Stay in Fire TV Stick 第3世代VOL14

色々なカテゴリーの番組がFire TV Stickでは視聴可能となっています。すごく今更なんですけども。因みにデフォルトの設定以外にも、アプリをダウンロードすると視聴ができます。勿論有料チャンネルや、ペイパービューチャンネルはアカウント登録などの設定が必要ではありますが。今回はAmazonPrimevideoのlive配信の、しかも再配信の番組をご紹介いたします。注目のボクシング転向後も快進撃を続ける「神童」那須川天心選手が、初10回戦でWBA世界バンタム級4位のジョナサン・ロドリゲスと対戦。そして私の推し、中谷潤人選手の防衛戦が組まれています。

LIVE BOXINGではボクシング転向後ほとんどの試合をフューチャーしています。ボクシングファンにとって、キックからの参戦は(キックからボクシングも同様ではありますが)賛否両論わかれます。

私個人的には武尊選手との死闘を繰り広げ、当時の絶対王者を判定勝ちではあるものの、勝利した試合をみると、次世代のエースに相応しいとおもっていました。実際武尊選手は、その試合以降一時期的に休養を取ることになります。

そして那須川天心選手は、VS武尊選手後ボクシングに転向という岐路に向かいます。経歴を見ても打撃系の種類の成績が殆どで、キックと拳に纏わる競技に関わるのが本命の選択であろうと感じます。

