戦 |
1 | 木内凌祐(セレス)vs フエンテス北嶋(E&Jカシアス) | ライト級4回戦 |
筆者はLIVE配信では観戦していません。便利な機能が備わっており、ストリームを使って観戦しています。配信時間帯に仕事などの都合がある場合やトイレなど用足しで見逃すことがなくなります。R60あるあるなのですが、内容が頭に入らない時に巻き戻しができます。これが結構なおすすめ機能となっております。必須条件としてはネタバレを防ぐことになるのですが。
対戦結果ネタバレ注意
LIVE BOXING 11 試合解説
第1試合:ライト級4回戦
木内凌祐 vs フエンテス北嶋
- 試合結果: 木内が3-0の判定で勝利。
第2試合:73.2kg契約6回戦
赤井英五郎 vs 盛合竜也
- 試合結果: 盛合が2ラウンドTKOで勝利。
第3試合:WBA世界バンタム級タイトルマッチ
王者 堤聖也 vs 挑戦者 比嘉大吾
- 試合展開: 4年ぶりの再戦となった両者のタイトルマッチは、激しい打撃戦となりました。互いに一歩も引かない攻防が繰り広げられ、試合はフルラウンドに及ぶ激闘となりました。
- 勝敗のポイント: 互いにダウンを奪い合うほどの壮絶な打ち合いの末、ジャッジ3者全員が114-114のドロー(引き分け)と採点。これにより、王者の堤が初防衛に成功しました。
第4試合:バンタム級ノンタイトル10回戦
那須川天心 vs ジェーソン・モロニー
- 試合展開: ボクシング転向後5戦目の那須川にとって、元世界王者のモロニーは過去最強の相手でした。モロニーのパンチを受けて腰を落とす場面も見られましたが、那須川は持ち前のスピードとフットワークで試合をコントロールしました。
- 勝敗のポイント: 終始試合を優位に進めた那須川が、3-0の判定で勝利。今後の世界戦線に向けて、大きな自信を掴む一戦となりました。試合後にはWBO世界バンタム級王者の武居由樹との対戦も示唆しました。
メインイベント:WBC世界バンタム級タイトルマッチ
王者 中谷潤人 vs 挑戦者 ダビド・クエジャル
勝敗のポイント: 中谷は3ラウンドに合計2度のダウンを奪い、試合を決めました。一度は立ち上がったクエジャルでしたが、追撃の連打により再びダウンを奪われ、レフェリーが試合をストップ。中谷が3ラウンドKO勝利で3度目の防衛に成功しました。これにより、中谷選手の「30戦30勝23KO」という無敗の記録はさらに更新されました。
試合展開: 無敗同士の対決として注目されたこの試合は、序盤から王者の中谷が圧倒的な強さを見せつけました。左のパンチを的確にヒットさせ、挑戦者のクエジャルをコントロールする展開となりました。
注目の試合王者 堤聖也選手 vs 挑戦者 比嘉大吾選手
筆者の注目の選手は今回の中では堤聖也選手です。実は堤聖也選手も「ゴールデンエイジ」世代の一員なのです。そして、今回の挑戦者比嘉大吾選手も同じ学年です。さらに比嘉大吾選手は下のウェイト階級でタイトルホルダーでした。付け加えると、高校時代からライバルであり盟友であり、今回の対戦を含めプロで2度対峙しています。「ゴールデンエイジ」世代は本当にヤバい面子が揃い過ぎていると断言できます。
筆者のような素人がうんちくを語るより、我が分身「Jr.takodemous」と命名したGoogle Geminiさんとの共同作業でR60世代に分かりやすく説明や解説、補足をいたします。
堤選手は、決して器用な選手ではないと自身や関係者から評されています。しかし、その不器用さが彼独自のスタイルを作り上げました。
- 右構えと左構えを自在にスイッチ: 練習中、慣れた右構えに戻ってしまう癖を逆手に取り、右構えと左構えの両方で同じ練習メニューをこなすことで、倍の練習量を積んできました。その結果、試合中も両方の構えを使いこなし、相手をかく乱するスタイルを確立しています。
- 相手を嫌がらせる技術: 相手の攻撃を潰し、とにかく嫌がらせる技術に長けています。相手の土俵では戦わず、常に試合を俯瞰して、相手が何を嫌がっているかを瞬時に判断する高いボクシングIQも持ち合わせています。
飽くなき向上心とタフなメンタル
彼の魅力は、リング上の技術だけでなく、ボクシングに向き合う姿勢にもあります。
- 人一倍の努力: 何でも覚えるのが人より遅く、時間がかかると言われる一方で、できるようになるまで練習し続ける気持ちの強さがあります。
- 粘り強いファイティングスタイル: 前へ出るプレッシャーと豊富な手数は、相手を消耗させ、試合の流れを決定づけます。最近の試合でも、ダウンを奪い合うような壮絶な打ち合いを繰り広げ、最後まで粘り強く戦い抜くタフさを見せました。
リング外での意外な一面
「アメカジボクサー」を自称するほどファッションへのこだわりも強く、古着やヴィンテージへの深い愛情を持っています。ボクシングに対するストイックな姿勢とは対照的な、親しみやすい一面も彼の魅力です。
このように、堤聖也選手は、不器用さを努力で克服した独自のスタイルと、決して諦めない強いメンタルで、見る者を惹きつけるボクサーだと言えるでしょう。
堤聖也選手の戦績
筆者にとって試合前の楽しみ方の一つは、選手の戦績を観て、その選手に対してのイメージを膨らませることです。今回の堤聖也選手の戦績で注目すべきは、今回の対戦相手比嘉大吾選手と2020年10月26日に一度戦っていて、今回同様に引き分けの試合を行っていることです。
更には那須川天心選手に続き、帝拳ジムが売り出し最中の増田陸選手との対戦も行っています。帝拳ジムは、どれだけのバンタム級の選手を発掘しているのかと驚愕を覚えます。
- アマチュアボクシング:101戦 84勝 (40KO) 17敗
- プロボクシング:15戦 12勝 (8KO) 無敗 3分
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2018年3月27日 | ☆ | 1R 1:31 | KO | アロンコーン・ガイシー | タイ | プロデビュー戦 |