ネット上ではやはり賛否両論が繰り広げられ、キック側からは惜別、ボクシング側からは揶揄といった評価が多い気がします。

勝敗戦相手試合結果大会名開催年月日
武尊3分3R終了 判定5-0THE MATCH 20222022年6月19日
風音3分3R終了 判定2-0RISE ELDORADO 20222022年4月2日
鈴木真彦3分3R終了 判定3-0RISE WORLD SERIES 2021 YOKOHAMA2021年9月23日
志朗3分3R終了 判定3-0RISE ELDORADO 20212021年2月28日
クマンドーイ・ペットジャルーンウィット英語版3分3R終了 判定3-0RIZIN.262020年12月31日
裕樹2R 2:56 TKO(跳び膝蹴り)RISE DEAD OR ALIVE OSAKA2020年11月1日
皇治3分3R終了 判定3-0RIZIN.242020年9月27日
笠原友希1R 1:30 KO(3ダウン:右フック)RISEonABEMA2020年7月12日
江幡塁1R 2:46 KO(3ダウン)RIZIN.202019年12月31日
志朗3分3R終了 判定3-0RISE WORLD SERIES 2019 Final Round
【RISE WORLD SERIES 2019 -58kg Tournament 決勝】
2019年9月16日
スアキム・PKセンチャイムエタイジム3R 1:13 TKO(ドクターストップ)RISE WORLD SERIES 2019 Semi Final Round
【RISE WORLD SERIES 2019 -58kg Tournament 準決勝】
2019年7月21日
マーティン・ブランコ2R 2:19 KO(3ダウン)RIZIN.16
ISKA世界フェザー級王座決定戦】
2019年6月2日
フリッツ・ビアグタン3R 1:24 TKO(レフェリーストップ)RIZIN.152019年4月21日
フェデリコ・ローマ英語版3R 1:35 KO(左ハイキック)RISE WORLD SERIES 2019 1st Round
【RISE WORLD SERIES 2019 -58kg Tournament 1回戦】
2019年3月10日
内藤大樹1R 1:59 TKO(3ダウン)RISE 1292018年11月17日
堀口恭司3分3R終了 判定3-0RIZIN.132018年9月30日
ロッタン・ジットムアンノン3分5R+延長1R終了 判定3-0RISE 125
【初代RISE世界フェザー級王座決定戦】
2018年6月17日
中村優作2R 1:42 TKO(3ダウン)RIZIN.102018年5月6日
スアキム・PKセンチャイムエタイジム3分5R終了 判定3-0KNOCK OUT FIRST IMPACT2018年2月12日
藤田大和1R 1:27 TKO(3ダウン:左ストレート→左膝蹴り)RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 Final ROUND
【RIZIN KICK ワンナイトトーナメント 決勝】
2017年12月31日
浜本”キャット”雄大2R 1:58 KO(跳び膝蹴り)RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 Final ROUND
【RIZIN KICK ワンナイトトーナメント 準決勝】
2017年12月31日
イグナシオ・カプロンチ英語版3R 1:15 KO(膝蹴り)RISE 1212017年11月23日
ウィサンレック・MEIBUKAI3R 2:45 TKO(ドクターストップ)KNOCK OUT vol.42017年8月20日
ライアン・シェーハン英語版1R 1:12 KO(左ボディストレート)RISE 117
ISKAオリエンタルルール世界バンタム級タイトルマッチ】
2017年5月20日
アムナット・ルエンロン4R 2:39 KO(左ボディフック)KNOCK OUT vol.12017年2月12日
ワンチャローン・PKセンチャイジム英語版1R 2:23 TKO(左バックスピンキック)KNOCK OUT vol.02016年12月5日
村越優汰3分5R終了 判定2-0RISE 113
【RISEバンタム級タイトルマッチ】
2016年9月25日
リン・ビン1R 1:10 KO(膝蹴り)KUNLUN FIGHT 49×REBELS.452016年8月7日
タリック・トッツ2R 1:49 KO(三日月蹴り)RISE 1112016年5月29日
フレッド・コルデイロ3分5R終了 判定3-0RISE 110
ISKAオリエンタルルール世界バンタム級王座決定戦】
2016年3月26日
宮元啓介2R 0:26 KO(左飛び膝蹴り)NO KICK NO LIFE 20162016年3月12日
マノリス・カリシス3R終了 判定3-0RISE 1092016年1月31日
マイク・アラモス1R 1:31 KO(膝蹴り)RISE 1082015年11月8日
内藤大樹1R 1:41 KO(左ストレート)BLADE.2
【BLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント2015 決勝】
2015年8月1日
小笠原裕典3R 0:44 KO(左フック)BLADE.2
【BLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント2015 準決勝】
2015年8月1日
鈴木真彦1R 1:46 KO(左フック)BLADE.2
【BLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント2015 1回戦】
2015年8月1日
村越優汰2R 1:31 TKO(パンチ連打)RISE 105
【RISEバンタム級タイトルマッチ】
2015年5月31日
藤本昌大1R 2:06 KO(左フック)RISE 1042015年3月21日
キム・ジンミン1R 1:40 KO(左膝蹴り)BLADE 1-BLADE FIGHTING CHAMPIONSHIP-BLADE FC JAPAN -61kg2014年12月29日
九島亮3分3R終了 判定3-0RISE 1022014年11月16日
アレクサンドロ・ヒデオ1R 2:42 KO(左膝蹴り)RISE 1012014年9月28日
有松朝1R 0:58 KO(左ハイキック)RISE 100〜BLADE 0〜2014年7月12日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用

プロ総合格闘技

勝敗対戦相手試合結果大会名開催年月日
藤田大和5分3R終了 判定3-0RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 1st ROUND -秋の陣-2017年10月15日
フランチェスコ・ギリオッティ1R 1:07 TKO(左ストレート→パウンド)RIZIN 2017 in YOKOHAMA -SAKURA-2017年4月16日
カウイカ・オリージョ2R 0:37 ニンジャチョークRIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント FINAL ROUND2016年12月31日
ニキータ・サプン1R 2:47 KO(パウンド)RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND2016年12月29日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用

ミックスルール(プロキックボクシング・プロ総合格闘技

勝敗対戦相手試合結果大会名開催年月日
才賀紀左衛門1R 1:36 KO(左ストレート)RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 1st ROUND -夏の陣-2017年7月30日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用

2016年那須川天心選手が18歳の時にRIZINと、2018年20歳の時にAbema TVと契約しています。この経緯がボクシング転向のきっかけになったのではとおもいます。誰がどんなアプローチで企画して、契約したのかは私では分かりかねますが、自身がリードしての契約ならば、相当のプロモート力であるといわざるを得ません。

”キック””総合””ボクシング”とそれぞれで結果を残し続けるという事は、本人の素質は勿論のこと、トレーナーに恵まれること、興行のプロモートが得られることなど、複数の要因が無ければ得られないこととおもいます。

またキックや総合は階級がボクシングとは違い、少ない場合が多く存在しています。つまり、ボクシングは前提が減量有りきであり、キックや総合は一番動ける階級を選ぶと感じています。

那須川天心選手の公式発表の体重が55kgであるので、普段は多分もう少し重いはずです。そして、体の成長に伴ってキックでも階級を上げてきてチャンピオンになっています。RIZINとの契約前後は、55kgに該当する階級の試合を主戦場に選んでいます。

ボクシングに転向後はバンタム級での挑戦となり、53.524kg以下のクラスで戦っています。私は素人でありますが、世界チャンピオン経験者の解説を聞くと、僅か1.476㎏を落とす減量が相当な苦労になると聞きます。

ボクシング側の専門家の解説を聞くと、階級の選択と調整方法が途中参戦では厳しいのではないかと指摘される旨の発言を聞きます。事実ボクシングの対戦については、同階級の試合ではなく、契約体重試合(スーパーバンタム級相当)が組まれています。

この点が中谷潤人選手など、ボクシングを初めから行ってきた選手との違いであり、私個人としては、体重を下げることに苦労しないか少し懸念しています。そして、今回も120パウンドの契約体重の試合となっています。

2024 那須川天心ボクシング第4戦、中谷潤人・加納陸 世界戦
2024 那須川天心ボクシング第4戦、中谷潤人・加納陸 世界戦

私の世代では青春時代に既にビックに成りきった感のある、矢沢永吉さんの『止まらないHa〜Ha』を使用しています。私個人は特段ファンではありませんが、結構な曲を青春時代に聞いています。本曲は私が丁度20歳に突入する頃の楽曲で、少し青春の匂いのする気がします。親子関係の影響で選んだと云われており、素晴らしい関係性だなと感心していまいます。

矢沢永吉『止まらないHa〜Ha』

LIVE BOXINGのブログ投稿の際にはいつもお世話になっている、”渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル”の三人の那須川天心選手への評価をリンクします。

トータルでは、那須川天心選手のスピードと当て勘が優れていると評価されています。奇しくも、LIVE BOXINGで解説している山中慎介さんも、”スピード””パンチ力””当て勘”が優れていると評価しています。更に山中慎介さんは、未だボクシング転向前の、那須川天心選手が18歳の頃の評価でり、当時からボクシングでも通用するといっていました。

そのような評価の背景には、元チャンピオンの評価と一般のボクシングファンの評価に少し乖離があるのだろうと推測しています。個人的には既に記載しておりますが、体重のコントロールが永続的にテーマになりそうな気がしています。

渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル
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Stay in Fire TV Stick 第3世代VOL12

色々なカテゴリーの番組がFire TV Stickでは視聴可能となっています。すごく今更なんですけども。因みにデフォルトの設定以外にも、アプリをダウンロードすると視聴ができます。勿論有料チャンネルや、ペイパービューチャンネルはアカウント登録などの設定が必要ではありますが。今回はAmazonPrimevideoのlive配信の、しかも再配信の番組をご紹介いたします。付け加えて、なんと井上尚弥選手の東京ドームの試合となれば、観るしかないとおもいませんか。

LIVE BOXING 7のブログでも記載いたしましたが、とうとう井上尚弥選手本人がLIVE BOXINGに登場いたします。話題性といえば、那須川天心選手の試合がプロモートされることが多いLIVE BOXINGですが、日本人の中で井上尚弥選手ほどビッグネームは見当たらないとおもいます。