2 | 2018年6月17日 | ☆ | 1R 1:14 | KO | ガムライヨック・オーワンダヴィー | タイ | |
3 | 2018年9月24日 | ☆ | 3R 1:35 | TKO | 稲元純平(熊谷コサカ) | 日本 | B級トーナメント2018バンタム級決勝 |
4 | 2018年10月14日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | ユー・ジアチ | 中国 | |
5 | 2019年4月14日 | ☆ | 1R 1:52 | TKO | ライアン・ポンテラス | フィリピン | |
6 | 2020年1月28日 | △ | 8R | 判定0-1 | 中嶋一輝(大橋) | 日本 | GOD’S LEFTバンタム級トーナメント決勝 ※優勢点により決勝敗退 |
7 | 2020年10月26日 | △ | 10R | 判定0-1 | 比嘉大吾(Ambition) | 日本 | |
8 | 2022年6月23日 | ☆ | 8R 0:47 | TKO | 澤田京介(JB SPORTS) | 日本 | 日本バンタム級タイトルマッチ |
9 | 2022年10月20日 | ☆ | 9R 2:42 | TKO | 大嶋剣心(帝拳) | 日本 | 日本防衛1 |
10 | 2023年3月20日 | ☆ | 7R 1:41 | TKO | 南出仁(セレス) | 日本 | 日本防衛2 |
11 | 2023年8月30日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | 増田陸(帝拳) | 日本 | バンタム級モンスタートーナメント準決勝 日本防衛3 |
12 | 2023年12月26日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | 穴口一輝(真正) | 日本 | バンタム級モンスタートーナメント決勝 日本防衛4 |
13 | 2024年7月7日 | ☆ | 4R 1:13 | TKO | ウィーラワット・ヌーレ | タイ | |
14 | 2024年10月13日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | 井上拓真(大橋) | 日本 | WBA世界バンタム級タイトルマッチ |
15 | 2025年2月24日 | △ | 12R | 判定0-0 | 比嘉大吾(志成) | 日本 | WBA防衛1→休養王座に認定 |
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用
primevideo LIVE BOXING 密着選手紹介
選手の戦績の他にprime videoでは独占密着取材という形式で、選手が試合に臨む前までの練習風景やインタビュー、その他の時事ネタを交えて紹介しています。
選手が育った人生や家族の誕生の瞬間、時には趣味などが紹介されています。試合の前の選手の心の中の状態が表現されていて、観戦する側としては感情移入することができます。この点は過去のTV放映と比較するとかなり多くの時間を使用しており、且つ番組自体が単独で配信されていますので、事後に気になった選手をフィーチャーすることも可能となっています。
入場曲にも注目 比嘉大吾選手編
昨年のブログで那須川天心選手の入場曲のyou tube動画埋め込みを試みたところ、対象動画がBAN扱いされていました。やはり著作権がらみなのでしょうね。今回も懲りずにご紹介いたします。
筆者主観の注目入場曲はズバリ比嘉大吾選手です。注目の試合と併せてダブル選出になります。試合内容をご覧いただければ、皆さんも肩入れしたくなるのではないでしょうか。
そんな比嘉大吾選手の採用した入場曲は、あの「ゴジラ」です。今回の試合は観るものにとって、破壊力が壮絶な内容なだけに、マッチしているなと感じました。
いつもの3人の評価
「LIVE BOXING」のブログ投稿の際にはいつもお世話になっている、「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル」の中で、今回の「LIVE BOXING11」の生解説している動画を埋め込みました。ご参照ください。
「LIVE BOXING11」については、中谷潤人vs ダビド・クエジャル戦を一本の動画配信、堤聖也vs 比嘉大吾戦と那須川天心 vs ジェーソン・モロニー戦を一本の動画で配信、合計二本立てで生配信されていました。
前回は居酒屋トークを激推ししていました。今回は何があったのかは定かではありませんが、お酒を飲みながら、弁当をがっつきながらのトーク進行をしていません。相変わらず渡嘉敷勝男さんは適当な事を合間に喋っていますし、それを竹原慎二さんがたしなめる展開は前回と変わっていません。筆者の主観ながら前回のぶっちゃけ度合いの方が、バラエティー感覚で鑑賞できる気がします。一粒で二度美味しいと前回ご紹介いたしましたので、二度美味しい想いをさせてくれるような解説を切に願います。
そして前回同様に筆者は、「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル」で埋め込んだ動画に、少し気になる点があります。大会そのものに関わる内容なのですが、那須川天心選手の扱い方について少し気になっています。
那須川天心選手が良い選手であることは間違いありません。帝拳ジムのプロモートの試合であることも間違いありません。しかしながら、今回もセミファイナル(堤聖也選手 vs 比嘉大吾選手のタイトル戦の方が前座)扱いであることは、主観ながら間違っているような気がしてなりません。なぜならば、本大会の那須川天心選手の試合は、ノンタイトルかつ10回戦だからです。
是非皆さんも、その点を考慮して観戦してみてはいかかがでしょうか。