尚、井上尚弥選の試合は2022年にノニト・ドネア選手と”WBA””IBF””WBC”の3団体王座統一戦を行っており、その試合もLIVE BOXINGにて視聴できます。そして大人の事情からか、それ以降のバンタム4団体統一戦や、階級を上げた後の4団体統一王者への挑戦試合(スティーブン・フルトンとマーロン・タパレス)は他所の配信となっております。

もともとビックネームであったのが、ノニト・ドネア選手で拍を更につけ、普通ならば上昇曲線のピークでもおかしくない実績を、数戦の消化でバンタム級とスーパーバンタム級の4団体統一を成し遂げるところが、”怪物”と呼ばれる所以なのだろうとおもいます。ノニト・ドネア選手とのLIVE BOXINGをリンクしておきますので、是非とも視聴ください。

日付勝敗時間内容対戦相手国籍備考
12012年10月2日4R 2:04KOクリソン・オマヤオフィリピンプロデビュー戦
22013年1月5日1R 1:50KOガオプラチャン・チュワタナタイ 
32013年4月16日10R 1:09TKO佐野友樹(松田)日本 
42013年8月25日10R判定3-0田口良一(ワタナベ)日本日本ライトフライ級タイトルマッチ
52013年12月6日5R 2:51TKOヘルソン・マンシオフィリピンOPBF東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦
62014年4月6日6R 2:54TKOアドリアン・エルナンデスメキシコWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
72014年9月5日11R 1:08TKOサマートレック・ゴーキャットジムタイWBC防衛1
82014年12月30日2R 3:01KOオマール・ナルバエスアルゼンチンWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
92015年12月29日2R 1:20TKOワーリト・パレナスフィリピンWBO防衛1
102016年5月8日12R判定3-0デビッド・カルモナメキシコWBO防衛2
112016年9月4日10R 3:03KOペッバーンボーン・ゴーキャットジムタイWBO防衛3
122016年12月30日6R 1:01TKO河野公平(ワタナベ)日本WBO防衛4
132017年5月21日3R 1:08KOリカルド・ロドリゲスアメリカ合衆国WBO防衛5
142017年9月9日6R 終了TKOアントニオ・ニエベスアメリカ合衆国WBO防衛6
152017年12月30日3R 1:40TKOヨアン・ボワイヨフランスWBO防衛7
162018年5月25日1R 1:52TKOジェイミー・マクドネルイギリスWBA世界バンタム級タイトルマッチ
172018年10月7日1R 1:10KOファン・カルロス・パヤノドミニカ共和国WBA防衛1 / WBSS1回戦
182019年5月18日2R 1:19TKOエマヌエル・ロドリゲスプエルトリコIBF世界バンタム級タイトルマッチ
WBA防衛2 / WBSS準決勝
IBF・リングマガジン王座獲得
192019年11月7日12R判定3-0ノニト・ドネアフィリピンWBA・IBF世界バンタム級王座統一戦
WBA防衛3・IBF防衛1 / WBSS決勝
202020年10月31日7R 2:59KOジェイソン・モロニーオーストラリアWBA防衛4・IBF防衛2
212021年6月19日3R 2:45TKOマイケル・ダスマリナスフィリピンWBA防衛5・IBF防衛3
222021年12月14日8R 2:34TKOアラン・ディパエンタイWBA防衛6・IBF防衛4
232022年6月7日2R 1:24TKOノニト・ドネアフィリピンWBA・WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦
WBA防衛7・WBC獲得・IBF防衛5
242022年12月13日11R 1:09KOポール・バトラーイギリスWBA・WBC・IBF・WBO世界バンタム級王座統一戦
WBA防衛8・WBC防衛1・IBF防衛6・WBO獲得
252023年7月25日8R 1:14TKOスティーブン・フルトンアメリカ合衆国WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
262023年12月26日10R 1:02KOマーロン・タパレスフィリピンWBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦
WBC防衛1・WBO防衛1
WBA・IBF・リングマガジン王座獲得
272024年5月6日6R 1:22TKOルイス・ネリメキシコWBA防衛1・WBC防衛2・IBF防衛1・WBO防衛2・WBCダイヤモンド王座獲得
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用

井上尚弥選手のすごさは改めて素人が語る必要がないほど、世間にも知れ渡った存在になっており、格闘技に興味がない人でも”井上尚弥選手”と聞かれれたら誰なのか分かることが、全てを物語っている凄さといえます。

それでも素人なりに凄さを少しだけ紹介すると、先ずはプロ6戦目で世界チャンピオンになったことことが挙げられます。世界チャンピオンの器ではデビュー数戦で世界チャンピオンになることはよくあることでですが、1戦防衛した後なんと2階級上げたウエートで更に世界チャンピオンに挑戦する試合が組まれ、奪取した経緯をもっています。普通の状態であれば、階級をあげた場合いきなり世界戦を組むということは稀な部類にはいります。それが、2階級上げた初戦が世界戦という訳です。プロモート力がきっとある前提の交渉事なんだとおもいますが、実力を認定されなければ交渉すらしてもらえないのではないでしょうか。

この段階ですでに凄みを感じるのですが、冒頭でご紹介した通りバンタム級とスーパーバンタム級を既に帝冠しており、更に上の階級も視野に入れている様子です。まさしく”モンスター”の凄みといえます。

更に箔をつけるイベントとなったのが”トーナメントWBSS”といえます。トーナメントでありながら、タイトル戦も兼ねているといった過酷な状況をクリアして所謂優勝をしています。このトーナメントにはWBCのチャンピオンがベルトを賭けて登場していないので、不公平といえば不公平なのですが、後に4団体の統一王者を帝冠しています。

幸か不幸かWBSSは一回イベントが行われた後に、終了してしまった様子です。コロナ渦で行われたイベントに加えて、全団体のチャンピオンが参加していないなど、プロモート面が大変だったのだろうと予測します。それによってバンタム級では、井上尚弥選手が最初で最後の優勝者という拍が加わったことになります。

井上尚弥VSルイス・ネリ
井上尚弥VSルイス・ネリ

”悪童”と呼ばれるルイス・ネリ選手(Luis Esteban Nery Hernández)ですが、そのように呼ばれる原因となった試合が幾つか存在しており、そのうちの2試合が当時WBCバンタム級日本人のチャンピオンであった山中慎介選手との世界戦に発生しています。

1試合目が2017年8月15日の試合の際に発生しています。内容は、中山選手からチャンピオンを奪取した後のドーピング検査の結果です。ネリ選手の尿検体からクレンブテロールに非常に酷似した禁止薬物のジルパテロールに対する陽性反応が出たと報告されました。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)それにより世界王座が剥奪されたのですが、結構なグレー裁定が行われていたといわざるを得ません。結果的には、故意に薬物を摂取したのではなく、汚染された植物を食べてしまった可能性がある、という線引きです。

そして2試合目が2018年3月1日の試合になります。この試合はドーピング疑惑を清算するため、WBCからの指定試合での再戦が組まれていました。この試合で体重超過をネリ選手が起こしてしまい、救済処置(この点もグレー裁定だとおもわれます)の過程を経て試合が行われいます。結果的にはネリ選手が試合に勝ったものの、王座は空位という状態となりました。

山中慎介選手はネリ選手との試合まで、実にチャンピオンを12回の長きにわたり防衛をしていましたが、ネリ選手との2試合を経て引退しています。JBC(日本ボクシングコミッション)はネリ選手に対して、日本での事実上の永久追放処分である無期限の活動停止処分を科すことを決定しています。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)

あくまでも私の主観の発想ではありますが、この試合が日本国内で成立する前提は、各種の大人の事情が複雑に絡んでいるからだとおもいます。先ずWBCがメキシコに本部があることと、ネリ選手がメキシコの出身であることはほぼ密接に繋がっているとおもわれます。次にスティーブン・フルトン選手への挑戦権をかけた試合に、ネリ選手が勝利していることが関係してきます。そして井上尚弥選手が、スティーブン・フルトン選手からタイトルを奪取しました。

素人としてはフルトン選手が負けた時点で、挑戦権は消失してもおかしくないとおもいます。そもそも、スティーブン・フルトン選手が次戦戦う相手は、挑戦権を得た選手と行うのではないかとおもいます。この時点で既に大人の事情発令なのですが、WBCが勝者である井上尚弥選手に対して、スティーブン・フルトン選手と戦うはずだったネリ選手を、指定試合として決定させました。

最後にJBCが、ネリ選手無期限の活動停止処分を解除することになります。素人の率直な感想として、4団体統一戦を行わずにWBCのタイトルだけをかけて、海外で試合をすればいいのではないかとおもっています。東京ドームで興行を行うにあたり、4団体統一戦や日本人の宿敵キャラがいた方が、盛り上がることは間違えないのですが、絡み合った複雑なおとなの事情があることも間違えないのではないでしょうか。

渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネルより
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Stay in Fire TV Stick 第3世代VOL10

色々なカテゴリーの番組がFire TV Stickでは視聴可能となっています。すごく今更なんですけども。因みにデフォルトの設定以外にも、アプリをダウンロードすると視聴ができます。勿論有料チャンネルや、ペイパービューチャンネルはアカウント登録などの設定が必要ではありますが。今回はAmazonPrimevideoのlive配信の、しかも再配信の番組をご紹介いたします。

井上尚弥選手が階級を上げることに伴い、返上した世界4大タイトルのチャンピオンシップを巡って、日本人選手が挑戦する内容のLive配信です。過去には、kickboxing(K-1など)から転身した那須川天心選手の試合や、古くは(とうよりプロ最終試合)村田諒太選手の試合が配信及び、見逃し配信がおこなわれています。

今回のブログは、見逃し配信を視聴した後のご紹介となりますが、メインの井上拓真選手の試合よりも、中谷潤人選手の試合が特に印象深く興奮して観ていました。賛否両論あるとはおもいますが、個人的意見として中谷潤人選手をfeatureしていきます。

日付勝敗時間内容対戦相手国籍備考
12015年4月26日1R 1:33TKO糸賀純一(広島三栄)日本プロデビュー戦
22015年7月17日4R 1:06TKO小久保聡(三迫日本 
32015年11月22日4R判定 3-0マグナム西田(厚木ワタナベ)日本 
42016年1月28日3R 2:17TKO富岡哲也(REBOOT)日本C級トーナメント決勝戦
52016年4月28日1R 1:43TKOユッタナー・シーサケットパッタナータイ 
62016年7月27日2R 0:15TKO村松崇(協栄山神)日本2016年東日本フライ級新人王予選
72016年10月4日2R 終了TKO田中公士 (三迫)日本2016年東日本フライ級新人王予選
82016年11月13日1R 1:40TKO山田大輔(REBOOT)日本2016年東日本フライ級新人王決勝戦
92016年12月23日4R判定 3-0矢吹正道(薬師寺)日本全日本フライ級新人王決勝戦
102017年2月19日2R 0:43TKOミンクワン・アールアールナコンパトムタイ 
112017年4月16日4R 0:53TKOジョエル・タドゥランフィリピン 
122017年5月16日6R判定 2-0工藤優雅(マナベ日本初代日本フライ級ユース王座決定トーナメント準決勝
132017年8月23日6R 2:01TKOユーリ阿久井政悟(倉敷守安)日本初代日本フライ級ユース王座決定トーナメント決勝戦
142018年1月20日1R 1:56KOジェロニル・ボレスフィリピン 
152018年4月15日8R 0:43負傷判定 3-0マリオ・アンドラーデメキシコ 
162018年7月7日3R 0:36KOデクスター・アリメンタフィリピン 
172018年10月6日8R判定 3-0小坂駿(真正日本2018年度日本フライ級最強挑戦者決定戦
182019年2月2日9R 0:23TKO望月直樹(横浜光)日本日本フライ級王座決定戦
192019年6月1日1R 1:23KOフィリッピ・ルイス・クエルドフィリピン 
202019年10月5日6R 2:02TKOミラン・メリンドフィリピン 
212020年11月6日8R 2:10KOジーメル・マグラモフィリピンWBO世界フライ級王座決定戦
222021年9月10日4R 0:32TKOアンヘル・アコスタプエルトリコWBO防衛1
232022年4月9日8R 2:20TKO山内涼太(角海老宝石)日本WBO防衛2
242022年11月1日10R判定 3-0フランシスコ・ロドリゲス・ジュニアメキシコスーパーフライ級10回戦
252023年5月20日12R 2:42KOアンドリュー・モロニーオーストラリアWBO世界スーパーフライ級王座決定戦
262023年9月18日12R判定 3-0アルヒ・コルテスメキシコWBO防衛1
272024年2月24日6R 1:12TKOアレハンドロ・サンティアゴメキシコWBC世界バンタム級タイトルマッチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用

本戦にかける意気込みのほか、日常の練習スタイルなどのレクチャー(所謂番宣)がスペシャルコンテンツとして視聴できます。”モンスター”井上尚弥の弟、井上拓真選手を中心とした構成になっているのは、注目度的に致し方ないのかもしれません。

ここでの注目は、練習スタイルと感じます。15歳で単身渡米するのも異彩といえますが、トレナーのもと、実践形式のラウンドを10回1セットくらいのペースでこなし、より試合を想定した練習をしてきた事に注目していまいます。アメリカでは、野球でもそういった練習を行う(幼少期くらいから)と聞いたことがあります。実践を想定した練習の良し悪しは感想でしか言えませんが、練習番長になるよりは私個人的には実践を想定した練習に比重を置くのはとても良いことだとおもいます。

LIVE BOXING 7
LIVE BOXING 7

私の主観ではありますが、中谷潤人選手がもっとも注目されるのは、ご自身の身長であるとおもいます。公表では173㎝と同クラスではとてつもなく長身であることに加え、リーチは更に長い176㎝となっています。スタイルの違いにより、リーチの長短は武器になったりもするし、弱点にもなったりするようです。

下の階級で世界戦が実現しなかった井岡一翔選手で165㎝、同階級を卒業した井上尚弥選手も165㎝となっており、いかに特出した身長の選手であるかが伺えます。因みに村田諒太選手は183㎝でWBAミドル級のチャンピオンを帝冠していました。

身長に関しては自身ではコントロールできるはずもなく、持って生まれた才能の一つといえます。171㎝クラスの身長の持ち主がチャンピオンになっているのは、現状ではライト級あたりに帝冠しているチャンピオンが多くいます。今の中谷潤人選手の階級より4階級上のクラスです。既に3階級制覇しているので、どのくらい上を目指すのか、また井上尚弥選手とのマッチアップはあるのかなど注目に事欠かさない選手といえます。

賛否両論あるとはおもいますが、中谷潤人選手は井岡一翔選手とWBOスーパーフライ級の指名試合をするよう、WBO側からいわれています。当時のチャンピオン(現在も)が井岡一翔選手であり、中谷潤人選手は挑戦者側として受けることになります。

そもそも中谷潤人選手はフライ級のチャンピオンを返上して階級を上げているので、ランク決定戦をすることなくチャンピオンと対戦することが出来るのは、余計な試合をしなくて済む利点があります。

結果的には対戦することなく、井岡一翔選手が返上したベルトを帝冠することになります。経過は、アンドリュー・モロニーと本拠地ではあるもののAwayのアメリカにおいて、王座決定戦という形でチャンピオンになっています。

ネットを見ると、賛否両論が様々な形で議論されており、形勢はやや井岡一翔選手が不利な論調となっているようです。因みに、中谷潤人選手自身が該当のクラスの試合に対する思いを告げているので、それをリンクして私の意見は省きます。

渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネルより
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